スイカの育て方

スイカの写真
スイカは5月に苗を植え付けて栽培します。収穫時期は7月~8月です。受粉後35~45日が収穫の目安です。栽培には広いスペースが必要ですが、小玉スイカならプランターでも栽培できます。

栽培カレンダー

スイカの栽培カレンダー
植え付け(関東) 収穫

基本情報

名称 スイカ
科名 ウリ科
栽培適地 日当たりの良い場所で育てる。強光を好む。高温・乾燥には強いが、多湿には弱い。適正な土壌pHは5.0~6.5。
発芽適温 25~30℃。発芽には最低15℃以上が必要。
生育適温 25℃前後
植付時期 5月
収穫時期 品種により異なるが、小玉種では受粉後35日前後、大玉種では45日前後。近くの巻きひげが枯れた頃。
連作障害 あり(4~5年)
収穫量の目安 大玉種は1株あたり2個、小玉種は3個。

植付場所

畝の形・大きさ 2mx2mの栽培スペースの中央に土を盛り上げて、直径50cm、高さ20cmの円形の山・鞍つき畝(くらつきうね)をつくり、そこに苗を植え付ける。

石灰散布量・施肥量

苦土石灰散布量 100g/m2
元肥の施し方 植え付け時に鞍つき畝の真下に施す。
元肥 化成肥料30g、ようりん10g、完熟牛ふん堆肥2kg
追肥 化成肥料30g/m2

おすすめの品種

愛娘 果重2.5~3kgの小玉。空洞が少ない。糖度13度。
サマーオレンジベビー 果重3kgの小玉。果肉はオレンジ色。種が少ない。糖度12~13.5度。
タヒチ 果重7~8kgの大玉。黒皮。病気に強く作りやすい。糖度12度。
3Xブラックムーン 果重8~10kgの大玉。黒皮。果肉は黄色。種なし。糖度12度。

生態・特徴

南アフリカ原産。スイカには小玉種(小玉スイカ)と大玉種(大玉スイカ)がある。家庭菜園で育てやすいのは小玉種。小玉種ならコンテナ栽培もできる。果肉は赤色の品種が多いが、黄色やオレンジ色、白色の品種もある。

スイカは窒素肥料が多いと、蔓や葉ばかり成長して、着果しにくくなる、つるボケになりやすいので、肥料の与えすぎには注意する。

スイカの育て方

土作り

畑に2mx2mの栽培スペースを確保し、植え付けの2週間前までに、その栽培スペースを耕し、苦土石灰を適量散布して、土とよく混ぜておく(土壌酸度の調整)。元肥は植え付け時に施す。

種まき・植え付け

スイカの栽培では、5月頃に市販の苗を植え付けるのが一般的。種から育てる場合は、育苗箱に種子間隔2cm、条間9cmで種をまき(覆土は8~10mm程度)、子葉が展開したら、ポットに移植して、本葉4枚になったら定植をする。直接ポットに種をまく場合は、2粒の種をポットにまき、本葉が出たら1本に間引いて、本葉4枚で定植をする。育苗日数は35日程度。気温の低い時期は保温して育てる。

苗の植え付け当日になったら、栽培スペースの中央に直径50cm、深さ30cmの穴を掘る。穴に元肥を入れて、穴を埋め戻したら、その真上に、上部を平らにした直径50cm、高さ20cmの円形の山(鞍つき畝)をつくる。苗はその山の中央に植え付ける。鞍つき畝に植えることで、水はけが良くなり、自根苗の場合は、根が深くまで伸びるようになる。

蔓が伸びてきたら、ワラやすだれなどを敷いて、降雨時の泥はねなどから蔓や果実を保護する。果実の下に敷く専用の台座(マット)も販売されている。

広い場所が確保できない場合

十分な栽培スペースが確保できない場合は、小玉種を植えて、支柱を立ててネットを張り、空中に蔓を誘引して栽培する方法もある(立体栽培)。1mx1mの栽培スペースで1株が栽培できる。

摘芯・仕立て方

雌花は子蔓によくつくので、植え付け後、親蔓の先端を5~6節で摘芯して、子蔓4本を伸ばす、4本仕立てにする(ほかの子蔓は摘み取る)。

大玉種の場合、4本の子蔓のうち2本に、それぞれ1果を着果させ、ほかは摘果する(4本仕立て2果どり)。残りの2本の子蔓は着果させない遊び蔓にする(着果したら摘果する)。

小玉種の場合は、4本の子蔓のうち、3本にそれぞれ1果を着果させ、残りの1本は着果させない遊び蔓にする(4本仕立て3果どり)。

受粉・摘果

スイカは雌雄異花なので、子蔓に雌花が開花したら、確実に着果させるために、雌花(花のつけ根が膨らんでいる)の柱頭に雄花の花粉をつける人工授粉を行う。人工授粉は朝の9時頃までに行う。スイカは子蔓の7~8節前後に最初の雌花(1番花)が咲き、その後は5~6節ごとに雌花が咲く。人工授粉したら、授粉日を書いた札を立てておく。

受粉させる雌花は2番花または3番花がよい(理想は3番花)。7~8節前後につく1番花(1番果)は、厚皮、変形果などになりやすいので摘み取る(摘果する)。また、着果節位までの孫蔓(子蔓から出るわき芽)も摘み取る。

追肥

最初の果実が握りこぶしくらいの大きさになったら、追肥を施す。

収穫

収穫時期は品種により異なるが、小玉種では受粉後35日前後、大玉種では45日前後が目安。近くの巻きひげが枯れた頃。

コンテナ栽培

コンテナで育てる場合は小玉種が適している。容量20L以上入るプランターや鉢で1株を栽培する。親蔓を摘芯して子蔓2本を伸ばす2本仕立てにして、1株あたり1~2果を収穫する。

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