サヤエンドウ、スナップエンドウの育て方

サヤエンドウの写真
サヤエンドウ、スナップエンドウは10月~11月に種をまいて、4月~6月に収穫します。サヤエンドウは種子が肥大する前、スナップエンドウは種子が十分肥大した頃に収穫します。つるあり種とつるなし種(矮性種)があります。

栽培カレンダー

サヤエンドウ・スナップエンドウの栽培カレンダー
種まき(関東) 収穫

基本情報

名称 サヤエンドウ / スナップエンドウ
科名 マメ科
栽培適地 日当たりの良い場所で育てる。冷涼な気候を好む。適正な土壌pHは6.5~7.0。
発芽適温 18~20℃。2℃以上で発芽可能。
生育適温 15~20℃。25℃以上は生育が悪くなる。
種まき時期 10月下旬から11月上旬
収穫時期 サヤエンドウは開花後15日前後、種子が肥大する前。スナップエンドウは開花後25日前後、種子が十分肥大した頃。
連作障害 あり(4~5年)
収穫量の目安 1株あたり20莢

植付場所

畝の大きさ 幅60cm(1条)、高さ10cm
株間 30cm

石灰散布量・施肥量

苦土石灰散布量 150g/m2
元肥の施し方 全面施肥
元肥 化成肥料(8-8-8)50g/m2、完熟牛ふん堆肥2kg/m2
追肥 化成肥料30g/m2(1回あたり)

おすすめの品種

スジナイン サヤエンドウ。つるあり。スジとりなしで調理できる。
グルメ スナップエンドウ。つるあり。甘みが強い。肉厚で大莢。
ホルンスナック スナップエンドウ。つるなし。甘みが強い。生育旺盛でつくりやすい。
あま実ちゃん グリーンピース。つるあり。甘みが強い。豆ご飯やサラダなどに。

生態・特徴

エンドウの若サヤを食用にするのがサヤエンドウ。未熟種子とサヤを食用にするのがスナップエンドウ。エンドウにはそれぞれに適した専用の品種があり、さらに、つるあり種とつるなし種(矮性種)がある。収穫期間はつるあり種のほうが長い。

マメ科の植物は根に共生する根粒菌が窒素分を供給するので、窒素肥料は控えめにする。窒素肥料を多く与えると、枝葉ばかりが成長して、実がつきにくくなる。

スナップエンドウの写真

サヤエンドウ、スナップエンドウの育て方

土作り・畝立て

畑は使用する2週間前までに耕し、苦土石灰を適量散布して、土とよく混ぜておく(土壌酸度の調整)。1週間前になったら、元肥を投入して、土とよく混ぜ、畝を立てる(全面施肥)。畝を立てたら、マルチ(黒マルチ)を張る。

種まき・植え付け

エンドウは通常、種を秋にまいて(秋まき)、幼苗で越冬させ、4~6月頃に収穫をする。幼苗の頃(本葉2~3枚)が最も寒さに強いので、越冬するときに苗が大きくなりすぎないように種まき時期に注意する。成長するほど寒さに弱くなる。

種まきは10月下旬から11月上旬頃に行う。種は1箇所に3粒点まきして(覆土は1~2cm)、発芽後、本葉が出たら1箇所2本になるよう間引く(2本立ち)。ポット育苗の場合は、本葉が2~3枚になったら2本立ちのまま定植をする。育苗日数は20日程度。

支柱立て

翌年の3月頃、草丈20~30cm程度に成長したら、つるあり種は2m程度、つるなし種は1m程度の支柱を立てる(ネットを張る)。

追肥

追肥は支柱を立てたときと開花時に施す。

収穫

サヤエンドウは開花後15日前後、種子が肥大する前に収穫をする。スナップエンドウは開花後25日前後、種子が十分肥大した頃に収穫をする。

グリーンピースを収穫する場合

未熟種子だけを食用にするのがグリーンピース(実エンドウともいう)。グリーンピースを収穫する場合は、開花後30~40日程度、種子が十分肥大して、サヤにしわが出始めた頃に収穫をする。

コンテナ栽培

直径と深さが30cm以上ある鉢を使用する。1箇所に種をまいて、2本立ちで栽培する。

ツタンカーメンの墓から発見されたエンドウ豆 ツタンカーメンのエンドウ豆