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レタスの育て方・栽培方法です。関東地方を基準にした栽培の手順を紹介します。 |
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栽培難易度 | (ふつう) |
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種まき時期 | 3月、8月中旬~9月上旬 |
収穫時期 | 5月~6月、11月~12月 |
レタスはこんな野菜
キク科の野菜。生育適温は15~20℃。5℃以下になると生育が停止する。冷涼な気候を好み、暑さや多湿に弱い。発芽適温は15~20℃。25℃以上になると種子が休眠して、発芽しにくくなる。適正土壌pHは6.0~6.5。毎年同じ場所で栽培すると連作障害が発生するので、1~2年あける。
レタスには、結球するものや不結球のものなどがある。レタスはサラダの利用が一般的だが、加熱調理してもおいしい。茎を食用にする茎レタスもあり、茎を切って乾燥させたものはヤマクラゲと呼ばれる。
レタスは気温が高くなって日が長くなると、とう立ちしやすくなるので、栽培するときは適期に種をまくようにする。また、夜間照明(外灯など)のあたる場所で栽培したときも同様に、とう立ちしやすくなるので、夜間照明のあたる場所では栽培しないようにする。
品種には、耐病性と耐寒性に優れる玉レタス『ファルコン』、赤い葉のリーフレタス『レッドファイヤー』、茎レタスの『ケルン』などがある。
レタスの育て方(1) 土作り
畑は使用する2週間前までに耕し、苦土石灰を100g/m²散布して、土とよく混ぜておく(土壌酸度の調整)。
1週間前になったら、元肥として、牛糞堆肥3L/m²、化成肥料(8-8-8)100g/m²を均一に施して、土とよく混ぜ、高さ10cmの畝を立てる(全面施肥)。畝立て後、黒マルチを張る。
レタスの育て方(2) 種まき
レタスの種まき時期は、3月と8月中旬から9月上旬。
セルトレイ(128穴)に種を1粒ずつまく。好光性種子なので、覆土はごく薄くする。本葉3~4枚になったら、株間・条間30cmで定植をする。発芽には3日程度かかる。育苗日数は20~30日。
レタスの種は25℃以上になると休眠するので、夏に種をまく場合は、種を一晩水につけた後、濡れたペーパータオルに包んで、ビニール袋に入れて冷蔵庫に入れておくとよい(休眠打破)。1~2日たって芽が出たら、種をまく。
レタスの育て方(3) 追肥
追肥(化成肥料30g/m²)は結球し始めた頃に施す。
レタスの育て方(4) 収穫
レタスの収穫時期は5~6月と11~12月。
球をかるく手で押してみて、弾力があり、締まっていれば、株元から切り取って収穫する。
レタスのプランター栽培
プランターで栽培する場合は、幅65cmの標準プランターを使用して、3株(株間20~25cm)を栽培する。
リーフレタスの育て方
リーフレタスは不結球のレタス。リーフレタスは結球させる必要がなく、栽培期間が玉レタスより短いため、初心者でも育てやすいのが特徴。
リーフレタスも玉レタスと同じ方法で栽培できるが、リーフレタスでは追肥は必要ない。収穫は葉の長さが20~25cmになった頃に行う。株元から切り取って収穫するか、または、外葉から必要な分だけ、かき取って収穫する。