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オカヒジキの育て方・栽培方法です。関東地方を基準にした栽培の手順を紹介します。 |
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栽培難易度 | (ふつう) |
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種まき時期 | 4月中旬~5月下旬 |
収穫時期 | 5月~8月 |
オカヒジキはこんな野菜
ヒユ科の野菜。生育適温は15~25℃。暑さには強い。発芽適温は20~25℃。10℃以上あれば発芽可能。30℃以上は発芽率が低下する。適正土壌pHは6.5~8.2。毎年同じ場所で栽培すると連作障害が発生するので、1~2年あける。
オカヒジキは全国の海岸の砂地などに自生し、地上を這うように成長する。葉は多肉質で、噛むとシャキシャキとした歯ごたえがする。見た目がヒジキに似ていることからオカヒジキと呼ばれている。
オカヒジキの育て方(1) 土作り
畑は使用する2週間前までに耕し、苦土石灰を150g/m²散布して、土とよく混ぜておく(土壌酸度の調整)。
1週間前になったら、元肥として、牛糞堆肥3L/m²、化成肥料(8-8-8)100g/m²を均一に施して、土とよく混ぜ、高さ10cmの畝を立てる(全面施肥)。
オカヒジキの育て方(2) 種まき
オカヒジキの種まき時期は4月中旬から5月下旬。
種は条間20~30cmですじまきにする。発芽後、順次間引いて、本葉3~4枚になったら株間10cmにする。発芽には10~15日程度かかる。
オカヒジキの種には休眠があるので、発芽率を高めたい場合は、種を一晩、水につけたあと、濡れたペーパータオルなどに包んで、冷蔵庫に10日程度入れてからまくとよい(休眠打破)。
オカヒジキの育て方(3) 追肥・水やり・雑草の防除
追肥(化成肥料30g/m²)は本葉3~4枚の頃に施す。
土壌水分が不足したり、肥料不足になると茎葉がかたくなるので、乾燥や肥料不足に注意する。
雑草の防除はこまめに行う。
オカヒジキの育て方(4) 収穫
オカヒジキの収穫時期は5~8月。
播種後30日程度、草丈が10cm程度になったら、枝先を摘み取って収穫する(株元には2~3葉残す)。その後、側枝(わき芽)が伸びてくるので、枝先のやわらかいところ(枝先から10cmくらい)を順次摘み取って収穫する。収穫後は追肥を施し、葉の成長を促す。
蕾が見えるようになったら収穫を終える。
オカヒジキのプランター栽培
プランターで栽培する場合は、幅65cmの標準プランターを使用して、条間10cmの2条まきにする(最終株間10cm)。