果樹の育て方

グミの育て方・栽培方法

グミの写真 グミの育て方・栽培方法です。関東地方を基準にした栽培の手順を紹介します。
栽培難易度 (易しい)
植え付け時期 12月上旬~3月下旬(落葉種)、3月(常緑種)
収穫時期 5月~7月(アキグミは10月)
グミ(落葉種)の栽培カレンダー
植え付け収穫開花剪定
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グミはこんな果樹

  • グミ科の落葉果樹(または常緑果樹)。栽培適地は、落葉種は全国、常緑種は関東地方以西。実がなるまで3~4年かかる。受粉樹は基本的に不要だが、品種によっては必要になる。花芽分化は7~8月頃(花芽は混合花芽)。

  • グミには落葉種と常緑種がある。一般に落葉種は春に開花し、常緑種は秋に開花する。

  • 品種には、落葉種の『ナツグミ』、ジベレリン処理するとよく実がつく落葉種の『ビックリグミ』、暖地向きの常緑種『ナワシログミ』などがある。

グミの育て方(1) 植え付け

  • 落葉種は12月上旬から3月下旬、常緑種は3月が苗木の植え付け時期。

  • 苗木は50~60cmの高さで切り返して植える。

  • グミは自家受粉でよく結実するため、受粉樹は不要。ただし、ビックリグミ(別名ダイオウグミ)はそのままでは実つきが悪いので、開花時期の同じ他品種を混植するか、花の満開時とその2週間後の2回、ジベレリンの100ppm水溶液を木に散布すると、実つきがよくなる。

グミの育て方(2) 収穫

  • グミの収穫時期は5~7月(アキグミは10月)。

  • 果実が赤く色づき、やわらかくなったものから順次収穫をする。完熟していないと渋みがある。

  • 果実は日持ちしないので、収穫後はすぐに食べるか、ジャムや果実酒などに加工して利用する。

グミの育て方(3) 肥料

  • 肥料は毎年、2月に速効性の化成肥料を施す。

グミの育て方(4) 剪定

  • グミの剪定時期は12月上旬から2月下旬。

  • 花芽は短果枝によくつく(7~8月頃)。

  • 剪定では徒長枝や込み合った部分の枝を間引いて、樹冠内部の日当たりをよくする。長く伸びた新梢は、先端を1/3程度切り返すと短果枝が出て、よく実をつける。

  • 仕立て方には主幹形仕立てや株仕立てなどが向く。


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