ナガイモの育て方・栽培方法

育て方・栽培方法
  1. ナガイモの種芋の植え付け時期は4~5月です。種芋には芽出ししたものを使用すると、生育にばらつきが出なくなります。種芋は株間30cmで植え付けます。

  2. 植え付け後、支柱を立てます。

  3. 1株から複数の芽が伸びたときは、芽かきをします。

  4. 追肥(化成肥料30g/m²)は6月中・下旬頃に施し、その後、8月上旬までに1~2回施します。

  5. 梅雨明け後、敷きワラをして土壌の乾燥を防ぎます。

  6. 収穫時期は10~12月です。地上部が枯れてきたら、芋を折らないように掘り取ります。波板栽培・パイプ栽培をすると収穫が楽になります。

  7. ジネンジョ(自然薯)もナガイモと同じような方法で栽培できます。

栽培カレンダー
植え付け収穫
野菜名 ナガイモ
種類 根菜類
科目 ヤマノイモ科
栽培特性 乾燥に弱い
適正土壌酸度 pH6.0~6.5
苦土石灰 100g/m²
元肥の施し方 全面施肥
元肥 牛糞堆肥3L/m²、化成肥料(8-8-8)100g/m²
畝の大きさ 幅60~100cm高さ10cm(1条)
発芽適温 17~25℃
生育適温 20~25℃
連作障害 3~4年

植え付け時期

  • ナガイモの種芋の植え付け時期は4月中旬から5月中旬。

  • 畝を立てる場所の中央(種芋を植える位置)に幅25cm、深さ80~100cmの植え溝を掘る。深く掘るのが難しい場合、高畝にすれば、その分、深く掘らなくても済む。

  • 植え溝は掘ったら、すぐに埋め戻すが、その際、芋が変形する原因となる、石などを取り除いておく。ナガイモの栽培では、芋の伸びる場所(植え溝)が深く耕してあれば、畑全面を深く耕す必要はない。

  • 植え溝を埋め戻したら元肥を施し、畝を立てる。養分を吸収する吸収根は、地表近くに分布するので、植え溝には肥料分は混ぜなくてよい。

  • 畝を立てたら、畝の中央(植え溝の真上)に種芋を植え付ける。覆土は5~6cmにする。芽が出るまでには、2~4週間ほどかかる。収穫する芋は、毎年、種芋を養分にして新しく形成される(種芋は大きくならない)。

  • ムカゴから種芋を作る場合は、春にムカゴを畑に植え付け(覆土3cm、株間6cm、条間20cm)、晩秋まで育てる。翌春になったら種芋として植え付ける。

MEMO

ナガイモは1mを超えることもある円筒状の芋で、粘りが弱いのが特徴です。夏になると蔓(葉腋)にはムカゴができます。ムカゴは食用にしたり、繁殖に利用できます。

おすすめの品種

代表的な長芋”徳利いも”、長芋より粘りがある”ねばりいも”などがあります。

芽出し

  • ナガイモの種芋を芽出し(催芽)する場合は、砂を入れた発泡スチロールの箱に切り分けた種芋を入れて、種芋が隠れるくらいに砂をかぶせる。換気穴をあけたビニールで箱を覆って、暖かい場所に置いておく。20日程度たって、芽が大豆くらいの大きさになったら植え付けに使用する。

  • 大きなナガイモを切り分けて種芋にする場合は(切り芋)、1片あたり100~150g程度に分割して、暖かく風通しの良い場所で切り口を乾燥させたのち、芽出しをする。

支柱

芽かき

  • 1個の種芋から複数の芽が伸びたときは、芋の肥大が悪くなるので、1本を残して他の芽を摘み取る。

収穫時期

  • ナガイモの収穫は地上部が枯れてきた頃に行う。株の周囲にスコップを入れて土を崩し、折らないように芋を掘り取る。保存する場合は、芋をポリ袋に入れて、3~5℃くらいの冷暗所に置く。温暖な地域では、掘り出さないで、畑で越冬させることもできる。

  • つるにできたムカゴの収穫は10月頃から行う。収穫したムカゴは、ご飯と一緒に炊いて、ムカゴ飯などにする。

波板栽培・パイプ栽培

  • かたい土層があるなどの理由で、畑を深く耕すことが出来ない場合は、波板栽培をすることもできる。

  • ナガイモの波板栽培をする場合は、長さ120~130cm程度の波板を15~20度の角度で傾けて畑に置いて、土をかぶせ、その上に種芋を植える。晩秋、埋めた波板を掘り出せば、芋を折ることなく、収穫ができる。

  • 地中に埋めた塩ビ製のパイプの中で芋を肥大させて、芋の掘り取りを容易にした栽培方法もある(パイプ栽培)。

ジネンジョ(自然薯)

  • ジネンジョ(自然薯)もナガイモと同じような方法で栽培できる。ジネンジョはナガイモと違って、芋の粘りが非常に強いのが特徴。芋は細長く伸び、長さは1mを超えることもある。

  • 大きなジネンジョを切り分けて種芋にする場合は、1片あたり50~80gに分割して、切り口を乾燥させたのち、芽出しをする。

  • ジネンジョは地温25℃以上になると吸収根の働きが鈍くなる。また、地温が27℃以上になると、芋がくねくねと蛇行するようになる。

タイトルとURLをコピーしました