スイカの育て方

栽培カレンダー

スイカの栽培カレンダー
植え付け(関東) 収穫

基本情報

名称 スイカ
画像
スイカの写真
科名 ウリ科
栽培適地 日当たりの良い場所で育てる。強光を好む。高温・乾燥には強いが、多湿には弱い。適正な土壌pHは5.0~6.5。
発芽適温 25~30℃。発芽には最低15℃以上が必要。
生育適温 25℃前後
植付時期 5月
収穫時期 品種により異なるが、小玉種では受粉後35日前後、大玉種では45日前後。近くの巻きひげが枯れた頃。
連作障害 あり(4~5年)
収穫量の目安 大玉種は1株あたり2個、小玉種は3個。

植付場所

畝の形・サイズ 一般的な台形の畝、または円形の畝(鞍築)にする。台形の畝の場合、サイズは畝幅(上面幅)60cm~100cm、高さ20cm。円形の畝の場合は、2mx2mの栽培スペースの中央に、直径50cm、高さ20cmの円形の山をつくる(苗を植え付けるため山の頂部は平らにする)。
条間
株間 100cm

石灰散布量・施肥量

苦土石灰散布量 100g/m2
元肥の施し方 全面施肥
元肥 化成肥料(8-8-8)100g/m2、ようりん50g/m2、完熟牛ふん堆肥2kg/m2
追肥 化成肥料30g/m2

おすすめの品種

愛娘 果重2.5~3kgの小玉。空洞が少ない。糖度13度。
サマーオレンジベビー 果重3kgの小玉。果肉はオレンジ色。種が少ない。糖度12~13.5度。
紅まくら 果重7~8kgの大玉。果形は枕形。空洞が少ない。糖度12~13度。
タヒチ 果重7~8kgの大玉。黒皮。病気に強く作りやすい。糖度12度。
3Xブラックムーン 果重8~10kgの大玉。黒皮。果肉は黄色。種なし。糖度12度。

生態・特徴

南アフリカ原産のウリ科の一年草。果形が楕円のものや、果肉が黄色いものなど、いろいろな品種が存在する。大きさには小玉種から大玉種まであるが、家庭菜園で育てやすいのは小玉種。

スイカは窒素肥料が多いと、蔓や葉ばかり成長して、着果しにくくなる、つるボケになりやすいので、肥料の与えすぎには注意する。

土作り・畝立て

畑は植え付けの2週間前までに耕し、苦土石灰を適量散布して、土とよく混ぜておく(土壌酸度の調整)。1週間前になったら、元肥を投入して、土とよく混ぜ、畝を立てる(全面施肥)。畝を立てたら、マルチ(黒マルチ)を張る。蔓は通路側に伸ばしていくので、通路幅は2m以上確保しておく。

蔓を伸ばす場所がないときは、アーチ支柱などを利用して、空中に蔓を誘引して着果させることもできる(空中栽培・立体栽培)。この場合は小玉スイカが最適。

鞍築に植える場合

スイカの栽培では、一般的な台形の畝に苗を植える以外に、円形の鞍築(くらつき)という畝に植える方法がある。

鞍築に植える場合は、苗の植え付け当日、土壌酸度を調整しておいた場所に、直径50cm、深さ30cmの穴を掘る。穴に元肥(化成肥料30g、ようりん10g、完熟牛ふん堆肥2kg)を投入して、穴を埋め戻す。その上に、土を盛り上げて、直径50cmの円形の山をつくる。山の頂部を平らにして、高さを20cmくらいにしたら、そこに苗を植え付ける。蔓を伸ばすためのスペースとして、鞍築の周囲(半径)は、1m以上空けておく。鞍築に植えることで、根張りが良くなる。

種まき・植え付け

5月頃に市販の苗を植え付けるのが一般的。種から育てる場合は、育苗箱に種子間隔2cm、条間9cmで種をまき(覆土は8~10mm程度)、子葉が展開したら、ポットに移植して、本葉4枚になったら定植をする。直接ポットに種をまく場合は、2粒の種をポットにまき、本葉が出たら1本に間引いて、本葉4枚で定植をする。育苗日数は35日程度。気温の低い時期は保温して育てる。

蔓が伸びてきたら、ワラやすだれなどを敷いて、降雨時の泥はねなどから蔓や果実を保護する。果実の下に敷く専用の台座(マット)も販売されている。

摘芯・仕立て方

雌花は子蔓によくつくので、植え付け後、親蔓の先端を5~6節で摘芯して、子蔓4本を伸ばす、4本仕立てにする(ほかの子蔓は摘み取る)。

大玉種の場合、4本の子蔓のうち2本に、それぞれ1果を着果させ、ほかは摘果する(4本仕立て2果どり)。残りの2本の子蔓は着果させない遊び蔓にする(着果したら摘果する)。小玉種の場合は、4本の子蔓のうち、3本にそれぞれ1果を着果させ、残りの1本は着果させない遊び蔓にする(4本仕立て3果どり)。

受粉

スイカは雌雄異花なので、子蔓に雌花が開花したら、確実に着果させるために、雌花(花のつけ根が膨らんでいる)の柱頭に雄花の花粉をつける人工授粉を行う。人工授粉は朝の9時頃までに行う。スイカは子蔓の7~8節前後に最初の雌花(1番花)が咲き、その後は5~6節ごとに雌花が咲く。人工授粉したら、授粉日を書いた札を立てておく。

受粉させる雌花は2番花または3番花がよい(理想は3番花)。7~8節前後につく1番花(1番果)は、厚皮、変形果などになりやすいので摘み取る。また、着果節位までの孫蔓(子蔓から出るわき芽)も摘み取る。

追肥

最初の果実が握りこぶしくらいの大きさになったら、蔓先付近に追肥を施す(そこまで根が伸びているため)。

収穫

収穫時期は品種により異なるが、小玉種では受粉後35日前後、大玉種では45日前後が目安。近くの巻きひげが枯れた頃。

コンテナ栽培

コンテナで育てる場合は小玉種が適している。容量20L以上入るプランターや鉢で1株を栽培する。親蔓を摘芯して子蔓2本を伸ばす2本仕立てにして、1株あたり1~2果を収穫する。


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