山菜の育て方

フキの育て方・栽培方法

フキの写真 フキの育て方・栽培方法です。関東地方を基準にした栽培の手順を紹介します。
植え付け時期 3月
収穫時期 2年目以降の2月~3月と5月~6月
フキの栽培カレンダー
植え付け収穫(2年目以降)
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フキはこんな山菜

  • キク科の多年草。生育適温は10~25℃。高温期は生育が停滞する。暑さや乾燥に弱く、土壌が乾燥しない場所であれば半日陰でも日向でも育つ。適正土壌pHは6.0前後。

  • 山菜として知られるフキノトウは、フキの花芽のことをいい、葉柄をフキという。フキは毎年、旺盛に地下茎を伸ばして子株をつくり、株を増やしていく。

  • 品種には、萌芽が早く収量も多い『愛知早生フキ』、草丈が1mを超えることもある『アキタフキ』などがある。

フキの育て方(1) 植え付け

  • フキの地下茎の植え付け時期は3月。

  • 地下茎を10~15cmの長さに切り分けて、株間25~30cm、覆土5cmで植え付ける。

  • 通常、植え付けた1年目は株の養成に努め、2年目から収穫をする。

フキの育て方(2) 肥料

  • 肥料は毎年、春の若芽が伸びる前と葉柄収穫後(5~6月)と晩夏(8~9月)に施す。

フキの育て方(3) 収穫

  • 収穫時期は2年目以降の2~3月(フキノトウ)と5~6月(フキ)。

  • フキノトウは早春、苞(ほう)が開く前に株元から切り取って収穫する。

  • フキは葉柄の長さが50~60cmになった頃に株元から刈り取って収穫する。

フキの育て方(4) 株の間引き・植え替え

  • 植え付けてから4~5年ほどたつと、株が密生し、収量が低下してくるので、株を間引くか、植え替えをする。