野菜の育て方

ミョウガの育て方・栽培方法

ミョウガの写真 ミョウガの育て方・栽培方法です。関東地方を基準にした栽培の手順を紹介します。
栽培難易度 (ふつう)
植え付け時期 3月中旬~4月中旬
収穫時期 7月~10月
ミョウガの栽培カレンダー
植え付け収穫(1年目は9月~10月頃)
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ミョウガはこんな野菜

  • ショウガ科の野菜。生育適温は21~23℃。30℃以上や14~15℃以下では生育が阻害される。乾燥に弱く、半日陰を好む。発芽適温は15℃前後。適正土壌pHは5.5~6.8。連作ができる。

  • ミョウガは開花前の蕾(花ミョウガ)や遮光して軟化栽培した若茎(ミョウガタケ)を食用にする。品種には早生種、中生種、晩生種があり、夏(7~8月頃)に花蕾が出る早生種を夏ミョウガ、秋(9~10月頃)に花蕾が出る中生種・晩生種を秋ミョウガという。冬になると、茎葉は枯れるが、春になると、根株から再び芽が出てくる。

ミョウガの育て方(1) 植え付け

  • ミョウガの根株(地下茎)の植え付け時期は3月中旬から4月中旬。半日陰で湿り気のある場所が植え付けに適している(庭の片隅など)。

  • 植え付ける根株は長さ15~20cmで切り分け、2~3芽ついたものを使用する。

  • 根株は株間20~30cm、覆土5~6cmで植え付ける。植え付けてから、芽が出るまでには1ヶ月ほどかかる。

  • ミョウガは根株を植え付けた翌年(2年目)から、本格的に収穫できるようになる。植え付けた年に収穫できる場合もあるが(9~10月頃)、量は少ない。

ミョウガの育て方(2) 敷きわら

  • 萌芽したら、土壌の乾燥を防止するため、株元に敷きわらをする。敷きわらは花蕾の緑化防止(日に当たると緑化する)にも効果がある。

ミョウガの育て方(3) 肥料

  • 肥料は毎年、草丈が20~30cmになった頃とその1ヶ月後の2回施す。

ミョウガの育て方(4) 収穫

  • 花ミョウガの収穫時期は7~10月頃(植え付けた年は9~10月頃)。早生種は7~8月頃、中生種・晩生種は9~10月頃が収穫時期。株元から出た開花前の蕾を切り取って収穫する。開花すると食味が落ちるので、こまめに株元を確認する。

  • ミョウガタケの収穫時期は5~6月頃。萌芽前に、高さが50cm以上ある箱を株にかぶせて遮光し、萌芽したら、草丈5~6cmと草丈15cmの頃の2回、それぞれ、5時間ほど、箱の下を少し開けて光を当てる。光を当てることで茎(偽茎)に紅色がつく。草丈が30~50cmになったら、箱を取り除いて、株元から切り取って収穫する。通常、ミョウガタケ栽培には秋ミョウガ(中生種・晩生種)を用いる。

ミョウガの育て方(5) 間引き

  • ミョウガは毎年、旺盛に地下茎を伸ばし、株を増やしていくので、年数がたつと地下茎が混み合って、生育が悪くなってくる。そのため、植え付けから3~4年ほどたったら、12~3月頃に地下茎を掘り出して、間引きを行う(地下茎が伸びるスペースをつくる)。

ミョウガのプランター栽培

  • プランターで栽培する場合は、容量20Lのプランターを使用して、2株(株間15~20cm)を栽培する。


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