![]() |
ブロッコリー、茎ブロッコリーの育て方・栽培方法です。関東地方を基準にした栽培の手順を紹介します。 |
---|
栽培難易度 | (ふつう) |
---|---|
種まき時期 | 7月中旬~8月上旬 |
収穫時期 | 10月~12月 |
ブロッコリー、茎ブロッコリーはこんな野菜
アブラナ科の野菜。生育適温は15~20℃。5℃以下は生育が鈍くなる。冷涼な気候を好む。発芽適温は25℃前後。適正土壌pHは5.5~6.5。毎年同じ場所で栽培すると連作障害が発生するので、2~3年あける。茎ブロッコリーの収穫量は1株あたり15本程度。
ブロッコリーは主枝の先端にできる大きな花蕾(頂花蕾)を食用にする。茎ブロッコリーは長く伸びた側枝(わき芽)とその先端にできる花蕾(側花蕾)を食用にする。茎ブロッコリーは別名、スティックブロッコリーとも呼ばれる。
品種には、側枝花蕾がたくさんとれる『グリーンコーラル』、アスパラガスに似た食感の『スティックセニョール』、花蕾が紫色の『スカーレットダンス』などがある。
ブロッコリー、茎ブロッコリーの育て方(1) 土作り
畑は使用する2週間前までに耕し、苦土石灰を100g/m²散布して、土とよく混ぜておく(土壌酸度の調整)。
1週間前になったら、畝を立てる場所の中央に幅15cm、深さ20cmの溝を掘り、そこに元肥として、牛糞堆肥3L/m²、化成肥料(8-8-8)100g/m²を均一に施して、溝を埋め戻し、その上に幅60cm高さ10cm(1条植え)の畝を立てる(溝施肥)。
ブロッコリー、茎ブロッコリーの育て方(2) 種まき
ブロッコリー、茎ブロッコリーの種まき時期は7月中旬から8月上旬(夏まき)。
ポットに3~4粒の種をまく。発芽後、順次間引いて、本葉2~3枚になったら1本立ちにして、本葉5~6枚になったら株間40~45cmで定植をする。発芽には4~5日かかる。育苗日数は30日程度。
ブロッコリー、茎ブロッコリーは春まきもできるが、家庭菜園では栽培しやすい夏まきがおすすめ。
ブロッコリー、茎ブロッコリーの育て方(3) 追肥
追肥(化成肥料30g/m²)は植え付けの3週間後と頂花蕾(ちょうからい)が見え始めた頃に施す。
ブロッコリー、茎ブロッコリーの育て方(4) 収穫
ブロッコリー、茎ブロッコリーの収穫時期は10~12月。
ブロッコリーは頂花蕾が直径10~15cmになったら、茎を10cmほどつけて切り取って収穫する(茎も食べられる)。頂花蕾の収穫後、追肥を施すと、側枝(わき芽)が伸びてきて、先端に小ぶりの花蕾(側花蕾)ができるので、それも収穫する。
茎ブロッコリーは頂花雷が直径2cmくらいになったら、切り取って収穫する。頂花雷の収穫後、側枝が次々と伸びてくるので、側枝の長さが15~20cmくらいになったら切り取って収穫する。頂花雷の収穫後、2週間ごとに追肥を施し、側枝の発生を促す。
ブロッコリー、茎ブロッコリーのプランター栽培
プランターで栽培する場合は、直径30x高さ30cmのプランターを使用して、1株を栽培する。