野菜の育て方

ジャガイモの育て方・栽培方法

ジャガイモの写真 ジャガイモの育て方・栽培方法です。関東地方を基準にした栽培の手順を紹介します。
栽培難易度 (易しい)
植え付け時期 2月下旬~3月中旬、8月下旬~9月上旬
収穫時期 6月~7月、11月~12月
ジャガイモの栽培カレンダー
植え付け収穫
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ジャガイモはこんな野菜

  • ナス科の野菜。生育適温は15~24℃。冷涼な気候を好む。発芽適温は15~20℃。5℃以上で発芽する。適正土壌pHは5.0~6.0。毎年同じ場所で栽培すると連作障害が発生するので、2~3年あける。1株あたりの収穫量は700g程度。

  • ジャガイモは種芋から出た茎の地下部から、ストロンという、地下茎が伸びて、その先端が肥大して芋になる。芋は日に当たると緑化して、ソラニンという毒素が発生するので、生育中に何度か株元に土寄せをして、芋が露出しないようにする。芋は種芋の上にできる。

  • 品種には、食味の良い人気の品種『キタアカリ』、赤皮で病虫害抵抗性に優れた『あかね風』、果肉が紫色でアントシアニンが豊富な『シャドークイーン』などがある。

ジャガイモの育て方(1) 土作り

  • 畑は使用する2週間前までに耕しておく。ジャガイモは弱酸性の土壌を好むので、通常、苦土石灰の散布は必要ない。

  • ジャガイモの栽培には幅60cmの栽培スペース(1条植え)が必要。水はけのよい畑では畝は立てなくてもよい。元肥は植え付け時に施す(置き肥)。

ジャガイモの育て方(2) 植え付け

  • ジャガイモの種芋の植え付け時期は2月下旬から3月中旬(春植え)と8月下旬から9月上旬(秋植え)。

  • 種芋は必ず、ホームセンターや種苗店などで、種芋用として売られているものを使用する。食用のものは、ウイルス病にかかっていることがあるので使用しない。

  • 植え付けに使用する種芋は、小さいもの(30~40g程度)は切らずにそのまま使用するが、大きいものは一片が30~40gになるよう、縦に切り分ける(それぞれ2芽以上つくようにする)。切った種芋は、日陰に2~3日置いて、切り口を乾かす。秋植えでは種芋が腐りやすいので、できるだけ種芋は切らないように、小さな種芋を選んで植える。

  • 植え付け当日になったら、栽培スペース(幅60cm)の中央に幅15cm、深さ10cm程度の溝を掘り、そこに種芋を株間30cmで並べる(種芋を切った場合は切り口を下にする)。種芋と種芋の間に元肥として、牛糞堆肥200g、化成肥料(8-8-8)30gを置いたら、溝を埋め戻す。その際、元肥が種芋と接触しないように置く。覆土は5~8cm程度にする。植え付け直後の水やりはしない。出芽には3~4週間ほどかかる。

ジャガイモの育て方(3) 芽出し(浴光育芽)

  • ジャガイモは種芋をそのまま植え付けると、出芽が揃わなかったり、欠株が出たりすることがあるので、芽出しを兼ねて、浴光育芽(よっこういくが)してから植え付けると良い。ただし、秋植えでは浴光育芽は必要ない。

  • 浴光育芽は、低温下で強光を種芋に当てて、強健な芽を育てることを目的とした技術で、出芽が1週間ほど早くなる、出芽が揃う、出芽数が増える、黒あざ病(変形芋の原因になる)に強くなる、などの効果がある。

  • 浴光育芽をする場合は、植え付けの3~4週間前に行う。軒下や窓辺など、雨の当たらない、日当たりのよい場所に、種芋(切らない)を並べたコンテナを置き、種芋に日を当てる。適温は10~20℃くらいで、5℃以下や20℃以上にはしないように管理する。種芋は1週間ごとにひっくり返して、均一に日を当てる。

  • 3~4週間経つと、種芋から黒紫色の芽が5mmほど伸びてくるので、その頃になったら、種芋を切り分けて植え付ける。

ジャガイモの育て方(4) 芽かき

  • 植え付け後、種芋からは複数の芽が伸びてくるので、草丈10~15cmほどになったら、2~3本を残し、それ以外の芽を引き抜く、芽かきを行う。

  • 種芋が地表に飛び出ないように、種芋の上の土を押さえながら、不要な芽を倒すようにして引き抜く。芽かきをしないと、小さな芋が多くなる。

ジャガイモの育て方(5) 土寄せ・追肥

  • 芽かき後とその2週間後の2回、それぞれ追肥(化成肥料30g/m²)を施し、6~7cmの土寄せをする。

ジャガイモの育て方(6) 収穫

  • ジャガイモの収穫時期は6~7月と11~12月。

  • 茎葉が黄色くなって、枯れてきた頃に収穫を行う。株の周囲にスコップを入れて、株を掘り起こし、芋を拾う。

  • 保存する場合は、日陰で表面をよく乾かした後(芋は洗わない)、ダンボール箱などに入れて、冷暗所に置く。

ジャガイモの土寄せ不要のマルチ栽培

  • マルチを利用すれば、土寄せをしなくても、立派なジャガイモを収穫することができる(浅植えマルチ栽培)。

  • ジャガイモの浅植えマルチ栽培をするときは、畑を耕して肥料を混ぜて、幅60cm、高さ10cmくらいの畝を立てて黒マルチを張る。使用するマルチは厚さ0.03mm以上のものがよい。浅植えマルチ栽培では、芋はマルチのすぐ下、地表付近にできるので、マルチが薄いと光が透過して、芋が緑化することがある。

  • マルチを張ったら、マルチに切り込みを入れ、そこから種芋(切り口は上にする)を畝に押し込んで植え付ける(逆さ植え)。覆土は種芋が隠れる程度で、マルチの切り込みはなるべく小さくする。

  • 2~3週間ほどすると、種芋から芽が伸びてくるので、芽をマルチの外へ出す。芽はマルチの切り込みから出すか、または、マルチに小さな穴をあけて出す。芽がマルチの外に出たら、あとはほぼ放任でよい。土寄せや追肥は不要。逆さ植えにした場合、通常の植え方(切り口を下)と比べ、伸びてくる芽数が少ないので、芽かきもほとんど必要ない。

  • 茎葉が黄色くなってきたら、マルチを剥がして、地表付近にできた芋を拾い集める。

ジャガイモのプランター栽培・袋栽培

  • プランターで栽培する場合は、幅70x奥行30x高さ30cmのプランターを使用して、2株(株間30cm)を栽培する。袋栽培をする場合は、培養土の袋(25L程度)の底に水抜き穴を開けて、用土を入れて1株を栽培する。

  • 生育中に増し土をするので、植え付け時にその分のスペースを空けておく。

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