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クウシンサイ(エンサイ)の育て方・栽培方法です。関東地方を基準にした栽培の手順を紹介します。 |
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栽培難易度 | (易しい) |
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種まき時期 | 5月上旬~8月上旬 |
収穫時期 | 6月~10月 |
クウシンサイはこんな野菜
ヒルガオ科の野菜。生育適温は25~30℃。10℃になると生育が停止する。高温多湿を好み、寒さや乾燥に弱い。発芽適温は20~30℃。適正土壌pHは6.0~7.0。連作ができる。1株あたりの収穫量は2kg程度。
クウシンサイ(空芯菜または空心菜とも書く)は茎内部が空洞になっているのが特徴。高温多湿を好み、夏場でも旺盛に生育する。別名、エンサイ、ヨウサイ、アサガオナとも呼ばれる。
品種には、生でサラダにできる細葉の『なつサラダ』などがある。
クウシンサイの育て方(1) 土作り
畑は使用する2週間前までに耕し、苦土石灰を100g/m²散布して、土とよく混ぜておく(土壌酸度の調整)。
1週間前になったら、元肥として、牛糞堆肥3L/m²、化成肥料(8-8-8)100g/m²を均一に施して、土とよく混ぜ、幅60cm高さ10cm(1条植え)の畝を立てる(全面施肥)。畝立て後、黒マルチを張る。
クウシンサイの育て方(2) 種まき
クウシンサイの種まき時期は5月上旬から8月上旬。
ポットに種を3~4粒まいて、本葉2~3枚になったら2本に間引く。本葉4~5枚になったら、2本立ちのまま株間30cmで定植をする。育苗日数は30日程度。発芽には1週間ほどかかる。種は一昼夜、水に漬けて、吸水させておくと、発芽しやすくなる。
セルトレイで育苗する場合は、本葉2~3枚になったら定植する。
クウシンサイの育て方(3) 追肥
追肥(化成肥料30g/m²)は2週間に1回施す。
クウシンサイの育て方(4) 摘心
草丈が20~30cmになったら、本葉3~4枚を残して主枝を摘心(先端を摘み取る)する。
クウシンサイの育て方(5) 収穫
クウシンサイの収穫時期は6~10月。
摘心後、側枝(わき芽)が伸びてくるので、枝先のやわらかいところ(枝先から15~20cmくらい)を摘み取って、順次収穫をする。
水挿しで苗を増やす場合
クウシンサイは水挿しで簡単に苗を増やせる。
水挿しをする場合は、10cm程度の長さに切った枝先を水の入ったコップに挿しておく。5日くらいたつと節から発根してくるので、その後、苗として植え付ける。
クウシンサイのプランター栽培
プランターで栽培する場合は、幅65cmの標準プランターを使用して、株間15~20cmの3~4箇所まき(1箇所2本立ち)にする。