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コマツナ(小松菜)の育て方・栽培方法です。関東地方を基準にした栽培の手順を紹介します。 |
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栽培難易度 | (易しい) |
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種まき時期 | 3月中旬~10月中旬 |
収穫時期 | 5月~12月 |
コマツナの栽培カレンダー
種まき収穫
コマツナはこんな野菜
アブラナ科の野菜。生育適温は15~25℃。生育温度は5~35℃。低温には強く、0℃でも枯死しない。暑さや寒さに強く、半日陰でも育つ。発芽適温は20~30℃。発芽温度は5~35℃。適正土壌pHは5.5~6.5。毎年同じ場所で栽培すると連作障害が発生するので、1~2年あける。
コマツナは種まきから収穫までの期間が短い(30~40日)のが特徴。ほぼ1年中、栽培できるが、家庭菜園では秋からの栽培がおすすめ。低温にあたることで甘味が増す。
品種には、周年栽培可能で葉が折れにくい『きよすみ』、秋冬まきに最適な『楽天』、えぐみが少なくサラダにも向く赤紫色のコマツナ『むらさき祭』などがある。
コマツナの育て方(1) 土作り
畑は使用する2週間前までに耕し、苦土石灰を100g/m²散布して、土とよく混ぜておく(土壌酸度の調整)。
1週間前になったら、元肥として、牛糞堆肥3L/m²、化成肥料(8-8-8)100g/m²を均一に施して、土とよく混ぜ、高さ10cmの畝を立てる(全面施肥)。
コマツナの育て方(2) 種まき
コマツナの種まき時期は3月中旬から10月中旬。
種は条間15~20cmのすじまきにする。発芽後、順次間引いて、草丈7~8cmになったら株間5~6cmにする。発芽には4~5日かかる。
マルチを使用する場合は、株間・条間15cmの穴あきマルチを張り、1箇所に4~5粒、種をまいて、間引かずにそのまま育てる。
コマツナの育て方(3) 追肥
追肥(化成肥料30g/m²)は草丈7~8cmの頃に施す。
コマツナの育て方(4) 収穫
コマツナの収穫時期は5~12月。
草丈が15~20cmになったら、株元から切り取って収穫をする。育ちすぎると、葉がかたくなる。とり遅れた株は、春にとう立ちするので、ナバナとして食べるとよい。
コマツナのプランター栽培
プランターで栽培する場合は、幅65cmの標準プランターを使用して、条間10cmの2条まきにする(最終株間5~6cm)。