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アイスプラントの育て方・栽培方法です。関東地方を基準にした栽培の手順を紹介します。 |
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栽培難易度 | (ふつう) |
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植え付け時期 | 4月上旬~5月上旬、9月上旬~10月下旬 |
収穫時期 | 5月~7月、10月~3月 |
アイスプラントはこんな野菜
ハマミズナ科の野菜。生育適温は15~20℃。生育温度は5~25℃。低温には-2℃まで耐える。暑さや多湿に弱く、乾燥に強い。発芽適温は15~20℃。発芽温度は5~25℃。適正土壌pHは6.5~7.0。毎年同じ場所で栽培すると連作障害が発生するので、2~3年あける。
アイスプラントは栽培時に塩水を与えると、土壌から塩分を吸収して、葉に塩味がつくという面白い野菜。吸収された塩分は葉の表面にできる水滴のような細胞(ブラッダー細胞)に蓄積される。
アイスプラントは最近、注目され始めた新野菜で、様々な企業・団体が独自の商品名(バラフ、プッチーナ、シオーナ、ソルトリーフなど)をつけて栽培・販売している。
アイスプラントの育て方(1) 植え付け
アイスプラントの苗の植え付け時期は、4月上旬から5月上旬(春植え)と9月上旬から10月下旬(秋植え)。アイスプラントは種から育てるより、市販の苗を購入して植え付けたほうが失敗が少ない。
幅65cmの標準プランターに株間25~30cmで2株を植え付ける。塩水を与えて、葉に塩味をつける場合はプランター栽培が適している。塩水を与えなくても生育に支障はない。
種から栽培する場合は、セルトレイまたはポットにコーティング種子を1粒ずつまいて、本葉5~6枚になったら定植をする。育苗日数は30~40日程度。裸種子のときは、5~6粒ずつまいて、発芽後順次間引く。発芽には3~4日かかる。
アイスプラントの育て方(2) 追肥
苗の植え付け後、1週間に1回、液体肥料を施す。
アイスプラントの育て方(3) 塩水を与える
葉に塩味をつける場合は、2週間に1回、2%の塩水(水1Lに対して塩20g)を与える。
アイスプラントの育て方(4) 収穫
アイスプラントの収穫時期は5~7月と10~3月。
アイスプラントは苗の植え付けの30日後くらいから収穫できる。伸びてくる側枝の先端を順次摘み取って収穫をする。
冬期間はプランターを軒下などにとり込み、寒さから守る。開花したら収穫は終了となる。