野菜の育て方

ナバナの育て方・栽培方法

ナバナの写真 ナバナ(菜花)の育て方・栽培方法です。関東地方を基準にした栽培の手順を紹介します。
栽培難易度 (ふつう)
種まき時期 8月下旬~10月中旬
収穫時期 10月~3月
ナバナの栽培カレンダー
種まき収穫
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ナバナはこんな野菜

  • アブラナ科の野菜。生育適温は20℃前後。冷涼な気候を好む。発芽適温は20℃前後。適正土壌pHは6.0~6.5。毎年同じ場所で栽培すると連作障害が発生するので、1~2年あける。

  • ナバナ(菜花)はとう立ちした茎葉・花蕾を食べるアブラナ科の野菜。ナノハナ(菜の花)、ハナナ(花菜)と呼ばれることもある。家庭菜園では収穫できずにとう立ちした、チンゲンサイコマツナなどのアブラナ科の葉菜類も、ナバナとして利用することができる。

  • 品種には、寒さに強い『三陸つぼみ菜』、アスパラガスのような風味の『オータムポエム』(アスパラ菜)、花茎が赤紫色の『紅菜苔』、甘みたっぷりの西洋菜花『サレント』などがある。

ナバナの育て方(1) 土作り

  • 畑は使用する2週間前までに耕し、苦土石灰を100g/m²散布して、土とよく混ぜておく(土壌酸度の調整)。

  • 1週間前になったら、元肥として、牛糞堆肥3L/m²、化成肥料(8-8-8)100g/m²を均一に施して、土とよく混ぜ、高さ10cmの畝を立てる(全面施肥)。

ナバナの育て方(2) 種まき

  • ナバナの種まき時期は8月下旬から10月中旬。ナバナは低温にあうことで花芽ができて、とう立ちするので、秋まきで栽培するのが一般的(低温が必要ない品種もある)。

  • 種は株間20~30cm、条間30~40cmで1箇所4~5粒の点まきにする。発芽後、順次間引いて、本葉4~5枚になったら1本立ちにする。発芽には3~5日かかる。

  • セルトレイ(128穴)で育苗する場合は、1粒ずつまいて、本葉2~3枚になったら定植をする。育苗期間は2週間前後。

ナバナの育て方(3) 追肥

  • 追肥(化成肥料30g/m²)は本葉4~5枚の頃に施して、さらに、収穫が始まったら1ヶ月に1回施す。

ナバナの育て方(4) 収穫

  • ナバナの収穫時期は10~3月。

  • 花茎が伸びて、蕾が膨らんできた頃に収穫をする。開花前の花茎を10~20cmの長さで摘み取る。収穫後、わき芽(側枝)が次々と伸びてくるので、同様に収穫をする。

  • オータムポエム(アスパラ菜)やコウサイタイ(紅菜苔)、サイシン(菜心)の場合は、花が1~2輪、咲いた頃に収穫をする。

ナバナのプランター栽培

  • プランターで栽培する場合は、幅65cmの標準プランターを使用して、3株(株間20cm)を栽培する。


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