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ハスカップの育て方・栽培方法です。関東地方を基準にした栽培の手順を紹介します。 |
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栽培難易度 | (易しい) |
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植え付け時期 | 12月(温暖地)、3月(寒冷地) |
収穫時期 | 5月~6月 |
ハスカップの栽培カレンダー
植え付け収穫開花剪定
この記事の目次
ハスカップはこんな果樹
スイカズラ科の落葉果樹。栽培適地は東北地方以北(冷涼な気候を好む)。実がなるまで2~3年かかる。受粉樹は必要。花芽分化は6~7月頃(花芽は混合花芽)。
ハスカップは樹高1~2mの低木で、語源はアイヌ語のハシカプ(枝の上にたくさんなるもの)に由来する。果実はブルーベリー同様、アントシアニンを豊富に含む。
ハスカップの育て方(1) 植え付け
ハスカップの苗木の植え付け時期は12月(温暖地)と3月(寒冷地)。
ハスカップは基本的に自家結実性が低いので、受粉樹となる他品種の混植が必要。
弱酸性の土壌を好むので、土にピートモスを混ぜて植え付ける。
ハスカップの育て方(2) 人工授粉
開花したら花を摘みとって、もう一方の品種の花に花粉をすりつける人工授粉をしてやると、安定して結実する。
ハスカップの育て方(3) 収穫
ハスカップの収穫時期は5~6月。
果実が濃い藍色になり、やわらかくなったものから順次収穫を行う(果実は熟期にバラつきがある)。過熟すると落果しやすくなる。
果実は傷みやすいので、収穫後はすぐに生食するか、加工して利用する。
ハスカップの育て方(4) 肥料
肥料は毎年、11月に有機質肥料、2月に速効性の化成肥料を施す。
ハスカップの育て方(5) 剪定
ハスカップの剪定時期は12月上旬から2月下旬。
花芽は新梢の先端付近につく(6~7月頃)。
剪定では込み合った部分の枝を間引き、樹冠内部までよく日が当たるようにする。4~5年経過した古いシュート(株元から出る枝)は株元から間引いて、新しいシュートに更新する。
仕立て方は株仕立てなどが向く。
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