ナスの育て方

栽培カレンダー

ナスの栽培カレンダー
植え付け(関東) 収穫

基本情報

名称 ナス
画像
ナスの写真
科名 ナス科
栽培適地 日当たりの良い場所で育てる。暑さには比較的強い。乾燥に弱い。適正な土壌pHは6.0~6.8。
生育温度 発芽適温は25~35℃。生育適温は22~30℃。
植付時期 4月下旬から5月中旬
収穫時期 開花後15~20日程度、実の長さが10~12cmの頃(中長ナスの場合)。
連作障害 あり(3~4年)
収穫量の目安 1株あたり30個(中長ナスの場合)。

植付場所

畝のサイズ 畝幅(上面幅)60cm、畝の高さ10cm(1条植え)。
条間 2条植えにするときは畝幅を広げて条間60cmにする。
株間 50~60cm

石灰散布量・施肥量

苦土石灰散布量 100g/m2
元肥の施し方 溝施肥
元肥 化成肥料(8-8-8)100g/m2、ようりん50g/m2、完熟牛ふん堆肥3kg/m2
追肥 化成肥料30g/m2(1回あたり)

おすすめの品種

とげなし千両2号 ヘタにトゲがないので扱いやすい。漬物、煮物、焼き物などに向く。
あのみのり2号 単為結果性があり、受精しなくても実がつく。
ごちそう 甘味が強くジューシー。アクが少なく生でも食べられる。
マー坊 赤紫色のヘビナス。油との相性が抜群。炒め物などに。
庄屋大長 果長35~40cmになる大長ナス。焼きナスにすると美味しい。暑さに強い。

生態・特徴

ナスの原産地はインドといわれている。ナスには形状、大きさの異なる多くの品種があり、漬物、煮物、焼き物など様々な料理に利用される。収穫は6月頃から始まり、10月頃まで続く。真夏になると成り疲れなどで草勢が衰えてくるが、更新剪定を行うことで草勢を回復させることができる。

ナスは花を見ることで生育状態のよしあしが判別できる。ナスは生育状態が良いときは、花の中央の雌しべが周りの雄しべより長くなる(これを長花柱花という)。一方、生育状態が悪いときは、雌しべが雄しべより短くなる(これを短花柱花という)。ナスの花は下向きに咲くため、短花柱花(たんかちゅうか)になると、雌しべに花粉がかからなくなり、実がつかなくなる。日照や水、肥料などが不足すると短花柱花になりやすくなるので注意する。

土作り・畝立て

畑は使用する2週間前までに耕し、苦土石灰を適量散布して、土とよく混ぜておく(土壌酸度の調整)。1週間前になったら、畝を立てる場所の中央に幅15cm、深さ20cmの溝を掘り、そこに元肥を投入して、土を埋め戻し、その上に畝を立てる(溝施肥)。

種まき・植え付け

ナスは発芽に高温が必要で、育苗に要する日数も長いため(70~80日程度必要)、市販の苗を購入して4月下旬から5月中旬頃に植え付けるのが一般的。植え付け後、仮支柱を立て、苗を固定する。

種から育てる場合は、セルトレイに1粒ずつ種をまき(覆土は5mm程度)、発芽して本葉が出たらポットに植え替え、本葉7~8枚になるまで育苗したのち定植をする。育苗日数は70~80日程度。気温の低い時期は保温して育てる。

仕立て方・追肥

苗が成長して一番花が咲く頃になったら、一番花の下の2本のわき芽(側枝)を残し、それより下にあるわき芽は全部摘み取って、主枝と側枝2本を伸ばす、3本仕立てにする。支柱を合計3本(中心に1本、X状に交差するように2本)立てて、それぞれに主枝と側枝を誘引する。追肥は実がなり始めたら、2週間に1回程度施す。

収穫

中長ナスの場合は、開花後15~20日程度、実の長さが10~12cmになったら収穫する。草勢を強めるため、一番果は若どりするとよい。

更新剪定

ナスは真夏になると成り疲れなどで草勢が衰えてくるので、7月下旬から8月上旬頃に、株を若返らせる更新剪定を行う。更新剪定では、3本仕立てにした3本の枝に各2~3枚の葉を残し、それより先の枝を切る。続いて、株の周囲30cmにスコップを差し込んで根を切断する根切りを行い、新しい根を伸ばすようにする。根切りの後には追肥を施す。更新剪定後、1ヶ月程度で草勢が回復し、秋ナスが収穫できるようになる。

コンテナ栽培

容量20L以上入るプランターや鉢で1株を栽培する。


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