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ダイコン(大根)の育て方・栽培方法です。関東地方を基準にした栽培の手順を紹介します。 |
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栽培難易度 | (易しい) |
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種まき時期 | 4月、8月下旬~9月上旬 |
収穫時期 | 6月、10月~12月 |
ダイコンはこんな野菜
アブラナ科の野菜。生育適温は17~20℃。冷涼な気候を好む。発芽適温は15~30℃。発芽の最低温度は4℃。適正土壌pHは5.5~6.8。毎年同じ場所で栽培すると連作障害が発生するので、1~2年あける。1株あたりの収穫量は1kg程度。
品種には、根長20cmの甘いサラダ大根『ホワイトスティック』、極めて辛味が強い紫紅色の辛味大根『からいね赤』、重さ20kgの超大型大根『桜島』などがある。
ダイコンの育て方(1) 土作り
畑は使用する2週間前までに耕し、苦土石灰を100g/m²散布して、土とよく混ぜておく(土壌酸度の調整)。
1週間前になったら、元肥として、牛糞堆肥3L/m²、化成肥料(8-8-8)100g/m²を均一に施して、土とよく混ぜ、高さ10cmの畝を立てる(全面施肥)。畝立て後、黒マルチを張る。
ダイコンの育て方(2) 種まき
ダイコンの種まき時期は4月(春まき)と8月下旬から9月上旬(秋まき)。
種は株間30cm、条間45cmで1箇所4~5粒の点まきにする。発芽後、順次間引いて、本葉6~7枚になったら1本立ちにする。
ダイコンは冷涼な気候を好むため、春まきよりも秋まきのほうが栽培しやすい。
ダイコンの育て方(3) 追肥
追肥(化成肥料30g/m²)は本葉2~3枚と本葉6~7枚の頃に施す。
ダイコンの育て方(4) 収穫
ダイコンの収穫時期は6月と10~12月。
外側の葉が垂れて、根径が6~7cm(青首ダイコンの場合)になったら、引き抜いて収穫をする。収穫の遅れは、ス入りの原因となるので注意する。
根がス入りの場合は、葉柄の基部2~3cmのところにもスが入っているので(葉柄を切って断面を確認)、見分けがつく。
ダイコンのプランター栽培
プランターで青首ダイコンを栽培する場合は、幅50x奥行30x高さ40cmのプランターを使用して、3株を栽培する。
根長20cmのミニダイコンを栽培する場合は、幅70x奥行30x高さ30cmのプランターを使用して、3~4株(株間15~20cm)を栽培する。