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オクラの育て方・栽培方法です。関東地方を基準にした栽培の手順を紹介します。 |
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栽培難易度 | (易しい) |
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種まき時期 | 4月下旬~5月中旬 |
収穫時期 | 7月~10月 |
オクラはこんな野菜
アオイ科の野菜。生育適温は20~30℃。10℃で生育が停止する。暑さには強いが、寒さには弱い。発芽適温は25~30℃。適正土壌pHは6.0~6.5。毎年同じ場所で栽培すると連作障害が発生するので、1~2年あける。1株あたりの収穫量は30個程度。
品種には、とり遅れても固くならない丸莢の『島オクラ』、サヤが赤紫色の『レッドサン』、多角形の白オクラ『ほしひめ』、花を食べる『花オクラ』などがある。
オクラの育て方(1) 土作り
畑は使用する2週間前までに耕し、苦土石灰を100g/m²散布して、土とよく混ぜておく(土壌酸度の調整)。
1週間前になったら、元肥として、牛糞堆肥3L/m²、化成肥料(8-8-8)100g/m²、熔リン50g/m²を均一に施して、土とよく混ぜ、幅60cm高さ10cm(1条まき)の畝を立てる(全面施肥)。畝立て後、黒マルチを張る。
オクラの育て方(2) 種まき
オクラの種まき時期は4月下旬から5月中旬。
移植を嫌うので直まきがよい。種は株間30~45cmで1箇所4粒の点まきにして、間引かずにそのまま育てる(4本立ち)。種は一晩、水につけて吸水させておくと発芽しやすくなる。
ポット育苗の場合は、本葉3~4枚になったら4本立ちのまま定植をする。育苗日数は30日程度。
オクラの育て方(3) 追肥
追肥(化成肥料30g/m²)は開花が始まった頃から2週間に1回施す。
オクラの育て方(4) 収穫
オクラの収穫時期は7~10月。
収穫は開花4~7日後、サヤが7~8cmの長さになった頃に行う。サヤは成長が早いので、とり遅れないようにする。
収穫するときは、収穫するサヤの下に2枚の葉を残して、それより下の葉を全部摘み取る(摘葉)。草勢が強いときは、収穫するサヤより下の葉を全部、摘み取ってもよい。
摘葉することで、日当たりや風通しを良くして、病害虫の発生を抑えることができる。
オクラのプランター栽培
プランターで栽培する場合は、幅70x奥行30x高さ30cmのプランターを使用して、株間30cmの2箇所まき(1箇所2~3本立ち)にする。