ナシの育て方・栽培方法

育て方・栽培方法
  1. ナシの苗木の植え付け時期は12月(温暖地)と3月(寒冷地)です。苗木は高さ60~70cmで切り返して植えます。

  2. 開花したら人工授粉をします。

  3. 摘果は2回に分けて行います。最初の摘果は花の満開後20日頃までに行い、1果そうに1果を残して、ほかを摘み取ります。2回目は満開後45日頃までに行い、3~4果そうに1果となるようにします。

  4. 摘果後、袋かけをすれば、病害虫の被害が防げます。

  5. 収穫時期は8~10月です。日本ナシは収穫後、すぐに食べられますが、西洋ナシは追熟が必要です。

  6. 肥料は毎年、12月に有機質肥料、3月と収穫後に速効性の化成肥料を施します。

  7. 剪定時期は12~2月です。

栽培暦
植え付け収穫開花剪定
果樹名 ナシ
種類 落葉果樹
科目 バラ科
栽培適地 日本ナシは東北地方南部以南。西洋ナシ・中国ナシは東北地方以北(雨が少なく冷涼な気候を好む)
実がなるまで 日本ナシ・中国ナシは3~4年。西洋ナシは5年
受粉樹 必要(1本で実のなる品種もある)
花芽分化 6~7月頃(花芽は混合花芽)

植え付け時期

  • ナシの苗木の植え付け時期は12月(温暖地)と3月(寒冷地)。

  • ナシはほとんどの品種が1本では結実しないので、結実させるには他品種を混植して受粉させる(交配しない組み合わせもあるので注意する)。西洋ナシと日本ナシの組み合わせでもよい。

  • 生垣などに利用されるカイヅカイブキ(ビャクシン類)は、ナシの病気の一つである赤星病の病原菌を媒介するので、ビャクシン類の近くにはナシを植えないようにする。

MEMO

ナシには日本ナシ、西洋ナシ、中国ナシの3種があります。日本ナシは樹上で完熟するため、収穫後すぐに食べられますが、西洋ナシと中国ナシは収穫後の追熟処理が必要です。

おすすめの品種

1本で実のなる”なるみ”、ねっとりとした食感の西洋ナシ”ラ・フランス”、日本一大きい巨大ナシで2kgほどにもなる”愛宕”などがあります。

人工授粉

  • 開花したら、確実に結実させるために人工授粉を行う。

  • ナシは1花そうに8~10花ほど咲くが、果実の肥大のよい、外側から3~4番目の花に別品種の花粉をつけて受粉させる。1花で5~6花に受粉できる。

収穫時期

  • 日本ナシは樹上で完熟させてから収穫する。日本ナシは熟すと、果実を持ち上げたときに果梗がとれるようになり、収穫後、すぐに食べられる。

  • 西洋ナシの収穫時期は、ラ・フランスで満開後165日前後、ル・レクチェで満開後170~175日が目安(いずれも山形県の場合)。

追熟

  • 西洋ナシは収穫後に一定期間(品種によって異なる)の追熟が必要。

  • 追熟させる場合は、冷蔵庫に1週間入れて、その後、20℃くらいの室内に1~2週間置いておく。果実からよい香りがしてきたら、食べ頃となる。

剪定時期

  • ナシの剪定時期は12月上旬から2月下旬。

  • 花芽は新梢の葉腋や短果枝につく(6~7月頃)。

  • 剪定では徒長枝や込み合った部分の枝などを間引き、日当たりをよくする。長く伸びた短果枝のついていない枝は先端の2~3芽を切り返すと、短果枝がつきやすくなる。上に伸びる枝は水平に誘引することで、短果枝がつきやすくなる。

  • 仕立て方は変則主幹形、棚仕立て、エスパリエ仕立てなどが向く。

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