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ワケギの育て方・栽培方法です。関東地方を基準にした栽培の手順を紹介します。 |
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栽培難易度 | (易しい) |
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植え付け時期 | 8月下旬~9月上旬 |
収穫時期 | 10月~11月、3月~4月 |
ワケギはこんな野菜
ヒガンバナ科の野菜。生育適温は15~20℃。5℃以下になると生育が停止する。適正土壌pHは6.0~6.5。毎年同じ場所で栽培すると連作障害が発生するので、1~2年あける。
ワケギは分げつ力が強く、生育中、旺盛に分げつして株を増やしていく。冬は地上部がほとんど枯れるが、春になると再び、芽を出して成長を始める。
品種には、植え付けから20~30日ほどで収穫できる『20日わけぎ』などがある。そのほか、栽培方法はワケギと同じで耐寒性が強い『あさつき』がある。
ワケギの育て方(1) 土作り
畑は使用する2週間前までに耕し、苦土石灰を100g/m²散布して、土とよく混ぜておく(土壌酸度の調整)。
1週間前になったら、元肥として、牛糞堆肥3L/m²、化成肥料(8-8-8)100g/m²を均一に施して、土とよく混ぜ、高さ10cmの畝を立てる(全面施肥)。
ワケギの育て方(2) 植え付け
ワケギの種球の植え付け時期は8月下旬から9月上旬。
種球は株間20cm、条間30cmで1箇所に2球ずつ、立てて植え付ける。植え付けの深さは種球の先端が地表から少し出る程度。芽が出るまで10日程度かかる。
ワケギの育て方(3) 追肥
追肥(化成肥料30g/m²)は草丈が10cmになった頃に施し、併せて株元にかるく土寄せをする。
ワケギの育て方(4) 収穫
ワケギの収穫時期は10~11月と3~4月。
草丈が20~30cmになった頃に収穫を行う。株元を3cmくらい残して、葉を刈り取ると、収穫後、葉が再び伸びてくる。収穫後は追肥を施して、葉の成長を促す。鱗茎ごと収穫することもできる。
鱗茎を種球として使用する場合は、5~6月頃、地上部が枯れて休眠に入った頃に鱗茎を掘り上げ、風通しの良い日陰(軒下など)で保存する。植え付けの時期がきたら、種球として使用する。
ワケギのプランター栽培
プランターで栽培する場合は、幅65cmの標準プランターを使用して、条間・株間10cmの2条植えにする。