カボチャの育て方

栽培カレンダー

カボチャの栽培カレンダー
植え付け(関東) 収穫

基本情報

名称 カボチャ
画像
カボチャの写真
科名 ウリ科
栽培適地 日当たりの良い場所で育てる。過湿には弱い。適正な土壌pHは5.6~6.8。
生育温度 発芽適温は25~30℃。発芽の最低温度は15℃。生育適温は17~20℃。
植付時期 5月
収穫時期 西洋カボチャは受粉後40~50日、ヘタの部分がコルク状になって亀裂が入った頃。日本カボチャは受粉後30~35日、果皮に白い粉が吹いた頃。
連作障害 少ない
収穫量の目安 1株あたり3~6個

植付場所

畝のサイズ 畝幅(上面幅)90cm、畝の高さ20cm(1条植え)。
条間
株間 100cm

石灰散布量・施肥量

苦土石灰散布量 100g/m2
元肥の施し方 全面施肥
元肥 化成肥料(8-8-8)100g/m2、ようりん50g/m2、完熟牛ふん堆肥2kg/m2
追肥 化成肥料30g/m2

おすすめの品種

ダークホース 果重1.8kg。ホクホクで甘みが強い。うどんこ病に強い。
バターナッツ 果重800g。ひょうたん型のカボチャ。果肉は粘質。スープなどに。
栗坊 果重500g。手のひらサイズのミニカボチャ。レンジ加熱だけで食べられる。
コリンキー 果重500~1kg。果実はレモン色。生で皮ごと食べられる。サラダや浅漬に。
ストライプペポ 種を食べるカボチャ。通常の硬い種皮がない。

生態・特徴

カボチャの栽培種には、大きく分けると、果実表面が滑らかな西洋カボチャ、果実表面に深い溝がある日本カボチャ、ズッキーニなど個性的な形状をしたものが多いペポカボチャの3種がある。西洋カボチャはホクホクした食感で、日本カボチャはねっとりとした食感。日本では主に西洋カボチャが栽培されている。(関連記事:ズッキーニの育て方

カボチャは窒素肥料が多いと、蔓や葉ばかり成長して、着果しにくくなる、つるボケになりやすいので、元肥や追肥の与えすぎには注意する。

土作り・畝立て

畑は使用する2週間前までに耕し、苦土石灰を適量散布して、土とよく混ぜておく(土壌酸度の調整)。1週間前になったら、元肥を投入して、土とよく混ぜ、畝を立てる(全面施肥)。蔓は通路側に伸ばしていくので、通路幅は2m以上確保しておく。

カボチャの栽培では、一般的な台形の畝に苗を植える以外に、土を山型に盛り上げた鞍築(くらつき)という畝に植える方法がある。鞍築に植える場合は、苗の植え付け当日、土壌酸度を調整しておいた場所に、直径30cm、深さ30cmの穴を掘る。穴に元肥(化成肥料30g、ようりん15g、完熟牛ふん堆肥2kg)を投入して、土を埋め戻し、その上に土を盛って、直径40cm、高さ20cmの山をつくり、頂部をつぶして平らにして、そこに苗を植え付ける。蔓を伸ばすためのスペースとして、鞍築の周囲(半径)は、1m以上空けておく。鞍築に植えることで、根張りが良くなる。

蔓を伸ばす場所がないときは、アーチ支柱などを利用して、空中に蔓を誘引して着果させる方法(空中栽培・立体栽培)もある。この場合はミニカボチャが最適。

種まき・植え付け

5月頃に市販の苗を植え付けるのが一般的。種から育てる場合は、育苗箱に種子間隔2cm、条間9cmで種の向きを揃えてまき(覆土は1cm程度)、子葉が展開したら、ポットに移植して、本葉4枚になったら定植をする。直接ポットに種をまく場合は、2粒の種をポットにまき、本葉が出たら1本に間引いて、本葉4枚で定植をする。育苗日数は35日程度。気温の低い時期は保温して育てる。

蔓が伸びてきたら、ワラやすだれなどを敷いて、降雨時の泥はねなどから蔓や果実を保護する。果実の下に敷く専用の台座(マット)も販売されている。

摘芯・仕立て方

植え付け後、親蔓を本葉5~6枚で摘芯して、子蔓3本を伸ばす3本仕立てにする(他の子蔓は摘み取る)。それぞれの子蔓には1~2果を着果させ、ほかは摘果する。

受粉

カボチャは雌雄異花なので、子蔓に雌花が開花したら、確実に着果させるために、雌花(花のつけ根が膨らんでいる)の柱頭に雄花の花粉をつける人工授粉を行う。人工授粉は朝の9時頃までに行う。人工授粉したら、授粉日を書いた札を立てておく。

低節位に着果したものは小玉になりやすいので、10節以降に着果させるのが理想的(9節までについた雌花は摘み取る)。着果節位までの孫蔓(子蔓から出るわき芽)は摘み取るが、以降は放任する。

追肥

最初の果実が握りこぶしくらいの大きさになったら、蔓先付近に追肥を施す(そこまで根が伸びているため)。

収穫

西洋カボチャは受粉後40~50日、ヘタの部分がコルク状になって亀裂が入った頃に収穫する。収穫後は風通しの良い涼しい場所に10日ほどおいておくと甘味が増す。日本カボチャは受粉後30~35日、果皮に白い粉が吹いた頃に収穫する。

コンテナ栽培

コンテナで栽培する場合はミニカボチャが適している。容量20L以上入るプランターや鉢で1株を栽培する。親蔓を摘芯して子蔓2本を伸ばす2本仕立てにして、1蔓あたり1果、合計2果を収穫する。


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