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メキャベツ(芽キャベツ)の育て方・栽培方法です。関東地方を基準にした栽培の手順を紹介します。 |
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栽培難易度 | (ふつう) |
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種まき時期 | 7月 |
収穫時期 | 11月~2月 |
メキャベツはこんな野菜
アブラナ科の野菜。生育適温は18~22℃。結球適温は12~13℃以下(最適温は5~10℃)。23℃以上は結球不良になりやすい。冷涼な気候を好み、寒さには強いが(-5℃にも耐える)、暑さには弱い。発芽適温は15~25℃。適正土壌pHは6.0~6.5。毎年同じ場所で栽培すると連作障害が発生するので、2~3年あける。1株あたりの収穫量は50~70個程度。
メキャベツは葉のつけ根のわき芽が結球して、直径2~3cmの小さなキャベツになる野菜。
品種には、1株から90球程度とれる『早生子持』、早どりできて倒れにくい『ファミリーセブン』などがある。そのほか、メキャベツとケールを交配してできた、結球しない『プチヴェール』がある。
メキャベツの育て方(1) 土作り
畑は使用する2週間前までに耕し、苦土石灰を100g/m²散布して、土とよく混ぜておく(土壌酸度の調整)。
1週間前になったら、畝を立てる場所の中央に幅15cm、深さ20cmの溝を掘り、そこに元肥として、牛糞堆肥3L/m²、化成肥料(8-8-8)100g/m²を均一に施して、溝を埋め戻し、その上に幅60cm高さ10cm(1条植え)の畝を立てる(溝施肥)。
メキャベツの育て方(2) 種まき
メキャベツの種まき時期は7月。
ポットに4~5粒の種をまく。発芽後、順次間引いて、本葉2枚になったら1本立ちにして、本葉5~6枚になったら株間50cmで植え付ける。発芽には3日程度かかる。育苗日数は30日程度。
メキャベツの育て方(3) 追肥
追肥(化成肥料30g/m²)は苗の植え付け後、3週間ごとに施す。
メキャベツの育て方(4) 支柱立て
草丈が30~40cmになったら、株が倒れないように支柱を立てる。
メキャベツの育て方(5) 下葉かき・芽かき
葉のつけ根のわき芽が結球を始めたら、上の葉10枚程度を残して(上の葉は常に10枚程度残しておく)、それより、下の葉をすべて摘み取る。下の葉を摘み取ることで、日当たりをよくして、わき芽の成長を促すとともに、葉柄でわき芽が圧迫されることを防ぐ。
株の根元付近のわき芽は結球しない(結球が弱い)ので、早めにかき取って、上のほうのわき芽に養分を集中させる。
メキャベツの育て方(6) 収穫
メキャベツの収穫時期は11~2月。
球径2.5cmくらいに成長したわき芽(結球)を下のほうから順次摘み取って収穫する。
メキャベツのプランター栽培
プランターで栽培する場合は、直径30x高さ30cmのプランターを使用して、1株を栽培する。