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ハクサイ(白菜)の育て方・栽培方法です。関東地方を基準にした栽培の手順を紹介します。 |
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栽培難易度 | (難しい) |
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種まき時期 | 8月下旬~9月上旬 |
収穫時期 | 11月~1月 |
ハクサイはこんな野菜
アブラナ科の野菜。生育適温は20℃前後。4~5℃で生育が停止する。22~23℃以上は軟腐病が発生しやすくなる。結球適温は15~16℃。冷涼な気候を好み、暑さに弱く、寒さに強い。発芽適温は18~22℃。適正土壌pHは6.0前後。毎年同じ場所で栽培すると連作障害が発生するので、2~3年あける。1株あたりの収穫量は2~3kg程度。
品種には、病気に強くつくりやすい『黄愛75』、手のひらサイズのミニハクサイ『娃々菜(わわさい)』、葉が紫色のサラダハクサイ『紫奏子』などがある。
ハクサイの育て方(1) 土作り
畑は使用する2週間前までに耕し、苦土石灰を100g/m²散布して、土とよく混ぜておく(土壌酸度の調整)。
1週間前になったら、畝を立てる場所の中央に幅15cm、深さ20cmの溝を掘り、そこに元肥として、牛糞堆肥3L/m²、化成肥料(8-8-8)100g/m²を均一に施して、溝を埋め戻し、その上に幅60cm高さ10cm(1条植え)の畝を立てる(溝施肥)。畝立て後、黒マルチを張る。
ハクサイの育て方(2) 種まき
ハクサイの種まき時期は8月下旬から9月上旬(寒冷地は8月上旬から中旬頃)。
ポットに種を4~5粒まく。本葉が出たら間引きはじめ、本葉3~4枚で1本立ちにして、本葉5~6枚になったら株間40~50cmで定植をする。育苗日数は20~30日程度。発芽には2~3日かかる。直まきしてもよい。
ハクサイは種まきの適期が狭いので注意する。種まきが遅れると、結球しないことがある。
ハクサイは結球が始まるまでに外葉を大きく育てておくことが重要。外葉が大きいほど球も大きくなる。種まきが遅れたり、肥料不足になると、球が小さくなる原因になる。
ハクサイの育て方(3) 追肥
追肥(化成肥料30g/m²)は植え付けの2週間後と、さらにその2週間後に施す。
ハクサイの育て方(4) 収穫
ハクサイの収穫時期は11~1月。
球を上から手で押してみて、かたく締まっていたら、株元から切り取って収穫する。
すぐに収穫しない場合は、球を外葉で包んでひもで結束しておけば(防寒)、1月頃まで畑に植えたままにしておける。
ハクサイは春になるととう立ちする。結球しなかった株はそのまま畑に植えておいて、春になってとう立ちしたときに、ナバナとして食べるとよい。
ハクサイのプランター栽培
プランターで栽培する場合は、幅70x奥行30x高さ30cmのプランターを使用して、ミニハクサイ2~3株(株間20~30cm)を栽培する。