![]() |
ビーツ(テーブルビート)の育て方・栽培方法です。関東地方を基準にした栽培の手順を紹介します。 |
---|
栽培難易度 | (ふつう) |
---|---|
種まき時期 | 3月下旬~4月上旬、8月下旬~9月上旬 |
収穫時期 | 6月~7月、11月~12月 |
ビーツの栽培カレンダー
種まき収穫
ビーツはこんな野菜
ヒユ科の野菜。生育適温は15~21℃。23℃以上になると生育が悪くなる。冷涼な気候を好み、暑さに弱く、寒さに強い。発芽適温は15~25℃。適正土壌pHは5.8~7.0。毎年同じ場所で栽培すると連作障害が発生するので、1~2年あける。
ビーツは肥大した根を食用にする。根は濃赤色で、断面に年輪状の縞模様が見えるのが特徴。煮込み料理(ウクライナ料理のボルシチが有名)などに利用される。別名テーブルビートともいう。
品種には、中まで深紅色に着色する『デトロイトダークレッド』などがある。
ビーツの育て方(1) 土作り
畑は使用する2週間前までに耕し、苦土石灰を150g/m²散布して、土とよく混ぜておく(土壌酸度の調整)。
1週間前になったら、元肥として、牛糞堆肥3L/m²、化成肥料(8-8-8)100g/m²を均一に施して、土とよく混ぜ、高さ10cmの畝を立てる(全面施肥)。
ビーツの育て方(2) 種まき
ビーツの種まき時期は3月下旬から4月上旬(春まき)と8月下旬から9月上旬(秋まき)。
ビーツの種は種球と呼ばれ、1つの種から数本の芽が出てくる。種は条間20cmですじまきにして、発芽後、順次間引いて、本葉5~6枚になったら株間10~15cmにする。種は一晩、水につけておくと発芽しやすくなる。
ビーツの育て方(3) 追肥
追肥(化成肥料30g/m²)は本葉5~6枚の頃に施し、株元に軽く土寄せをする。
ビーツの育て方(4) 収穫
ビーツの収穫時期は6~7月と11~12月。
根の直径が5~6cmになった頃に収穫を行う。播種後70日程度が目安。収穫が遅れると、硬くなり食味が低下する。
ビーツのプランター栽培
プランターで栽培する場合は、幅70x奥行30x高さ30cmのプランターを使用して、条間10cmの2条まきにする(最終株間10~15cm)。