野菜の栽培方法

野菜の栽培方法です。現在、77種類の野菜(山菜含む)の栽培方法を掲載しています。

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栽培する野菜を種類から選ぶ

栽培する野菜を植え付け時期から選ぶ

栽培する野菜を植え付け時期から選ぶ場合はこちらから(山菜類は除外)。なお、冬は植え付けできる野菜はありません。

野菜の栽培方法

いろんな野菜の栽培方法を紹介します。

イチゴ

栽培方法
  1. イチゴの苗の植え付け時期は10~11月です。株間・条間30cmで植え付けます。

  2. 追肥は2月下旬と3月下旬に施します。

  3. 春になって株が成長を始めたら、傷んだ葉を取り除いて、実が汚れないよう、株元にワラを敷きます。

  4. 開花したら人工授粉をします。

  5. 収穫時期は5~6月です。開花後30~40日、実が赤くなって熟した頃に収穫します。

  6. 収穫を終えたら苗づくりをします。

栽培カレンダー
植え付け収穫
野菜名 イチゴ
種類 果菜類
科目 バラ科
栽培特性 寒さに強い
土壌酸度 pH5.5~6.5
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 幅60cm高さ15cm(2条)
生育適温 17~20℃
プランター栽培 幅65cmの標準プランターで3株(株間20cm)
連作障害 2~3年
収穫量 1株あたり10個
植え付け時期
  • イチゴの苗の植え付け時期は10月中旬から11月上旬。

  • 苗を植え付けるときは、成長点のある株元(クラウン)が土に埋まらないようにする。

  • イチゴの花房(実)は親株側ランナーの反対方向につくので、苗にランナーの跡がある場合は、ランナーの反対方向を通路側に向けて植えると、収穫がしやすくなる。

人工授粉
  • 受粉不良でいびつな果実になるのを防ぐため、開花したら、人工授粉をする。

  • 雄しべの花粉が花の中央にある雌しべにつくように、筆先でまんべんなく雄しべと雌しべをなでる。

収穫時期
  • イチゴの収穫は開花後30~40日、実が赤くなって熟した頃に行う。

  • 収穫中(開花中)に伸びたランナーは、実を充実させるために、早めに摘み取る。

苗づくり
  • 収穫を終えたら、ランナーから発生する子苗を育成して、秋に植えるための苗をつくる。

  • 同じ株で収穫を続けると、ウイルスに汚染され、果実が小さくなる場合があるので、イチゴの栽培では毎年、株を更新するのが一般的(親株は継続使用しない)。

  • イチゴの親株からランナーが伸びてきたら、ポットなどに受けて、Uピンで固定して子苗を根付かせる。子苗が本葉3~4枚になったら、親株側のランナーは2~3cm残してカットして、子苗側のランナーは付け根でカットする。親株から一番近い子苗は大きくなりすぎているので使用しないで、2番目以降にできる子苗を使用する。子苗はそのままポット、もしくは畑に仮植え(株間10~15cm)して育苗し、秋になったら定植をする。

イチゴは秋に苗を植えて越冬させて、初夏に収穫をします。春になると、株からランナー(ほふく枝)が伸びて、先端部に子苗ができるので、収穫後、その子苗を育てて、秋に植える苗にします。

イチゴには一季成り性品種のほかに、四季成り性品種があります。四季成り性品種では、夏から秋にかけての収穫もできます。

食味が良く大果の「とちおとめ」、桃に似た香りの「桃薫」、四季成りで果実が白い「エンジェルエイト」などがあります。

エダマメ

栽培方法
  1. エダマメの種まき時期は4~5月です。株間30cm、条間45cmで点まきします。

  2. 本葉5~6枚になったら、側枝の成長を促すため、主枝の先端を摘み取って摘心をします。

  3. 追肥は開花した頃に施します。

  4. 開花期には土を乾燥させないように注意します。土が乾燥すると落花が多くなります。

  5. 収穫時期は7~8月です。サヤを指でつまむと豆が飛び出てくるくらいの頃に収穫します。

栽培カレンダー
種まき収穫
野菜名 エダマメ
種類 果菜類
科目 マメ科
栽培特性 乾燥に弱い過湿に弱い
土壌酸度 pH6.0~6.5
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 高さ10cm。畝立て後、黒マルチを張る。
発芽適温 25~30℃。15℃では発芽が遅れる。
生育適温 20~25℃
プランター栽培 幅70×奥行き30×高さ30cm以上のプランターで株間20cmの3箇所まき(1箇所2本立ち)
連作障害 3~4年
収穫量 1株あたり30莢
種まき時期
  • エダマメの種まき時期は4月下旬から5月下旬。

  • 種は1箇所3粒の点まきにして、初生葉(しょせいよう)が出たら、2本になるように間引く(2本立ち)。エダマメは子葉展開後、1対の初生葉が出て、そのあとに、小葉3枚からできている本葉が出る。

  • ポット育苗の場合は、本葉1~2枚になったら、2本立ちのまま定植をする。育苗日数は20日前後。

収穫時期
  • サヤを指でつまむと豆が飛び出てくるくらいになったら、株ごと引き抜いて収穫する。早生種で播種後80~90日、中生種で90~100日程度が目安。

  • エダマメは収穫適期が数日と短いので、とり遅れに注意する。

茶豆風味で甘みが強い”湯あがり娘”、特有の風味と甘みがある黒豆の”快豆黒頭巾”、莢つきが70前後と多い”秘伝”などがあります。

オクラ

栽培方法
  1. オクラの種まき時期は4~5月です。株間30~45cmで点まきにします。

  2. 追肥は開花が始まった頃から2週間に1回施します。

  3. 収穫時期は7~10月です。開花4~7日後、サヤが7~8cmの長さになったら収穫します。

栽培カレンダー
種まき収穫
野菜名 オクラ
種類 果菜類
科目 アオイ科
栽培特性 暑さに強い寒さに弱い
土壌酸度 pH6.0~6.5
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 幅60cm高さ10cm(1条)。畝立て後、黒マルチを張る。
発芽適温 25~30℃
生育適温 20~30℃。10℃で生育が停止する。
プランター栽培 幅70×奥行き30×高さ30cm以上のプランターで株間30cmの2箇所まき(1箇所2~3本立ち)
連作障害 1~2年
収穫量 1株あたり30個
種まき時期
  • オクラの種まき時期は4月下旬から5月中旬。

  • 移植を嫌うので直まきがよい。種は1箇所4粒の点まきにして、間引かずにそのまま育てる(4本立ち)。種は一晩、水につけて吸水させておくと発芽しやすくなる。

  • ポット育苗の場合は、本葉3~4枚になったら4本立ちのまま定植をする。育苗日数は30日程度。

収穫時期
  • オクラの収穫は開花4~7日後、サヤが7~8cmの長さになった頃に行う。サヤは成長が早いので、とり遅れないようにする。

  • 収穫するときは、収穫するサヤの下に2枚の葉を残して、それより下の葉を全部摘み取る(摘葉)。草勢が強いときは、収穫するサヤより下の葉を全部、摘み取ってもよい。

  • 摘葉することで、日当たりや風通しを良くして、病害虫の発生を抑えることができる。

とり遅れても固くならない丸莢の”島オクラ”、多角形の白オクラ”ほしひめ”、花を食べる”花オクラ”などがあります。

カボチャ

栽培方法
  1. カボチャの苗の植え付け時期は5月です。苗は鞍つきの畝に植えます。

  2. カボチャは窒素肥料が多いと、蔓や葉ばかり成長して、着果しにくくなる、つるボケになりやすいので、肥料の与えすぎには注意します。

  3. 植え付け後、親蔓を5~6節で摘心して、3本仕立てにします。

  4. 蔓が伸びてきたら、ワラなどを敷いて、降雨時の泥はねから蔓や果実を保護します。

  5. 雌花が咲いたら人工授粉摘果をして、最初の果実が握りこぶし大になったら追肥を施します。

  6. 収穫時期は7~8月です。西洋カボチャは受粉後40~50日、日本カボチャは受粉後30~35日が収穫の目安です。

栽培カレンダー
植え付け収穫
野菜名 カボチャ
種類 果菜類
科目 ウリ科
栽培特性 過湿に弱い
土壌酸度 pH5.6~6.8
栽培スペース 2×2mのスペースで1株
発芽適温 25~30℃。最低温度は15℃。
生育適温 17~20℃
プランター栽培 容量20L以上のプランターでミニカボチャ1株。親蔓を摘心して子蔓2本を伸ばす2本仕立てにして、1蔓に1~2果、1株2~4果を収穫する。
連作障害 出にくい
植え付け時期
  • カボチャの苗の植え付け時期は5月。

  • カボチャの栽培では、1株につき2×2mの栽培スペースが必要。栽培スペースには苦土石灰100g/m2を施しておく。

  • 苗の植え付け当日になったら、栽培スペースの中央に直径50cm、深さ30cmの穴を掘る。穴に元肥として化成肥料(8-8-8)100g、ようりん50g、完熟牛ふん堆肥5Lを入れて、穴を埋め戻したら、その真上に、上部を平らにした直径50cm、高さ20cmの円形の山・鞍つき(くらつき)をつくる。苗はその山に植え付ける。

  • 種から栽培する場合は、育苗箱に種子間隔2cm、条間9cmで種をまき、子葉が展開したら、ポットに移植して、本葉4枚になったら定植をする。

  • 直接ポットに種をまく場合は、2粒の種をポットにまき、本葉が出たら1本に間引いて、本葉4枚になったら定植をする。育苗日数は35日程度。気温の低い時期は保温して栽培する。

3本仕立て
  • 仕立て方は子蔓3本を伸ばす3本仕立てにする(他の子蔓は摘み取る)。

  • 3本の子蔓には、それぞれ1~2果を着果させ、ほかは摘果する。着果節位までの孫蔓(子蔓から出るわき芽)は摘み取るが、以降は放任する。

人工授粉
  • カボチャは雌雄異花なので、子蔓に雌花が開花したら、確実に着果させるために、雌花(花のつけ根が膨らんでいる)の柱頭に雄花の花粉をつける人工授粉を行う。

  • 人工授粉は朝の9時頃までに行う。人工授粉したら、授粉日を書いた札を立てておく。

摘果
  • 7節以下に着果したものは小玉になりやすいので摘果し、8節以降に着果させるのが理想的。

収穫時期
  • 西洋カボチャは受粉後40~50日、ヘタの部分がコルク状になって亀裂が入った頃に収穫する。果皮に爪を立ててみて、爪が入らないくらい、かたくなったときも収穫の目安になる。収穫後は風通しの良い涼しい場所に10日ほどおいておくと甘味が増す。

  • 日本カボチャは受粉後30~35日、果実表面に白い粉が出てきた頃に収穫する。

カボチャの栽培種には、西洋カボチャ、日本カボチャ、ペポカボチャの3種があります。西洋カボチャはホクホクした食感で、日本カボチャはねっとりとした食感が特徴です。日本で栽培されているのは、ほとんどが西洋カボチャです。

レンジ加熱だけで食べられるミニカボチャ”栗坊”、生で皮ごと食べられる”コリンキー”、100kgの巨大果になる”アトランチックジャイアント”などがあります。

キュウリ

栽培方法
  1. キュウリの苗の植え付け時期は4~5月です。株間50cmで植え付けます。

  2. 植え付け後、支柱を立てます。

  3. 蔓が伸びてきたら、整枝と摘心をします。

  4. 追肥は花が咲き始めたら、2週間に1回施します。

  5. 収穫時期は6~8月です。開花後7~10日、果実の長さが18~20cmになったら収穫します。

栽培カレンダー
植え付け収穫
野菜名 キュウリ
種類 果菜類
科目 ウリ科
栽培特性 乾燥に弱い過湿に弱い
土壌酸度 pH5.5~7.2
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 幅60cm高さ10cm(1条)。畝立て後、黒マルチを張る。
発芽適温 25~30℃
生育適温 昼22~28℃・夜17~18℃
プランター栽培 直径30×高さ30cm以上のプランターで1株
連作障害 2~3年
収穫量 1株あたり30個
植え付け時期
  • キュウリの苗の植え付け時期は4月下旬から5月上旬。

  • 種から栽培する場合は、3粒の種をポットにまき、本葉が出たら1本に間引いて、本葉3~4枚になったら定植をする。育苗日数は30日程度。

支柱立て
整枝と摘心
  • 株元から5節までに出るわき芽・雌花はすべて摘み取り、6節以上から出る子蔓・孫蔓は葉2枚を残して摘心する。親蔓は支柱の先端まで達したら摘心する。

収穫時期
  • キュウリの収穫は開花後7~10日、果実の長さが18~20cmくらいになった頃に行う。最初のうちは株を弱らせないよう、早どりするとよい。

キュウリは雌雄異花ですが、受粉しなくても実がつきます(単為結果性)。

長さ10cmのミニキュウリ”ミニQ”、果実が白い”ホワイティ25″、きゅうりを星型やハート型にできる型どりケース”デコきゅう”などがあります。

ゴーヤ

栽培方法
  1. ゴーヤの苗の植え付け時期は5月です。株間50~60cmで植え付けます。

  2. 植え付け後、支柱を立てます。

  3. 本葉5~6枚になったら親蔓を摘心して、子蔓を伸ばします。

  4. 雌雄異花ですが、通常、人工授粉は必要ありません。

  5. 追肥は植え付け後、2週間に1回施します。

  6. 収穫時期は7~10月です。果実の長さが20cmくらいになったら収穫します。

栽培カレンダー
植え付け収穫
野菜名 ゴーヤ
種類 果菜類
科目 ウリ科
栽培特性 暑さに強い乾燥に強い
土壌酸度 pH6.0~7.5
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 幅60cm高さ10cm(1条)。畝立て後、黒マルチを張る。
発芽適温 25~30℃
生育適温 20~30℃
プランター栽培 直径30×高さ30cm以上のプランターで1株
連作障害 2~3年
収穫量 1株あたり30個
植え付け時期
  • ゴーヤの苗の植え付け時期は5月。

  • 種から栽培する場合は、ポットに種を2~3粒まいて、本葉2枚になったら1本に間引く。本葉3~4枚になったら定植をする。育苗日数は30日程度。種は一晩、水につけて吸水させると発芽しやすくなる。

支柱立て
人工授粉
  • ゴーヤは雌雄異花だが、露地栽培では自然受粉するため、通常、人工授粉は必要ない。

  • 実つきが悪い場合は、雄花の花粉を雌花につける人工授粉を午前9時までに行うとよい。花の根元に小さな実がついているのが雌花。

収穫時期
  • ゴーヤは開花後15~20日、果実の長さが20cm(品種により異なる)になったものを収穫する。

ゴーヤはつる性なので、窓際で育てれば、緑のカーテン(日よけ)としても利用できます。

苦みが少なく風味がよい”あばしゴーヤ”、真っ白で苦味が少ない”純白ゴーヤー”、重さ500gの超大型”願寿ゴーヤー”などがあります。

ササゲ

栽培方法
  1. ササゲの種まき時期は4~7月です。株間30~40cmで点まきにします。

  2. 蔓が伸びてきたら、支柱を立てます。

  3. 追肥は開花した頃に施します。

  4. 収穫時期は7~9月です。開花10~15日後の種子が少し肥大した頃に収穫します。

栽培カレンダー
種まき収穫
野菜名 ササゲ
種類 果菜類
科目 マメ科
栽培特性 暑さに強い寒さに弱い
土壌酸度 pH6.0~7.0
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 幅60cm高さ10cm(1条)。畝立て後、黒マルチを張る。
発芽適温 20~25℃
生育適温 20~30℃。10℃以下は生育が停止する。
プランター栽培 直径30×高さ30cm以上のプランターで1箇所まき(2本立ち)
連作障害 2~3年
種まき時期
  • ササゲの種まき時期は4月下旬から7月上旬。

  • 植え傷みしやすいので、通常は直まきする。種は1箇所3粒の点まきにする。本葉(小葉3枚からなる複葉)が出たら、2本になるよう間引く(2本立ち)。

  • ポット育苗の場合は、本葉3~4枚になったら、2本立ちのまま定植をする。育苗日数は20~30日程度。

支柱立て
収穫時期
  • 若サヤを利用する品種は、開花10~15日後の種子が少し肥大した頃に、ヘタをハサミで切り取って収穫する。収穫が遅れるとサヤがかたくなる。

  • 種子を利用する品種は、サヤが枯れた頃に収穫をする。

ササゲは高温と乾燥に強く、盛夏でも旺盛に生育します。若サヤを利用する品種と乾燥させた種子を利用する品種があります。

サヤの長さが30~40cmの”十六ささげ”、長さが40~60cmになる”けごんの滝”などがあります。

サヤインゲン

栽培方法
  1. サヤインゲンの種まき時期は4~5月です。株間30cmで点まきにします。

  2. 植え付け後、支柱を立てます。

  3. 追肥は開花した頃に施し、以後2週間に1回施します。

  4. 収穫時期は6~8月です。さやの長さが12cm以上になったら収穫します。

栽培カレンダー
種まき収穫
野菜名 サヤインゲン
種類 果菜類
科目 マメ科
栽培特性 乾燥に弱い過湿に弱い冷涼な気候を好む
土壌酸度 pH6.0~6.5
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 幅60cm高さ10cm(1条)。畝立て後、黒マルチを張る。
発芽適温 20~23℃
生育適温 15~25℃。30℃以上は落花が多くなる。
プランター栽培 幅70×奥行き30×高さ30cm以上のプランターで株間20cmの3箇所まき(1箇所2本立ち)。つるなし種がよい。
連作障害 2~3年
収穫量 1株あたり30莢
種まき時期
  • サヤインゲンの種まき時期は4月下旬から5月上旬。

  • 種は1箇所3粒の点まきにする。初生葉(しょせいよう)が出たら、2本になるよう間引く(2本立ち)。サヤインゲンは子葉展開後、1対の初生葉が出て、そのあとに、小葉3枚からできている本葉が出る。

  • ポット育苗の場合は、本葉1~2枚になったら、2本立ちのまま定植をする。育苗日数は20日前後。

支柱立て
収穫時期
  • サヤインゲンの収穫はさやの長さが12cm以上になった頃に行う。開花後10~15日程度が目安。

若いインゲンをサヤごと食べるのがサヤインゲンです。つるあり種(収量が多い)とつるなし種があります。

種子が黒い”黒種衣笠”、大莢になってもやわらかい平莢の”マンズナル”、短期間にたくさん莢がつく”れんたろう”などがあります。

サヤエンドウ・スナップエンドウ・グリーンピース

栽培方法
  1. サヤエンドウ、スナップエンドウ、グリーンピースの種まき時期は10~11月です。株間30cmで点まきにします。

  2. 翌年、草丈20~30cmに成長したら、支柱を立てます。

  3. 追肥は支柱を立てたときと開花時に施します。

  4. 収穫時期は4~6月です。サヤエンドウは種子が肥大する前、スナップエンドウは種子が十分肥大した頃、グリーンピースはサヤにしわが出始めた頃に収穫をします。

栽培カレンダー
種まき収穫
野菜名 サヤエンドウ・スナップエンドウ・グリーンピース
種類 果菜類
科目 マメ科
栽培特性 冷涼な気候を好む
土壌酸度 pH6.5~7.0
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 幅60cm高さ10cm(1条)。畝立て後、黒マルチを張る。
発芽適温 18~20℃。2℃以上で発芽可能。
生育適温 15~20℃。25℃以上は生育が悪くなる。
プランター栽培 幅70×奥行き30×高さ30cm以上のプランターで株間30cmの2箇所まき(1箇所3本立ち)。つるなし種がよい。
連作障害 5年
収穫量 1株あたり30莢
種まき時期
  • サヤエンドウ、スナップエンドウ、グリーンピースの種まき時期は10月下旬から11月上旬。

  • 種は1箇所3粒の点まきにして、間引かずにそのまま3本立ちで育てる。

  • ポット育苗の場合は、本葉2~3枚になったら、3本立ちのまま定植をする。育苗日数は20日程度。

  • サヤエンドウ、スナップエンドウ、グリーンピースは通常、種を秋にまいて(秋まき)、幼苗で越冬させ、4~6月頃に収穫をする。幼苗の頃(本葉2~3枚)が最も寒さに強いので、越冬するときに苗が大きくなりすぎないように種まき時期に注意する。

支柱立て
収穫時期
  • サヤエンドウは開花後15日前後、種子が肥大する前に収穫をする。

  • スナップエンドウは開花後25日前後、種子が十分肥大した頃に収穫をする。

  • グリーンピースは開花後30~40日程度、種子が十分肥大して、サヤにしわが出始めた頃に収穫する。

エンドウの若サヤを食用にするのがサヤエンドウ、未熟種子とサヤを食用にするのがスナップエンドウ、未熟種子だけを食用にするのがグリーンピースです。それぞれ、つるあり種(収量が多い)とつるなし種があります。

スジとり不要の”スジナイン”、肉厚で甘みが強い”グルメ”、王家の墓から発見された”ツタンカーメンのエンドウ豆”などがあります。

シシトウ・トウガラシ

栽培方法
  1. シシトウ、トウガラシの苗の植え付け時期は5月です。株間50cmで植え付けます。

  2. 一番花が咲く頃になったら、3本仕立てにします。

  3. 追肥は実がなり始めたら、2週間に1回施します。

  4. 収穫時期は6~10月(シシトウ)と7~10月(トウガラシ)です。シシトウは実の長さが5~7cmになった頃、トウガラシは実が赤く色づいた頃に収穫します。

シシトウの栽培カレンダー
トウガラシの栽培カレンダー
植え付け収穫
野菜名 シシトウ・トウガラシ
種類 果菜類
科目 ナス科
栽培特性 暑さに強い乾燥に弱い
土壌酸度 pH6.0~6.5
元肥の施し方 溝施肥
畝の大きさ 幅60cm高さ10cm(1条)。畝立て後、黒マルチを張る。
発芽適温 25~30℃
生育適温 20~30℃
プランター栽培 直径30×高さ30cm以上のプランターで1株
連作障害 3~4年
収穫量 1株あたり100個
植え付け時期
  • シシトウ、トウガラシの苗の植え付け時期は5月。

  • シシトウ、トウガラシは発芽に高温が必要で、育苗に要する日数も長いため、市販の苗を購入して植え付けるのが一般的。植え付け後、仮支柱を立て、苗を固定する。

  • 種から栽培する場合は、セルトレイに1粒ずつ種をまき、本葉が出たらポットに移植して、本葉10枚になったら定植をする。育苗日数は70~80日程度。気温の低い時期は保温して栽培する。

3本仕立て
  • 苗が成長して一番花が咲く頃になったら、勢いのある枝3本を主枝として伸ばす、3本仕立てにする。

  • 支柱を合計3本(中心に1本、X状に交差するように2本)立てて、それぞれに1本ずつ主枝を誘引する。

  • シシトウ、トウガラシは一番花が咲くと、そこから2本、または3本に分枝する。2本に分枝した場合は、その2本と、一番花のすぐ下から発生するわき芽(側枝)を1本伸ばして、3本仕立てにする。3本に分枝した場合は、その3本をそのまま伸ばして3本仕立てにする。

  • いずれの場合も、誘引する3本の主枝より下のわき芽(一番花より下のわき芽)は全部摘み取る。

収穫時期
  • シシトウは開花後15~20日程度、実の長さが5~7cmになった頃に収穫する。株の成長を促すため、一番果は小さいうちに収穫するとよい。

  • トウガラシは開花後60日程度、実が赤く色づいた頃に収穫する。実を1本ずつ摘み取るか、または、株ごと引き抜く。収穫したトウガラシは、風通しの良い日陰(軒下など)で乾燥させる。青トウガラシとして利用する場合は、赤く熟す前に収穫する。

シシトウには通常、辛味はありませんが、水不足(乾燥)などで株にストレスがかかると、まれに辛い果実が出来る場合があります。

トウガラシには辛いものと辛くないものがあります。鷹の爪やハバネロなどは辛いトウガラシで、万願寺トウガラシや伏見甘長トウガラシなどは辛くないトウガラシです。

果長10cmにもなる”スーパーししとうジャンボ”、京都の伝統野菜で辛くない”万願寺トウガラシ”、ギネス記録級の超激辛唐辛子”カロライナリーパー”などがあります。

スイカ

栽培方法
  1. スイカの苗の植え付け時期は5月です。苗は鞍つきの畝に植えます。

  2. スイカは窒素肥料が多いと、蔓や葉ばかり成長して、着果しにくくなる、つるボケになりやすいので、肥料の与えすぎには注意します。

  3. 植え付け後、親蔓を5~6節で摘心して、4本仕立てにします。

  4. 蔓が伸びてきたら、ワラなどを敷いて、降雨時の泥はねから蔓や果実を保護します。

  5. 雌花が咲いたら人工授粉摘果をして、最初の果実が握りこぶし大になったら追肥を施します。

  6. 収穫時期は7~8月です。受粉後35~45日が収穫の目安です。

栽培カレンダー
植え付け収穫
野菜名 スイカ
種類 果菜類
科目 ウリ科
栽培特性 暑さに強い乾燥に強い過湿に弱い
土壌酸度 pH5.0~6.5
栽培スペース 2×2mのスペースで1株
発芽適温 25~30℃。発芽には最低15℃以上必要。
生育適温 昼25~30℃・夜12~18℃
プランター栽培 容量20L以上のプランターで小玉種を1株。親蔓を摘心して子蔓2本を伸ばす2本仕立てにして、1株2果を収穫する。
連作障害 5年
植え付け時期
  • スイカの苗の植え付け時期は5月。

  • スイカの栽培では、1株につき2×2mの栽培スペースが必要。栽培スペースには苦土石灰100g/m2を施しておく。

  • 苗の植え付け当日になったら、栽培スペースの中央に直径50cm、深さ30cmの穴を掘る。穴に元肥として化成肥料(8-8-8)100g、ようりん50g、完熟牛ふん堆肥5Lを入れて、穴を埋め戻したら、その真上に、上部を平らにした直径50cm、高さ20cmの円形の山・鞍つき(くらつき)をつくる。苗はその山に植え付ける。

  • 種から栽培する場合は、育苗箱に種子間隔2cm、条間9cmで種をまき、子葉が展開したら、ポットに移植して、本葉4枚になったら定植をする。

  • 直接ポットに種をまく場合は、2粒の種をポットにまき、本葉が出たら1本に間引いて、本葉4枚になったら定植をする。育苗日数は35日程度。気温の低い時期は保温して栽培する。

4本仕立て
  • スイカの雌花は子蔓によくつくので、仕立て方は子蔓4本を伸ばす、4本仕立てにする(ほかの子蔓は摘み取る)。

  • 大玉種の場合、4本の子蔓のうち2本に、それぞれ1果を着果させ、ほかは摘果する(4本仕立て2果どり)。残りの2本の子蔓は着果させない遊び蔓にする(着果したら摘果する)。

  • 小玉種の場合は、4本の子蔓のうち、3本にそれぞれ1果を着果させ、残りの1本は着果させない遊び蔓にする(4本仕立て3果どり)。

  • 大玉種、小玉種とも、着果節位までの孫蔓(子蔓から出るわき芽)は摘み取るが、以降は放任する。

人工授粉
  • スイカは雌雄異花なので、子蔓に雌花が開花したら、確実に着果させるために、雌花(花のつけ根が膨らんでいる)の柱頭に雄花の花粉をつける人工授粉を行う。

  • 人工授粉は朝の9時頃までに行う。人工授粉したら、授粉日を書いた札を立てておく。

摘果
  • スイカは子蔓の7~8節前後に最初の雌花(1番花)が咲き、その後は5~6節ごとに雌花が咲く。

  • 1番果(1番花)は、厚皮、変形果などになりやすいので摘果し、2番花または3番花に着果させるのがよい(理想は3番花)。

収穫時期
  • 収穫時期は品種により異なるが、小玉種では受粉後35日前後、大玉種では45日前後が目安。近くの巻きひげが枯れたときも収穫の目安になる。

スイカには小玉種(小玉スイカ)と大玉種(大玉スイカ)があります。家庭菜園では栽培しやすい小玉種がおすすめです。小玉種ならプランター栽培もできます。

果肉がオレンジ色で裂果が少ない小玉の”サマーオレンジベビー”、空洞果が少ない大玉の”羅皇”、100kgにもなる超巨大スイカ”でぇらい”などがあります。

ズッキーニ

栽培方法
  1. ズッキーニの苗の植え付け時期は4~5月です。株間80~100cmで苗を植え付けます。

  2. 定植後、主枝が伸びたら、短い支柱を立てて、風で振り回されないよう株を固定します。

  3. 雌雄異花なので、確実に受粉させるため、人工授粉をします。

  4. 追肥は収穫が始まったら2週間に1回施します。

  5. 収穫時期は6~8月です。果実が長さ20cm程度になったら収穫します。

栽培カレンダー
植え付け収穫
野菜名 ズッキーニ
種類 果菜類
科目 ウリ科
栽培特性 過湿に弱い
土壌酸度 pH6.0~6.5
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 幅100cm高さ10cm(1条)。畝立て後、黒マルチを張る。
発芽適温 25~30℃
生育適温 20℃前後
プランター栽培 直径30×高さ30cm以上のプランターで1株
連作障害 出にくい
収穫量 1株あたり8個
植え付け時期
  • ズッキーニの苗の植え付け時期は4月下旬から5月下旬。

  • 種から育てる場合は、育苗箱に種子間隔2cm、条間9cmで種をまき、子葉が展開したら、ポットに移植して、本葉3~4枚になったら定植をする。

  • 直接ポットに種をまく場合は、2粒の種をポットにまき、本葉が出たら1本に間引いて、本葉3~4枚になったら定植をする。育苗日数は20~30日程度。気温の低い時期は保温して栽培する。

人工授粉
  • ズッキーニは雌雄異花なので、確実に受粉させる場合は、朝9時までに雄花の花粉を雌花の柱頭につける人工授粉を行う。花の付け根に小さい実をつけた状態で開花しているのが雌花。1株ではなく、複数株、植えてあれば受粉しやすい。

収穫時期
  • ズッキーニは開花後4~5日、果実が長さ20cm程度になったら収穫をする。花ズッキーニは長さ10~15cmのものを花をつけたまま収穫する。

ズッキーニはウリ科カボチャ属に属するカボチャの仲間です。カボチャは完熟果を食用にしますが、ズッキーニでは未熟果を食用にします。果実だけでなく、若い花も食用にできます(花ズッキーニ)。

ウイルス病に強い”グリーンボート2号”、輪切りにすると花みたいに綺麗な”UFOズッキーニ・サンバースト”、断面が星型で花ズッキーニに向く”ステラ”などがあります。

ソラマメ

栽培方法
  1. ソラマメの種まき時期は10~11月です。ポットに種をまいて、本葉2~3枚になったら株間30~40cmで植え付けます。

  2. 翌春、草丈が40~50cmになったら整枝、草丈が60~70cmになったら摘心を行います。

  3. 追肥は開花が始まる頃に施します。

  4. 収穫時期は5~6月です。上を向いていたサヤが下を向くようになったら収穫します。

栽培カレンダー
種まき収穫
野菜名 ソラマメ
種類 果菜類
科目 マメ科
栽培特性 暑さに弱い冷涼な気候を好む
土壌酸度 pH6.0~6.5
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 幅60cm高さ10cm(1条)。畝立て後、黒マルチを張る。
発芽適温 20℃前後。10℃以下は発芽率が低下する。
生育適温 15~20℃。25℃以上は生育が衰える。
プランター栽培 幅70×奥行き30×高さ30cm以上のプランターで2~3株(株間20~30cm)
連作障害 5年
収穫量 1株あたり10莢
種まき時期
  • ソラマメの種まき時期は10月下旬から11月上旬。

  • ポットに種を1粒まいて、本葉2~3枚になったら定植をする。種はおはぐろを斜め下にして、頭が少し土から出る程度に埋める。育苗日数は20日程度。

  • ソラマメは通常、種を秋にまいて(秋まき)、幼苗で越冬させ、5~6月頃に収穫をする。幼苗の頃が最も耐寒性が強く、大きくなるにつれて耐寒性が弱くなるので、越冬時に苗が大きくなりすぎないように種まき時期に注意する(本葉5枚以下での越冬が理想)。

整枝
  • ソラマメは1株から多くの枝が伸びるので、翌春、草丈が40~50cmになったら、生育のよい枝を6~7本残して、ほかの枝は株元から切り取る。株の倒伏を防ぐため、支柱を畝のまわりに立てて紐で囲む。

摘心
  • 草丈が60~70cmになったら、養分を実に集中させるため、枝の上部を切り取る(摘心)。

収穫時期
  • 開花後35~40日、サヤに光沢が出て、背筋が黒褐色になり、それまで上を向いていたサヤが下を向くようになったら収穫を行う。ソラマメの収穫適期は短いので、とり遅れないようにする。

ソラマメは花芽分化に一定の低温が必要なので、通常、秋まきで栽培します。

花芽分化に低温が不要で春まきもできる”駒栄”、着莢数が多い赤実の”初姫”、生食できる甘いソラマメ”ポポロ”などがあります。

トウモロコシ

栽培方法
  1. トウモロコシの種まき時期は4~5月です。株間30cm、条間50cmの2条点まきにします。

  2. 生育が進むと、株元からわき芽が伸びてきますが、株の倒伏防止になるので、摘み取る必要はありません。

  3. 追肥は本葉6~8枚の頃と雄穂が見えた頃に施します。

  4. 雌穂から絹糸が出始めたら、一番上の雌穂1本を残して、他の雌穂は摘果します。

  5. 収穫時期は7~8月です。雌穂の絹糸が褐色になった頃に収穫します。

栽培カレンダー
種まき収穫
野菜名 トウモロコシ
種類 果菜類
科目 イネ科
土壌酸度 pH6.0前後
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 幅80~90cm高さ10cm(2条)。畝立て後、黒マルチを張る。
発芽適温 25~30℃。15℃では7~10日かかる。
生育適温 20~30℃
プランター栽培 幅70×奥行き30×高さ30cm以上のプランターで2~3株(株間20~30cm)
連作障害 出にくい
種まき時期
  • トウモロコシの種まき時期は4月下旬から5月上旬。

  • 種は1箇所3粒の点まきにする。発芽後、順次間引いて、本葉2~3枚になったら1本立ちにする。

  • ポット育苗の場合は、本葉2~3枚になったら定植をする。育苗日数は20日程度。

  • トウモロコシは風媒によって受粉するので、受粉しやすくなるよう、2条以上(2列以上)で栽培する。

  • いくつもの品種を混植すると、花粉が交雑して、品種の特性が混ざってしまう場合があるので避け、同時に育てるのは一品種だけにする。

摘果
  • トウモロコシは通常、1株に2~3本の雌穂(実)がつくので、雌穂から絹糸が出始めた頃に、一番上の雌穂1本を残し、他の雌穂は摘み取る。

  • 摘み取った雌穂はヤングコーンとして、茹でて料理に利用できる。

収穫時期
  • トウモロコシは雌穂の絹糸が出てから20~25日後、雌穂の絹糸が褐色になった頃に収穫を行う。

トウモロコシは茎の先端にススキのような雄穂(ゆうすい)が出て、その後、葉のつけ根のとこから、雌穂(しすい)の毛のような絹糸(けんし)が出て、雄穂の花粉が雌穂の絹糸につくことで受粉します。そのため、受粉が確実に行われないと、実が歯抜けになります(絹糸はそれぞれが実の1粒とつながっている)。

甘味が強くて粒が純白の”ホワイトレディー”、粒が黒いモチモチした食感の”黒もちとうもろこし”、家庭で簡単にポップコーンが作れる”イエローポップ”などがあります。

トマト

栽培方法
  1. トマトの苗の植え付け時期は4~5月です。株間50cmで植え付けます。

  2. 植え付け後、支柱を立てて、成長してきたら、1本仕立てにします。

  3. 追肥は第1花房の実がピンポン玉くらいの大きさになった頃に施して、その後は2週間ごとに施します。

  4. 実がつくようになったら摘果をして、主枝に第5~6花房までついたら摘心をします。

  5. 収穫時期は7~8月です。実がヘタの付近まで赤くなった頃に収穫します。

栽培カレンダー
植え付け収穫
野菜名 トマト
種類 果菜類
科目 ナス科
土壌酸度 pH6.0~6.5
元肥の施し方 溝施肥
畝の大きさ 幅60cm高さ10cm(1条)。畝立て後、黒マルチを張る。
発芽適温 20~30℃
生育適温 昼25~30℃・夜10~15℃
プランター栽培 直径30×高さ30cm以上のプランターでミニトマト1株
連作障害 3~4年
収穫量 1株あたり大玉トマトは25個、ミニトマトは150個。
植え付け時期
  • トマトの苗の植え付け時期は4月下旬から5月中旬。

  • トマトは発芽に高温が必要で、育苗に要する日数も長いため、市販の苗を購入して植え付けるのが一般的。苗は節間が短く、第1花房の花が咲いている状態のものを選ぶ。

  • 植え付けるときは、花房が通路側にくるように植えると、収穫作業がしやすい(トマトは花房が常に同じ方向につくため)。

  • 種から栽培する場合は、セルトレイに1粒ずつ種をまき、本葉が出たらポットに移植して、開花する頃になったら定植をする。育苗日数は60日程度。気温の低い時期は保温して栽培する。

支柱立て
1本仕立て
  • トマトは成長すると、葉の付け根からわき芽(側枝)が伸びてくるので、すべて摘み取り、主枝1本だけを伸ばす、1本仕立てにする。

  • ミニトマトの場合は、主枝と第1花房下の側枝を伸ばす2本仕立てにしてもよい。

  • 摘み取ったわき芽は挿し木苗にすることもできる。

摘果
  • 一つの花房に多くの実がつくと、実が大きくならないので、一花房あたり4~5個の実を残し、ほかは摘果する。

  • ミニトマトでは基本的に摘果は必要ない。

摘心
  • 主枝に第5~6花房までついたら、その上に2枚の葉をつけて主枝を摘心して、成長を止める。

  • ミニトマトの場合はもっと伸ばしてもよい(支柱の高さを超えたら、主枝を下げて誘引し直す)。

収穫時期
  • 実がヘタの付近まで赤くなったら収穫する。大玉トマトの場合は開花後60日程度、ミニトマトの場合は45日程度が目安。高温期は収穫までの日数がもっと短くなる。

一般的な生食用のトマトには大玉トマト、中玉トマト、ミニトマトがあります。プランターで栽培する場合は、育てやすいミニトマトがおすすめです。

甘みが強い黄色のミニトマト”イエローミミ”、炒めると美味しい調理用トマトの”シシリアンルージュ”、珍しい超小粒の”マイクロトマト”などがあります。

ナス

栽培方法
  1. ナスの苗の植え付け時期は4~5月です。株間50~60cmで植え付けます。

  2. 一番花が咲く頃になったら、3本仕立てにします。

  3. 追肥は実がなり始めたら、2週間に1回施します。

  4. 収穫時期は6~10月です。実の長さが10~12cmになったら収穫します。

  5. 7~8月に株を若返らせる更新剪定を行います。

栽培カレンダー
植え付け収穫
野菜名 ナス
種類 果菜類
科目 ナス科
栽培特性 暑さに強い乾燥に弱い
土壌酸度 pH6.0~6.8
元肥の施し方 溝施肥
畝の大きさ 幅60cm高さ10cm(1条)。畝立て後、黒マルチを張る。
発芽適温 昼30℃・夜20℃
生育適温 22~30℃
プランター栽培 容量20L以上のプランターで1株
連作障害 4~5年
収穫量 1株あたり30個
植え付け時期
  • ナスの苗の植え付け時期は4月下旬から5月中旬。

  • ナスは発芽に高温が必要で、育苗に要する日数も長いため、市販の苗を購入して植え付けるのが一般的。植え付け後、仮支柱を立て、苗を固定する。

  • 種から栽培する場合は、セルトレイに1粒ずつ種をまき、本葉が出たらポットに移植して、本葉7~8枚になったら定植をする。育苗日数は70~80日程度。気温の低い時期は保温して栽培する。

3本仕立て
  • 苗が成長して一番花が咲く頃になったら、一番花の下の2本のわき芽(側枝)を残し、それより下にあるわき芽は全部摘み取って、主枝と側枝2本を伸ばす、3本仕立てにする。

  • 支柱を合計3本(中心に1本、X状に交差するように2本)立てて、それぞれに主枝と側枝を誘引する。

収穫時期
  • 中長ナスの場合は、開花後15~20日程度、実の長さが10~12cmになったら収穫する。草勢を強めるため、一番果は若どりするとよい。

更新剪定
  • ナスは真夏になると成り疲れなどで草勢が衰えてくるので、7月下旬から8月上旬頃に、株を若返らせる更新剪定を行う。草勢が衰えず、成り疲れしていなければ、更新剪定を行う必要はない。

  • 更新剪定を行う場合は、3本仕立てにした3本の枝に各2~3枚の葉を残し、それより先の枝を切る。さらに、新しい根を伸ばすため、株の周囲30cmにスコップを差し込んで、根を切断する根切りを行う。根切りの後には追肥を施す。

  • 更新剪定後、1ヶ月程度で草勢が回復し、秋ナスが収穫できるようになる。

ナスは花を見ることで生育状態が判別できます。生育状態が良いときは、花の中央の雌しべが周りの雄しべより長くなります(長花柱花・ちょうかちゅうか)。一方、生育状態が悪いときは、雌しべが雄しべより短くなります(短花柱花・たんかちゅうか)。ナスの花は下向きに咲くため、短花柱花になると、雌しべに花粉がかからなくなり、実がつかなくなります。日照や水、肥料などが不足すると短花柱花になりやすくなるので注意が必要です。

アクが少なく生でも食べられる”あまうまごちそうなす”、炒め物に向く赤紫色のヘビナス”マー坊”、焼きナスにすると絶品の大長ナス”庄屋大長”などがあります。

ピーマン・パプリカ

栽培方法
  1. ピーマン、パプリカの苗の植え付け時期は5月です。株間50cmで植え付けます。

  2. 一番花が咲く頃になったら、3本仕立てにします。

  3. パプリカは草勢を強くするため、最初から10個目までの花は結実させずに、すべて摘み取ります(摘花)。

  4. 追肥は実がなり始めたら、2週間に1回施します。

  5. 収穫時期は6~10月(ピーマン)と7~10月(パプリカ)です。ピーマンは実の長さが6~7cmの頃、パプリカは果実全体が色づいて完熟した頃に収穫します。

ピーマンの栽培カレンダー
パプリカの栽培カレンダー
植え付け収穫
野菜名 ピーマン・パプリカ
種類 果菜類
科目 ナス科
栽培特性 暑さに強い乾燥に弱い
土壌酸度 pH6.0~6.5
元肥の施し方 溝施肥
畝の大きさ 幅60cm高さ10cm(1条)。畝立て後、黒マルチを張る。
発芽適温 25~30℃
生育適温 20~30℃
プランター栽培 直径30×高さ30cm以上のプランターで1株
連作障害 3~4年
収穫量 ピーマンは1株あたり60個。
植え付け時期
  • ピーマン、パプリカの苗の植え付け時期は5月。

  • ピーマン、パプリカは発芽に高温が必要で、育苗に要する日数も長いため、市販の苗を購入して植え付けるのが一般的。植え付け後、仮支柱を立て、苗を固定する。

  • 種から栽培する場合は、セルトレイに1粒ずつ種をまき、本葉が出たらポットに移植して、本葉10枚になったら定植をする。育苗日数は70~80日程度。気温の低い時期は保温して栽培する。

3本仕立て
  • 苗が成長して一番花が咲く頃になったら、勢いのある枝3本を主枝として伸ばす、3本仕立てにする。

  • 支柱を合計3本(中心に1本、X状に交差するように2本)立てて、それぞれに1本ずつ主枝を誘引する。

  • ピーマン、パプリカは一番花が咲くと、そこから2本、または3本に分枝する。2本に分枝した場合は、その2本と、一番花のすぐ下から発生するわき芽(側枝)を1本伸ばして、3本仕立てにする。3本に分枝した場合は、その3本をそのまま伸ばして3本仕立てにする。

  • いずれの場合も、誘引する3本の主枝より下のわき芽(一番花より下のわき芽)は全部摘み取る。

収穫時期
  • ピーマンは開花後15~20日程度、実の長さが6~7cmになった頃に収穫をする。株の成長を促すため、一番果は小さいうちに収穫するとよい。

  • パプリカは開花後60日程度、果実全体が色づいて完熟した頃に収穫をする。生育中、草勢が弱くなってきたら、未熟果を収穫するようにして、株の負担を減らす。

ピーマンは通常、緑色の未熟果を収穫しますが、果実を収穫せずにそのままにして、赤く完熟させれば、カラーピーマンとして収穫することもできます(ただし、株には負担がかかる)。

果肉が厚い、大果のベル型ピーマンが一般にパプリカと呼ばれています(カラーピーマンともいう)。

苦みやピーマン臭が少ない”こどもピーマン・ピー太郎”、肉厚のジャンボピーマン”とんがりパワー”、赤色パプリカの”フルーピーレッドEX”などがあります。

メロン

栽培方法
  1. メロンの苗の植え付け時期は5月です。株間75~90cmで植え付けます。

  2. メロンは窒素肥料が多いと、蔓や葉ばかり成長して、着果しにくくなる、つるボケになりやすいので、肥料の与えすぎには注意します。

  3. 植え付け後、親蔓を5~6節で摘心して、3本仕立てにします。

  4. 蔓が伸びてきたら、ワラやすだれなどを敷いて、降雨時の泥はねから蔓や果実を保護します。

  5. 雌花が咲いたら人工授粉をします。

  6. 果実が鶏卵大になったら摘果をして追肥を施します。

  7. 収穫時期は7~8月です。受粉後40~45日が収穫の目安です。

栽培カレンダー
植え付け収穫
野菜名 メロン
種類 果菜類
科目 ウリ科
栽培特性 過湿に弱い
土壌酸度 pH6.0~6.8
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 幅60cm高さ20cm(1条)。畝立て後、黒マルチを張る。
発芽適温 28~30℃。発芽には最低15℃以上必要。
生育適温 22~30℃
プランター栽培 容量20L以上のプランターで1株。親蔓を摘心して子蔓2本を伸ばす2本仕立てにして、1株あたり2果を収穫する。
連作障害 3~4年
植え付け時期
  • メロンの苗の植え付け時期は5月。

  • 種から栽培する場合は、育苗箱に種子間隔2cm、条間9cmで種をまき、子葉が展開したら、ポットに移植して、本葉4枚になったら定植をする。

  • 直接ポットに種をまく場合は、2粒の種をポットにまき、本葉が出たら1本に間引いて、本葉4枚になったら定植をする。育苗日数は35日程度。気温の低い時期は保温して栽培する。

  • 蔓は通路側に伸ばしていくので、通路幅は2m以上確保しておく。蔓を伸ばす場所がないときは、支柱とネットを利用して、空中に蔓を誘引して着果させる方法もある(空中栽培)。

3本仕立て
  • 仕立て方は子蔓を3本伸ばす、3本仕立てにする(ほかの子蔓は摘み取る)。

  • メロンの雌花は孫蔓(子蔓から出るわき芽)の第1節によくつくので、子蔓の8~11節から出る孫蔓の雌花に人工授粉して着果させる。

  • 3本の子蔓はそれぞれ20節前後で摘心し、着果した孫蔓は2葉をつけて摘心する。子蔓から出る着果節位(着果予定節位)までの孫蔓は早めに摘み取り、着果節位以降の孫蔓は1葉をつけて摘心する。

人工授粉
  • メロンは雌雄異花なので、孫蔓に雌花(花のつけ根が膨らんでいる)が開花したら、確実に着果させるために、雌花の柱頭に雄花の花粉をつける人工授粉を行う。

  • 人工授粉は朝の9時頃までに行う。人工授粉したら、授粉日を書いた札を立てておく。

摘果
  • 果実が鶏卵大の大きさになったら摘果を行う。子蔓1本に2果、1株あたり6果になるように、形のよい果実を残し、ほかは摘み取る。残す果実は球形のものより、楕円球形のものがよい。

収穫時期
  • メロンは受粉後40~45日、果実の近くの葉が黄変してきた頃に収穫をする。収穫が近づいたら、乾燥気味に育てると果実の糖度が増す。

メロンには果皮にネットのできるネット系メロンと、ネットのできないノーネット系メロンがあります(ネットは果実の成長過程で生じた果皮の亀裂が癒合したもの)。一般にネット系メロンはノーネット系メロンより栽培が難しいので、初心者は作りやすいノーネット系の品種がおすすめです。

露地メロンの代表的品種”プリンスメロン”、糖度17~20度と極めて糖度が高い”キューピット”、ベランダや庭で手軽に栽培できるミニメロン”ころたん”などがあります。

ラッカセイ

栽培方法
  1. ラッカセイの種まき時期は5月です。株間30cm、条間45cmで点まきにします。

  2. 花が咲き始めたら、追肥を施して、子房柄が地中に入りやすくなるように株元を少し耕して、土寄せをします。

  3. 収穫時期は9~10月です。茎葉が黄変してきた頃に、株ごと引き抜いて収穫します。

栽培カレンダー
種まき収穫
野菜名 ラッカセイ
種類 果菜類
科目 マメ科
栽培特性 乾燥に強い過湿に弱い
土壌酸度 pH5.3~6.6
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 畝の高さ10cm。
発芽適温 20~30℃。発芽の最低温度は12℃。
生育適温 25~30℃。生育の最低温度は15℃。
プランター栽培 直径40×高さ30cm以上のプランターで1箇所まき(2本立ち)。子房柄がプランターの外側に出たときは内側に戻す。
連作障害 2~3年
収穫量 1株あたり30莢
種まき時期
  • ラッカセイの種まき時期は5月。

  • 殻を割って種を取り出す。種は薄皮をつけたまま横向きにして、1箇所に2粒まき、間引かずにそのまま育てる。発芽には7~10日ほどかかる。

  • ポット育苗の場合は、本葉2~3枚になったら、2本立ちのまま定植をする。育苗日数は2週間程度。

収穫時期
  • ラッカセイは茎葉が黄変してきた頃に収穫を行う。ためし堀りをしてみて、サヤに網目ができていれば、株ごと引き抜いて収穫をする。

  • 収穫後、株を逆さにして、1週間程度天日干しして、乾燥させる。乾燥させたサヤを摘み取り、殻を割り、フライパンで豆を煎って食べる。

  • 茹でて食べる場合は、収穫後、すぐにサヤを摘み取って水洗いし、サヤのまま塩茹でにする。塩分濃度は3%(水1Lに30gの食塩)、茹で時間は40~50分が目安。茹で豆用として収穫する場合は、煎り豆用より、少し早めに収穫するとよい。

ラッカセイはマメ科の野菜ですが、サヤ(マメ)は地上ではなく、地中にできます。開花後、花のつけ根から、蔓のような子房柄(しぼうへい)が伸び出して、地中に潜り込み、その子房柄の先端が肥大してサヤになります。

あっさりした甘みで煎り豆やゆで豆に適する”ナカテユタカ”、薄皮が黒紫色の”黒落花生”、大粒で甘みが強い”おおまさり”などがあります。

カブ

栽培方法
  1. カブの種まき時期は3~4月(春まき)と9~10月(秋まき)です。大カブの場合は秋まき(9月上旬)にします。種はすじまき、または点まきにして、最終的に小カブは株間10~12cm(条間15cm)、中カブは株間15~20cm(条間20~30cm)、大カブは株間40cm(条間45cm)にします。

  2. 追肥は本葉2~3枚と本葉5~6枚の頃に施します。大カブの場合は、さらに播種後40~45日くらいにも追肥を施します。

  3. 収穫時期は5~6月と10~12月です。小カブの場合、根径が5cmになったら収穫します。

栽培カレンダー
種まき収穫
野菜名 カブ
種類 根菜類
科目 アブラナ科
栽培特性 暑さに弱い乾燥に弱い冷涼な気候を好む
土壌酸度 pH5.5~6.5
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 畝の高さ10cm。
発芽適温 15~20℃。発芽の最低温度は4~8℃。30℃以上は著しく発芽率が低下する。
生育適温 15~20℃
プランター栽培 幅65cmの標準プランターで小カブを2条(条間10cm)
連作障害 1~2年
種まき時期
  • カブの春まきは3月下旬から4月下旬頃、秋まきは9月上旬から10月上旬頃に行う。大カブの場合は秋まき(9月上旬頃)にする。

  • 種はすじまき、または1箇所3粒の点まきにする。発芽後、順次間引いて、本葉5~6枚になったら、所定の株間、または1本立ちにする。

収穫時期
  • 小カブの場合、播種後40~60日、根径が5cm程度になったら収穫する。収穫が遅れると裂根することがある。

  • 中カブの場合は、根径10cm前後で収穫。大カブの場合は、秋まきで播種後80~100日、根径15cm以上が収穫の目安。

紫と白の色あいがきれいな”あやめ雪”、手で皮がむけるサラダ向けの”もものすけ”、滋賀の特産で漬物用の細長い”日野菜かぶ”などがあります。

キクイモ

栽培方法
  1. キクイモの種芋の植え付け時期は3~4月です。株間50cm、覆土5cmで植え付けます。

  2. 植え付け後、1株から何本もの芽が出た場合は、2~3本に間引きます。

  3. 追肥はほとんど必要ありません。

  4. 成長してきたら、株を紐などで囲って倒伏を防ぎます。

  5. 収穫時期は10~12月です。茎葉が枯れてきたら掘り出して収穫します。

栽培カレンダー
植え付け収穫
野菜名 キクイモ
種類 根菜類
科目 キク科
栽培特性 寒さに強い冷涼な気候を好む
土壌酸度 pH6.0~6.5
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 幅80cm高さ10cm(1条)
プランター栽培 直径40×高さ30cm以上のプランターで1株
連作障害 2~3年
植え付け時期
  • キクイモの種芋の植え付け時期は3月下旬から4月中旬。

  • 草丈は2m以上にもなるので、強風の当たる場所は避けて植える。

収穫時期
  • キクイモの収穫は茎葉が枯れてきた頃に行う。スコップなどで土の中から塊茎を掘り出す。掘り残すと、翌年、残した塊茎から萌芽するので注意する。

キクイモは秋になると開花し、その後に塊茎(芋)の肥大が始まります。

ゴボウ

栽培方法
  1. ゴボウには長根種と短根種(ミニゴボウ)があります。種まき時期は長根種が4~5月(春まき)と9~10月(秋まき)、短根種は4~8月です。株間10~15cmの点まきにします。

  2. 追肥は本葉3~4枚から草丈30cmになるまでの間に2回施します。秋まきの場合は、本葉3~4枚の頃と翌年の3月頃に施します。

  3. 収穫時期は長根種が10~1月と6~8月、短根種が6~1月です。根径1~2cmのものを収穫します。

  4. 袋栽培や波板栽培をすると収穫作業が楽になります。

  5. 若い根と葉柄を食べる葉ゴボウもあります。

長根種の栽培カレンダー
短根種の栽培カレンダー
種まき収穫
野菜名 ゴボウ
種類 根菜類
科目 キク科
栽培特性 乾燥に強い過湿に弱い
土壌酸度 pH6.5~7.5
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 幅60cm高さ10cm(1条)
発芽適温 20~25℃。15℃以下や30℃以上になると発芽率は低下する。
生育適温 20~25℃。地上部は3℃で枯れるが、根部は-20℃にも耐える。
プランター栽培 ミニゴボウが最適。幅50×奥行き30×高さ40cm以上のプランターに株間10cmで1条まきして、草丈30~40cmになったら収穫する。
連作障害 5年
種まき時期
  • 長根種の種まき時期は4月上旬から5月上旬(春まき)と9月下旬から10月上旬(秋まき)。短根種(ミニゴボウ)は4月上旬から8月下旬。

  • 畑は根の長さくらいまで深く耕し、根が変形する原因となる、土中の石を取り除いておく。高畝にすればその分、深く耕さなくても済む。

  • 種は1箇所3~4粒の点まきにする。発芽後、順次間引いて、本葉3~4枚になったら1本立ちにする。発芽には10日程度かかる。発芽まで土は乾燥させないようにする。種は一晩、水に浸けておくと発芽しやすくなる。

  • 秋まきの場合、冬になると茎葉は寒さで枯れてしまうが、根部はそのまま越冬し、翌春、再び芽を出す。ゴボウは根径1cm以上で越冬すると、4~5月にとう立ちするので、秋まきでは早まきしないように注意する。

収穫時期
  • 長根種は根径が2cmくらいになったら収穫をする。春まきでは10月以降、秋まきでは翌年の6月以降が収穫時期。葉を刈り取り、根の手前の土を深く掘った後、引き抜く。

  • 短根種は品種により収穫時期は異なるが、播種後75~100日、根径1~2cmのものを収穫する。

袋栽培・波板栽培
  • ゴボウは袋栽培や波板栽培をすると収穫作業が楽になる。短根種を袋栽培する場合、培養土の袋(25L程度)などの底に水抜き穴を空けて、用土を入れて種をまくと(株間5~8cm)、袋を破るだけで収穫できる。長根種の場合は、袋の底を切り取り、設置面(地面)も耕しておく。

  • 波板栽培をする場合は、畑に波板を20度くらいの角度で傾けて埋め、その上に種をまくと、根が波板の上で伸びるため、掘り出しやすくなる。

葉ゴボウの栽培
  • 葉ゴボウを栽培する場合は、葉柄の下部が白い、越前白茎ゴボウ、葉ごぼう(タキイ)などの品種を使用する。

  • 種まきは9月下旬から10月上旬頃(秋まき)に行う。

  • 条間25cm、株間6~9cmで種をまき、翌年の4~5月頃、葉柄の長さが35~40cmほどになったら、株ごと引き抜いて収穫をする。根長は20cm程度になる。

ゴボウには長根種と短根種があります。家庭菜園では栽培の容易な根長40cm前後の短根種(ミニゴボウ)がおすすめです。短根種はサラダにも向きます。

長根の代表的品種”柳川理想”、根長30~40cmでサラダに向く”ダイエット”、根径最大10cmで肉質がやわらかく、中心に空洞ができる”大浦太”などがあります。

サツマイモ

栽培方法
  1. サツマイモの苗の植え付け時期は5月です。株間30~40cmで植え付けます。

  2. 通常、元肥のみで追肥は施しません。

  3. 夏になったら、つる返しを行います。

  4. 収穫時期は9~11月です。葉がやや黄色くなり始めた頃に収穫します。収穫した芋は長期保存することもできます。

栽培カレンダー
植え付け収穫
野菜名 サツマイモ
種類 根菜類
科目 ヒルガオ科
栽培特性 暑さに強い乾燥に強い過湿に弱い
土壌酸度 pH5.5~6.0
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 幅70cm高さ30cm(1条)のかまぼこ型畝。畝立て後、黒マルチを張る。
発芽適温 15℃以上で発根
生育適温 25~30℃
プランター栽培 幅65×奥行き40×高さ40cm以上のプランターで2株(株間30cm)。袋栽培をする場合は、空の培養土の袋(25L程度)の底に水抜き穴を開けて1株を栽培する。
連作障害 出にくい
収穫量 1株あたり1kg
植え付け時期
  • サツマイモの植え付け時期は5月。

  • 茎が太く、7~8節あって、節間が適度につまっている苗を選び、植え付け前に苗の切り口を水につけて、十分に吸水させておく。

  • 支柱の先などを使って、畝の中央に苗の植え穴を斜め45度くらいの角度であけ、3~4節が埋まるように苗を挿し込んで、苗の植え付けを行う(斜め植え)。植え穴はマルチの上からあける。苗は畝と平行方向になるように植え、葉は地上に出す。

  • 植え付け後、1週間くらいで根付いて、蔓が伸びてくる。

つる返し
  • 夏になり、伸びた蔓で通路が覆われるようになったら、接地した蔓の節から出た根を地面から引き剥がして、蔓を畝側へひっくり返す、つる返しを行う。つる返しで葉が裏返しになっても自然に直るので、気にしなくてよい。

  • つる返しを行うことで、蔓の節から出た根が、土から過剰に養分を吸収し、つるぼけになることを防止する。

収穫時期
  • サツマイモは9月下旬から11月中旬頃、葉がやや黄色くなり始めたら、収穫を行う。事前に試し掘りをして、芋が大きくなっていることを確認するとよい。

  • 蔓を刈り取り、芋を傷つけないようにスコップで掘り出す。霜がおりる前に収穫を終えるようにする。

芋の長期保存
  • 長期保存する場合は、芋を新聞紙でくるんで、発泡スチロールなどの箱に入れ、古毛布などをかぶせて(呼吸させるため箱は密閉しない)、湿度85~90%、13~15℃くらいの場所に置く。芋は10℃以下になると傷みやすくなる。

芋(塊根)は苗の節から出た根が肥大したものです。サツマイモは吸肥力が強いため、肥料が少量でもよく育ちます。

焼くとクリームのようにネットリとした食感の”安納芋”、果肉が紫色の”パープルスイートロード”、茎葉を食べる”すいおう”などがあります。

サトイモ

栽培方法
  1. サトイモの種芋の植え付け時期は4~5月です。種芋には芽出ししたものを使用すると、生育にばらつきが出なくなります。種芋は株間30~45cmで植え付けます。

  2. 本葉5~6枚になったら、芋を太らせるため、株元に5cmの土寄せをします。最初の土寄せから1ヵ月後、さらに10cmの土寄せをします。

  3. 土寄せのたびに追肥を施します。

  4. 収穫時期は10~11月です。スコップを使って芋を掘り出します。収穫した芋は長期保存して、翌年の種芋にすることもできます。

  5. 土寄せ不要のマルチ栽培もできます。

栽培カレンダー
植え付け収穫
野菜名 サトイモ
種類 根菜類
科目 サトイモ科
栽培特性 乾燥に弱い高温多湿を好む
土壌酸度 pH6.0~6.5
元肥の施し方 置き肥
栽培スペース 幅100cmの栽培スペース(1条)。水はけのよい畑では畝を立てる必要はない。
発芽適温 25~30℃。発芽の最低温度は15℃。
生育適温 25~30℃。芋は5℃以下で腐敗する。
プランター栽培 幅70×奥行き30×高さ30cm以上のプランターで2株(株間30cm)。生育中に増し土をするので、植え付け時にその分のスペースを空けておく。
連作障害 4~5年
収穫量 1株あたり20個
種芋の芽出し
  • サトイモは芽出ししていない種芋を植えると、生育にばらつきがでたり、土中で種芋が腐敗して欠株が出たりすることがあるので、種芋には芽出ししたものを使用するとよい。

  • 種芋の芽出しをする場合は、植え付けの1ヶ月ほど前に行う。コンテナに用土を入れ、芽部を上にして種芋を仮植えして(覆土2~3cm)、水をかけて、透明のビニールで覆う。日中は日当たりのよい場所にコンテナを置き、夜間は室内に取り込む。芽が3~4cmほど出たら、植え付けをする。

植え付け時期
  • サトイモの種芋の植え付け時期は4月中旬から5月上旬。

  • 栽培には幅100cmの栽培スペース(1条植え)が必要。栽培スペースには苦土石灰100g/m2を施しておく。

  • 植え付け当日になったら、栽培スペースの中央に幅と深さが15cm程度の溝を掘り、そこに種芋の芽を上にして並べる。種芋と種芋の間に、元肥として化成肥料(8-8-8)30gと完熟牛ふん堆肥200gを置いて(元肥が種芋と接触しないようにする)、溝を埋め戻す。覆土は7~8cmにする。通常、芽が出るまでには3~4週間ほどかかる。

収穫時期
  • サトイモの収穫は10月上旬から11月下旬頃に行う。茎を刈って、株から少し離れたところにスコップを入れて、芋を掘り出す。霜が降りる前までに収穫を終えるようにする。

翌年の種芋にする場合
  • 芋を翌年の種芋にするため、長期保存する場合は、水はけのよい場所に深さ60cm程度の穴を掘り、底にモミガラを入れる。

  • 芋の茎部を下にして積み重ね(親芋と子芋はバラさない)、穴をモミガラで埋めて、20cmほど盛り土をする。親芋も種芋として利用できる。

マルチ栽培
  • サトイモ栽培では通常、生育中に土寄せをする必要があるが、土寄せをする必要のない省力的な栽培方法もある(マルチ栽培)。

  • マルチ栽培をするときは、幅60cm、高さ20cmくらいの畝を立てて黒マルチを張る。マルチの上から、深さ20cmくらいの植え穴をあけて、種芋の芽を上にして、15cm覆土(マルチ面から種芋の上まで15cm)して種芋を植え付ける。植え付けには芽出しした種芋を使用する。

  • 深めに植えることで、本来必要な土寄せ作業を省くことができる。張ったマルチは収穫まで除去しない。

サトイモは種芋から伸びた茎葉の基部に親芋ができます。その後、その親芋に子芋がつき、子芋に孫芋がつきます。品種には、親芋を食べる品種、子芋を食べる品種、子芋と親芋の両方を食べる品種、葉柄を食べる品種があります。

多くの子芋ができて煮過ぎても割れない”大野いも”、ねっとりとした食感の”善光寺”、親芋と子芋が一つの塊になる”やつがしら”などがあります。

ジャガイモ

栽培方法
  1. ジャガイモの種芋の植え付け時期は2~3月(春植え)と8~9月(秋植え)です。種芋には芽出ししたものを使用すると、生育にばらつきが出なくなります。種芋は株間30cmで植え付けます。

  2. 草丈10~15cmになったら芽かきをします。

  3. 芽かき後とその2週間後の2回、それぞれ追肥を施し、6~7cmの土寄せをします。

  4. 収穫時期は6~7月と11~12月です。茎葉が枯れてきた頃に収穫します。

  5. 土寄せ不要のマルチ栽培もできます。

栽培カレンダー
植え付け収穫
野菜名 ジャガイモ
種類 根菜類
科目 ナス科
栽培特性 冷涼な気候を好む
土壌酸度 pH5.0~6.0
元肥の施し方 置き肥
栽培スペース 幅60cmの栽培スペース(1条)。水はけのよい畑では畝を立てる必要はない。
発芽適温 15~20℃。5℃以上で発芽する。
生育適温 15~24℃
プランター栽培 幅70×奥行き30×高さ30cm以上のプランターで2株(株間30cm)。袋栽培をする場合は、空の培養土の袋(25L程度)の底に水抜き穴を開けて1株を栽培する。生育中に増し土をするので、植え付け時にその分のスペースを空けておく。
連作障害 2~3年
収穫量 1株あたり700g
芽出し(浴光育芽)
  • ジャガイモは種芋をそのまま植え付けると、出芽が揃わなかったり、欠株が出たりすることがあるので、芽出しを兼ねて、浴光育芽(よっこういくが)してから植え付けると良い。ただし、秋植えでは浴光育芽は必要ない。

  • 浴光育芽は、低温下で強光を種芋に当てて、強健な芽を育てることを目的とした技術で、出芽が1週間ほど早くなる、出芽が揃う、出芽数が増える、黒あざ病(変形芋の原因になる)に強くなる、などの効果がある。

  • 浴光育芽をする場合は、植え付けの3~4週間前に行う。軒下や窓辺など、雨の当たらない、日当たりのよい場所に、種芋(切らない)を並べたコンテナを置き、種芋に日を当てる。適温は10~20℃くらいで、5℃以下や20℃以上にはしないように管理する。種芋は1週間ごとにひっくり返して、均一に日を当てる。

  • 3~4週間経つと、種芋から黒紫色の芽が5mmほど伸びてくるので、その頃になったら、種芋を切り分けて植え付ける。

植え付け時期
  • ジャガイモの春植えは2月下旬から3月中旬、秋植えは8月下旬から9月上旬に行う。

  • 栽培には幅60cmの栽培スペース(1条植え)が必要。ジャガイモは弱酸性の土壌を好むので、通常、苦土石灰は施さない。

  • 種芋は必ず、ホームセンターや種苗店などで、種芋用として売られているものを使用する。食用のものは、ウイルス病にかかっていることがあるので使用しない。

  • 植え付けに使用する種芋は、小さいもの(30~40g程度)は切らずにそのまま使用するが、大きいものは一片が30~40gになるよう、縦に切り分ける(それぞれ2芽以上つくようにする)。

  • 切った種芋は、日陰に2~3日置いて、切り口を乾かす。

  • 秋植えでは種芋が腐りやすいので、できるだけ種芋は切らないように、小さな種芋を選んで植える。

  • 植え付け当日になったら、栽培スペースの中央に幅15cm、深さ10cm程度の溝を掘り、そこに種芋を並べる(種芋を切った場合は切り口を下にする)。種芋と種芋の間に元肥として化成肥料(8-8-8)30gと完熟牛ふん堆肥200gを置いて(元肥は種芋と接触しないようにする)、溝を埋め戻す。覆土は5~8cm程度にする。植え付け直後の水やりはしない。出芽には3~4週間ほどかかる。

芽かき
  • 植え付け後、種芋からは複数の芽が伸びてくるので、草丈10~15cmほどになったら、2~3本を残し、それ以外の芽を引き抜く、芽かきを行う。

  • 種芋が地表に飛び出ないように、種芋の上の土を押さえながら、不要な芽を倒すようにして引き抜く。芽かきをしないと、小さな芋が多くなる。

収穫時期
  • ジャガイモの収穫は茎葉が黄色くなって、枯れてきた頃に行う。株の周囲にスコップを入れて、株を掘り起こし、芋を拾う。

  • 保存する場合は、日陰で表面をよく乾かした後(芋は洗わない)、ダンボール箱などに入れて、冷暗所に置く。

マルチ栽培
  • マルチを利用すれば、土寄せをしなくても、立派な芋を収穫することができる(浅植えマルチ栽培)。

  • ジャガイモの浅植えマルチ栽培をするときは、畑を耕して肥料を混ぜて、幅60cm、高さ10cmくらいの畝を立てて黒マルチを張る。使用するマルチは厚さ0.03mm以上のものがよい。浅植えマルチ栽培では、芋はマルチのすぐ下、地表付近にできるので、マルチが薄いと光が透過して、芋が緑化することがある。

  • マルチを張ったら、マルチに切り込みを入れ、そこから種芋(切り口は上にする)を畝に押し込んで植え付ける(逆さ植え)。覆土は種芋が隠れる程度で、マルチの切り込みはなるべく小さくする。

  • 2~3週間ほどすると、種芋から芽が伸びてくるので、芽をマルチの外へ出す。芽はマルチの切り込みから出すか、または、マルチに小さな穴をあけて出す。芽がマルチの外に出たら、あとはほぼ放任でよい。土寄せや追肥は不要。逆さ植えにした場合、通常の植え方(切り口を下)と比べ、伸びてくる芽数が少ないので、芽かきもほとんど必要ない。

  • 茎葉が黄色くなってきたら、マルチを剥がして、地表付近にできた芋を拾い集める。

ジャガイモは種芋から出た茎の地下部から、ストロンという、地下茎が伸びて、その先端が肥大して芋になります。芋は日に当たると緑化して、ソラニンという毒素が発生するので、生育中に何度か株元に土寄せをして、芋が露出しないようにします。芋は種芋の上にできます。

食味の良い人気の品種”キタアカリ”、赤皮で病虫害抵抗性に優れた”あかね風”、果肉が紫色でアントシアニンが豊富な”シャドークイーン”などがあります。

ショウガ

栽培方法
  1. ショウガの植え付け時期は4~5月です。芽出しした種ショウガを株間30cmで植え付けます。

  2. 追肥は本葉2~3枚の頃とその1ヵ月後の2回施し、あわせて土寄せをします。

  3. 乾燥に弱いので、夏場は敷きワラをして、水やりをこまめにします。水不足になると、葉が巻くことがあります。

  4. 収穫時期は7~8月と10~11月です。7~8月に収穫すれば葉ショウガとして、10~11月、茎葉が黄色くなってきた頃に収穫すれば、根ショウガとして利用できます。

栽培カレンダー
植え付け収穫
野菜名 ショウガ
種類 根菜類
科目 ショウガ科
栽培特性 寒さに弱い乾燥に弱い
土壌酸度 pH5.5~6.0
栽培スペース 幅60cmの栽培スペース(1条)。水はけのよい畑では畝を立てる必要はない。
発芽適温 15℃以上で発芽
生育適温 25~30℃。生育限界は15℃。
プランター栽培 幅70×奥行き30×高さ30cm以上のプランターで3株(株間20cm)。生育中に増し土をするので、植え付け時にその分のスペースを空けておく。
連作障害 4~5年
芽出し
  • 種ショウガは3~4日、日に当てると芽が出てくるので(芽出し)、芽の出た種ショウガを使用する。

植え付け時期
  • 種ショウガの植え付け時期は4月下旬から5月中旬。

  • 栽培には幅60cmの栽培スペース(1条植え)が必要。栽培スペースには苦土石灰100g/m2を施しておく。

  • 使用する種ショウガは2~3芽つけて50~100g程度に分割する(小ショウガは50g、中・大ショウガは100g)。分割したら、2~3日、陰干して断面を乾燥させておく。

  • 植え付け当日になったら、栽培スペースの中央に幅15cm、深さ20cmの溝を掘る。

  • 溝に元肥として化成肥料(8-8-8)100g/m2、完熟牛ふん堆肥3L/m2を施し、土を10cm程度かぶせる。その上に種ショウガを置いて(芽は上にする)、溝が埋まるまで土をかぶせる。覆土は5~6cmにする。

  • ショウガは横方向に広がって成長する。植え付けてから芽が伸びてくるまでには1ヶ月ほどかかる。

土寄せ
  • 種ショウガの上に新しいショウガができるので、地上に肥大したショウガが飛び出ないように、1回目は3cm程度、2回目は5cm程度の土寄せをする。

収穫時期
  • 葉ショウガの収穫は7月上旬から8月下旬頃、葉が5~6枚になった頃に行う。株ごと引き抜いて収穫する。塊茎についている、植え付けたときの種ショウガ(ひねショウガという)も薬味などに利用できる。

  • 根ショウガの収穫は茎葉が黄色くなってきた頃に行う。株の周囲にスコップを入れて、株を掘り上げる。ショウガは寒さに弱いので、霜が降りるまでに収穫を終えるようにする。すぐに食べない場合は、新聞紙などで包んで、13~15℃を保てる暗所で保存する。

ショウガは塊茎の大きさによって、小ショウガ、中ショウガ、大ショウガに分けられます。小ショウガは葉ショウガに適し、大ショウガは香辛料や薬味、漬物などに適しています。

ショウガは夏に若い塊茎を引き抜けば、葉ショウガとして利用でき、秋に肥大した塊茎を掘り出せば、根ショウガとして利用できます。

株元が紅色で葉生姜向きの小生姜”金時”、大生姜の代表品種で薬味や漬物に向く”近江”などがあります。

ダイコン

栽培方法
  1. ダイコンの種まき時期は4月(春まき)と8~9月(秋まき)です。株間30cm、条間45cmで点まきします。

  2. 追肥は本葉2~3枚と本葉6~7枚の頃に施します。

  3. 収穫時期は6月と10~12月です。根径が6~7cmになった頃に収穫します。

栽培カレンダー
種まき収穫
野菜名 ダイコン
種類 根菜類
科目 アブラナ科
栽培特性 冷涼な気候を好む
土壌酸度 pH5.5~6.8
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 畝の高さ10cm。畝立て後、黒マルチを張る。
発芽適温 15~30℃。発芽の最低温度は4℃。
生育適温 17~20℃
プランター栽培 幅50×奥行き30×高さ40cm以上のプランターで青首ダイコンを3株。幅70×奥行き30×高さ30cm以上のプランターで根長20cmのミニダイコンを3~4株(株間15~20cm)。
連作障害 1~2年
収穫量 1株あたり1kg
種まき時期
  • ダイコンの春まきは4月、秋まきは8月下旬から9月上旬に行う。

  • 種は1箇所4~5粒の点まきにする。発芽後、順次間引いて、本葉6~7枚になったら1本立ちにする。

  • ダイコンは冷涼な気候を好むため、春まきよりも秋まきのほうが栽培しやすい。

収穫時期
  • 外側の葉が垂れて、根径が6~7cm(青首ダイコンの場合)になったら、引き抜いて収穫をする。収穫の遅れは、ス入りの原因となるので注意する。

  • 根がス入りの場合は、葉柄の基部2~3cmのところにもスが入っているので(葉柄を切って断面を確認)、見分けがつく。

根長20cmの甘いサラダ大根”ホワイトスティック”、極めて辛味が強い紫紅色の辛味大根”からいね赤”、重さ20kgの超大型大根”桜島”などがあります。

チョロギ

栽培方法
  1. チョロギの塊茎の植え付け時期は3~4月です。株間20~30cm、覆土5cmで植え付けます。

  2. 追肥は草丈が10cmになった頃に施して、同時に軽く土寄せをします。

  3. 株が成長したら、株の倒伏を防ぐため、支柱を畝のまわりに立てて、紐で囲みます。

  4. 夏になったら敷きワラをして乾燥を防ぎます。

  5. 収穫時期は11~12月です。茎葉が枯れはじめたら、株を引き抜いて収穫します。

栽培カレンダー
植え付け収穫
野菜名 チョロギ
種類 根菜類
科目 シソ科
栽培特性 乾燥に弱い半日陰を好む
土壌酸度 pH6.0~6.5
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 幅60cm高さ10cm(1条)
発芽適温 15~25℃
生育適温 15~25℃
プランター栽培 直径30×高さ30cm以上のプランターで1株
連作障害 2~3年
植え付け時期
  • チョロギの塊茎の植え付け時期は3月下旬から4月下旬。

収穫時期
  • チョロギは茎葉が枯れはじめたら、株を引き抜いて、収穫をする。塊茎の取り残しに注意する。翌春まで塊茎を保存する場合は、土の中に埋めておく。

チョロギは地中にできる塊茎を食用にします。塊茎は長さ3cmほどの巻貝みたいな形をしていて、加熱すると、ゆり根に似た味がします。梅酢で赤く染めて、正月のおせち料理などに使用します。

ツクネイモ

栽培方法
  1. ツクネイモの種芋の植え付け時期は4~5月です。種芋には芽出ししたものを使用すると、生育にばらつきが出なくなります。種芋は株間30cmで植え付けます。

  2. 植え付け後、支柱を立てます(無支柱栽培も可能)。

  3. 1株から複数の芽が伸びたときは、芽かきをします。

  4. 追肥は6月中・下旬頃に施し、その後、8月上旬までに1~2回施します。

  5. 梅雨明け後、敷きワラをして土壌の乾燥を防ぎます。高温期はこまめに水やりをします。

  6. 収穫時期は10~12月です。地上部が枯れてきたら、芋を掘り取ります。

栽培カレンダー
植え付け収穫
野菜名 ツクネイモ
種類 根菜類
科目 ヤマノイモ科
栽培特性 乾燥に弱い
土壌酸度 pH6.0~6.5
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 幅60~100cm高さ10cm(1条)
発芽適温 17~25℃
生育適温 20~25℃
プランター栽培 幅70×奥行き30×高さ30cm以上のプランターで2株(株間30cm)
連作障害 3~4年
種芋の芽出し
  • 種芋は芽出しする前に、ミカン切りして(頂芽部は切り捨てる)、1片あたり50~80gに分割し、暖かく風通しの良い場所で切り口を乾燥させておく。

  • ツクネイモの種芋を芽出し(催芽)する場合は、発泡スチロールなどの箱に砂と切り分けた種芋を入れて、種芋が隠れるくらいに砂をかけ、箱に換気穴をあけたビニールをかぶせて、暖かい場所に置いておく。20日程度たって、芽が大豆くらいの大きさになったら植え付けに使用する。

植え付け時期
  • ツクネイモの種芋の植え付け時期は4月中旬から5月中旬。

  • 畑は深さ40cmくらい耕し、芋が変形する原因となる、石などを取り除いておく。

  • 種芋を植えるときは、切り口を上にして植え付ける。覆土は5~6cmにする。芽が出るまでには、2~4週間ほどかかる。

  • 収穫する芋は、毎年、種芋を養分にして新しく形成される(種芋は大きくならない)。

支柱立て
  • ツクネイモを栽培する場合、支柱を立てないで、つるを地表に這わせて栽培してもよい(無支柱栽培)。無支柱栽培をすれば、土壌の乾燥防止に効果がある。

  • 支柱を立てて栽培する場合は、1m程度の短い支柱を一定間隔で立てて、横方向に麻ひもなどを張る。つるが伸びてきたら、支柱につるを誘引する。(関連:台風にも耐える頑丈な園芸支柱の組み方)

芽かき
  • 1個の種芋から複数の芽が伸びたときは、芋の肥大が悪くなるので、1本を残して他の芽を摘み取る。

収穫時期
  • ツクネイモの収穫は地上部が枯れてきた頃に行う。株の周囲にスコップを入れて土を崩し、芋を掘り取る。保存する場合は、芋をポリ袋に入れて、3~5℃くらいの冷暗所に置く。

  • 温暖な地域では、掘り出さないで、畑で越冬させることもできる。

ツクネイモは形状が塊形・丸形の芋で、粘りが非常に強いのが特徴です。ナガイモと比べると、ムカゴの着生は少なめです。

三重県の特産で粘りが強くアクが少ない”伊勢いも”、石川県の特産”加賀丸いも”、丹波山の芋から選抜した品種”新丹丸”などがあります。

ナガイモ

栽培方法
  1. ナガイモの種芋の植え付け時期は4~5月です。種芋には芽出ししたものを使用すると、生育にばらつきが出なくなります。種芋は株間30cmで植え付けます。

  2. 植え付け後、支柱を立てます。

  3. 1株から複数の芽が伸びたときは、芽かきをします。

  4. 追肥は6月中・下旬頃に施し、その後、8月上旬までに1~2回施します。

  5. 梅雨明け後、敷きワラをして土壌の乾燥を防ぎます。

  6. 収穫時期は10~12月です。地上部が枯れてきたら、芋を折らないように掘り取ります。波板栽培やパイプ栽培をすると収穫が楽になります。

  7. ジネンジョ(自然薯)もナガイモと同じような方法で栽培できます。

栽培カレンダー
植え付け収穫
野菜名 ナガイモ
種類 根菜類
科目 ヤマノイモ科
栽培特性 乾燥に弱い
土壌酸度 pH6.0~6.5
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 幅60~100cm高さ10cm(1条)
発芽適温 17~25℃
生育適温 20~25℃
連作障害 3~4年
種芋の芽出し
  • ナガイモの種芋を芽出し(催芽)する場合は、発泡スチロールなどの箱に砂と種芋を入れて、種芋が隠れるくらいに砂をかけ、箱に換気穴をあけたビニールをかぶせて、暖かい場所に置いておく。20日程度たって、芽が大豆くらいの大きさになったら植え付けに使用する。

  • 大きなナガイモを切り分けて種芋にする場合は(切り芋)、1片あたり100~150g程度に分割して、暖かく風通しの良い場所で切り口を乾燥させたのち、芽出しをする。

植え付け時期
  • ナガイモの種芋の植え付け時期は4月中旬から5月中旬。

  • 畝を立てる場所の中央(種芋を植える位置)に幅25cm、深さ80~100cmの植え溝を掘る。深く掘るのが難しい場合、高畝にすれば、その分、深く掘らなくても済む。

  • 植え溝は掘ったら、すぐに埋め戻すが、その際、芋が変形する原因となる、石などを取り除いておく。ナガイモの栽培では、芋の伸びる場所(植え溝)が深く耕してあれば、畑全面を深く耕す必要はない。

  • 植え溝を埋め戻したら元肥を施し、畝を立てる。養分を吸収する吸収根は、地表近くに分布するので、植え溝には肥料分は混ぜなくてよい。

  • 畝を立てたら、畝の中央(植え溝の真上)に種芋を植え付ける。覆土は5~6cmにする。芽が出るまでには、2~4週間ほどかかる。収穫する芋は、毎年、種芋を養分にして新しく形成される(種芋は大きくならない)。

  • ムカゴから種芋を作る場合は、春にムカゴを畑に植え付け(覆土3cm、株間6cm、条間20cm)、晩秋まで育てる。翌春になったら種芋として植え付ける。

支柱立て
芽かき
  • 1個の種芋から複数の芽が伸びたときは、芋の肥大が悪くなるので、1本を残して他の芽を摘み取る。

収穫時期
  • ナガイモの収穫は地上部が枯れてきた頃に行う。株の周囲にスコップを入れて土を崩し、折らないように芋を掘り取る。保存する場合は、芋をポリ袋に入れて、3~5℃くらいの冷暗所に置く。温暖な地域では、掘り出さないで、畑で越冬させることもできる。

  • つるにできたムカゴの収穫は10月頃から行う。収穫したムカゴは、ご飯と一緒に炊いて、ムカゴ飯などにする。

波板栽培・パイプ栽培
  • かたい土層があるなどの理由で、畑を深く耕すことが出来ない場合は、波板栽培をすることもできる。

  • ナガイモの波板栽培をする場合は、長さ120~130cm程度の波板を15~20度の角度で傾けて畑に置いて、土をかぶせ、その上に種芋を植える。晩秋、埋めた波板を掘り出せば、芋を折ることなく、収穫ができる。

  • 地中に埋めた塩ビ製のパイプの中で芋を肥大させて、芋の掘り取りを容易にした栽培方法もある(パイプ栽培)。

ジネンジョの栽培方法
  • ジネンジョ(自然薯)もナガイモと同じような方法で栽培できる。ジネンジョはナガイモと違って、芋の粘りが非常に強いのが特徴。芋は細長く伸び、長さは1mを超えることもある。

  • 大きなジネンジョを切り分けて種芋にする場合は、1片あたり50~80gに分割して、切り口を乾燥させてから使用する。

  • ジネンジョは地温25℃以上になると吸収根の働きが鈍くなる。また、地温が27℃以上になると、芋がくねくねと蛇行するようになる。

ナガイモは1mを超えることもある円筒状の芋で、粘りが弱いのが特徴です。夏になると蔓(葉腋)にはムカゴができます。ムカゴは食用にしたり、繁殖に利用できます。

代表的な長芋”徳利いも”、長芋より粘りがある”ねばりいも”などがあります。

ニンジン

栽培方法
  1. ニンジンの種まき時期は3~4月(春まき)と7~8月(夏まき)です。株間・条間15cmで点まきにします。

  2. 追肥は本葉2~3枚と本葉5~6枚の頃に施します。

  3. 収穫時期は7~8月と11~2月です。根の直径が4~5cmになったら収穫します。

栽培カレンダー
種まき収穫
野菜名 ニンジン
種類 根菜類
科目 セリ科
栽培特性 過湿に弱い冷涼な気候を好む
土壌酸度 pH5.5~6.5
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 畝の高さ10cm。畝立て後、春まきの場合は黒マルチを張る。夏まきの場合は地温の上昇を抑える効果のある白黒マルチを張る。
発芽適温 15~25℃。発芽温度は4~33℃。10℃では発芽に2週間以上かかる。
生育適温 18~21℃
プランター栽培 幅70×奥行き30×高さ30cm以上のプランターで株間10~12cm、条間10cmの2条
連作障害 1~2年
種まき時期
  • ニンジンの春まきは3月中旬から4月上旬、夏まきは7月下旬から8月上旬に行う。

  • 市販されているニンジンの種には、裸種子とコーティング種子(ペレット種子)がある。裸種子の場合、種は1箇所5~6粒の点まきにする。コーティング種子の場合は1箇所3粒の点まきにする。発芽後、順次間引いて、本葉5~6枚になったら1本立ちにする。発芽には7~10日ほどかかる。発芽まで土を乾燥させないようにする。裸種子の場合は、一晩、水につけて吸水させておくと発芽しやすくなる。

  • ニンジンの種子は好光性種子といわれることもあるが、実際には光がなくても発芽するので、好光性については、あまりこだわらなくてよい。

  • ニンジンは春まきと夏まきができるが、次第に涼しくなっていく夏まきのほうがニンジンの生態に適している。

収穫時期
  • ニンジンは播種後110~120日、根の直径が4~5cmになったら引き抜いて収穫をする。

  • 冬に収穫をする場合は、12月中旬頃に根が隠れるくらいの土をかぶせて、寒害から守る。

甘みが強く柿のような食感の”甘美人”、内部まで紫色の”ダークパープル”、サラダなどに向くスティック型のミニニンジン”ベビーキャロット”などがあります。

ビーツ

栽培方法
  1. ビーツの種まき時期は3~4月(春まき)と8~9月(秋まき)です。条間20cmですじまきにして、最終的に株間10~15cmにします。

  2. 追肥は本葉5~6枚の頃に施し、株元に軽く土寄せをします。

  3. 収穫時期は6~7月と11~12月です。根の直径が5~6cmの頃に収穫します。

栽培カレンダー
種まき収穫
野菜名 ビーツ
種類 根菜類
科目 ヒユ科
栽培特性 暑さに弱い寒さに強い冷涼な気候を好む
土壌酸度 pH5.8~7.0
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 畝の高さ10cm。
発芽適温 15~25℃
生育適温 15~21℃。23℃以上になると生育が悪くなる。
プランター栽培 幅70×奥行き30×高さ30cm以上のプランターで条間10cmの2条
連作障害 1~2年
種まき時期
  • ビーツの春まきは3月下旬から4月上旬、秋まきは8月下旬から9月上旬に行う。

  • ビーツの種は種球と呼ばれ、1つの種から数本の芽が出てくる。種はすじまきにして、発芽後、順次間引いて、本葉5~6枚になったら所定の株間にする。種は一晩、水につけておくと発芽しやすくなる。

収穫時期
  • ビーツの収穫は根の直径が5~6cmになった頃に行う。播種後70日程度が目安。収穫が遅れると、硬くなり食味が低下する。

ビーツは肥大した根を食用にします。根は濃赤色で、断面に年輪状の縞模様が見えるのが特徴です。煮込み料理(ウクライナ料理のボルシチが有名)などに利用されます。別名テーブルビートともいいます。

中まで深紅色に着色する”デトロイトダークレッド”などがあります。

ヤーコン

栽培方法
  1. ヤーコンの苗の植え付け時期は4~5月です。株間50~70cmで植え付けます。

  2. 追肥は不要です。

  3. 収穫時期は10~11月です。地上部を刈り取って、スコップを使って芋を掘り出します。

栽培カレンダー
植え付け収穫
野菜名 ヤーコン
種類 根菜類
科目 キク科
栽培特性 過湿に弱い
土壌酸度 pH6.0~6.5
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 幅100cm高さ10cm(1条)
発芽適温 15~23℃
生育適温 15~23℃。25℃以上になると生育は停滞する。
プランター栽培 幅65×奥行き40×高さ40cm以上のプランターで2株(株間30cm)
連作障害 2~3年
収穫量 1株あたり3kg
植え付け時期
  • ヤーコンの苗の植え付け時期は4月下旬から5月中旬。

  • ヤーコンは草丈が1.5~2mほどになるので、植え付け場所に注意する。強風の当たらない場所で、なおかつ、他の野菜の成長の邪魔(日当たりなど)にならない場所を選ぶ。

  • 種芋(塊茎)から育てる場合は、芽をつけて10~20g程度に切り分けた種芋を使用する。種芋の芽を上にして、覆土1cmでポットに植え付け、本葉4~5枚になったら定植をする。育苗日数は30~45日程度。

収穫時期
  • ヤーコンの塊根(芋)の収穫は10月下旬から11月下旬頃、霜が降りる前に行う。

  • 地上部を刈り取り、スコップを株の周囲に入れて掘り上げる。収穫が遅れると、裂開しやすくなる。葉をお茶に利用する場合は、霜が降りる前に葉を摘み取って、乾燥させてから利用する。

  • 塊根を保存する場合は、ポリ袋に入れて、5~10℃くらいの冷暗所に置く。

  • 塊根(芋)の付け根にできる小さな塊茎は、翌年の種芋として利用できる(塊根は芽がないため種芋には利用できない)。保存する場合は、塊根と同じく冷暗所に置いておくか、地中に埋めておく。

ヤーコンは地中にできる塊根(芋)を食用にします。塊根には甘味があり、生でも食べることができます。葉は摘み取って乾燥させれば、ヤーコン茶として利用できます。

糖度が高くサラダに向く”サラダオカメ”、ヒビが入りにくい”アンデスの雪”などがあります。

ラディッシュ

栽培方法
  1. ラディッシュの種まき時期は3~5月(春まき)と9~10月(秋まき)です。条間15cmですじまきにして、最終的に株間4~5cmにします。

  2. 追肥は不要です。

  3. 収穫時期は4~6月と10~12月です。播種後30~40日、根の直径が2cmくらいになったら収穫します。

栽培カレンダー
種まき収穫
野菜名 ラディッシュ
種類 根菜類
科目 アブラナ科
栽培特性 冷涼な気候を好む
土壌酸度 pH5.5~6.5
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 畝の高さ10cm。
発芽適温 15~25℃
生育適温 15~20℃
プランター栽培 幅65cmの標準プランターで条間10cmの2条
連作障害 1~2年
種まき時期
  • ラディッシュの春まきは3月下旬から5月下旬、秋まきは9月上旬から10月下旬に行う。

  • 種はすじまきにする。発芽後、順次間引いて、本葉3~4枚になったら所定の株間にする。間引き後にはかるく土寄せをする。

収穫時期
  • ラディッシュは本葉5~6枚、根の直径が2cmくらい(播種後30~40日)になったら、引き抜いて収穫する(球形品種の場合)。収穫適期は数日間と短いので、とり遅れに注意する。とり遅れると、割れたり、スが入る。根のほかに葉も食べられる。

ラディッシュは別名、ハツカダイコン(二十日大根)とも呼ばれます。種まきから収穫までの期間が30~40日程度と比較的短いのが特徴です。

球形で赤色の”コメット”、長卵形で紅白のツートンカラー”フレンチ・ブレックファスト”、雪のように美しい純白色の”白雪姫二十日大根”などがあります。

レンコン

栽培方法
  1. 水管理のできる場所で木枠を組み、栽培用のプールを作って、種レンコンを植え付けます。1坪のスペースで2株栽培できます。植え付け時期は4月です。

  2. 梅雨明け後、肥料不足であれば追肥を施します。

  3. 蒸発して水が減ったら、随時、水を足します。

  4. 収穫時期は10~3月です。茎葉が枯れたら収穫できます。

栽培カレンダー
植え付け収穫
野菜名 レンコン
種類 根菜類
科目 ハス科
栽培スペース 1坪のスペースで2株
発芽適温 8℃以上で発芽
生育適温 25~30℃。地下茎の肥大適温は25℃前後。
栽培用のプール作り
  • レンコン栽培をするには、栽培用のプールを作る必要がある。1坪のスペース(約1.8×1.8m)があれば、2株栽培できる。

  • 植え付ける土には、粘土質の土(荒木田土など)や赤玉土(小粒)を使用する。土には完熟した腐葉土を混ぜ、よくこねて使用する。

  • 水管理ができる場所で、木の板を組み合わせて、正方形の木枠(高さは40~50cm程度)をつくる。木枠のカドの1箇所にはあらかじめ、水抜き用の切り込みを入れておく。木枠を組んだら、内側の四隅に板をあてて、地下茎の伸長を妨げるようなカドをなくす。

  • 植え付けの7~10日くらい前になったら、木枠内側にビニールシート(ブルーシートなど)を敷き、その中に深さが25~30cm程度になるように、用意しておいた土を入れ、元肥を投入して、土とよく混ぜる。元肥を混ぜたら、水を入れる(水深は5cm程度)。

  • 元肥にはIB化成など、緩効性の化成肥料(10-10-10)を使用する。量は200g/m2程度が目安。

植え付け時期
  • 種レンコンの植え付け時期は4月。

  • 植え付ける種レンコンには、観賞用の品種(花蓮)ではなく、地下茎の肥大性に優れた専用の品種(食用の品種)を使用する。

  • 種レンコンは重さが500~1000g、3節程度あって、2~3芽ついているものを選ぶ。植え付ける場所はプールのカド付近にして、芽はプールの内側に向ける(覆土10~15cm)。2株植えるときは、対角線上に植える。

  • 種レンコンの植え付け後、最初は浮き葉が出て、そのあとに立ち葉が出る。

追肥
  • 梅雨明け後、生育状況を見て、葉色が薄いなど、肥料不足の兆候がみられたら、追肥(緩効性の化成肥料100g/m2)を施す。肥料不足でなければ、追肥は必要ない。

  • 水が汚れる原因になるので、肥料はプールの土中に埋めて使用する。

収穫時期
  • レンコンの収穫は10月以降、葉が枯れた頃から行う。水を抜いて土中からレンコンを掘り上げる。越冬させるときは、プールに水を張ったままにして、レンコンを凍らせないようにする。

ハス(蓮)の地下茎が肥大したものをレンコン(蓮根)といいます。家庭でレンコン栽培をするには、水管理のできる栽培用のプールが必要です。

ハスとスイレンは似ていますが、ハスは生育中に出る葉のほとんどが、立ち葉(水面から立ち上がる葉)なのに対し、スイレンでは、ほとんどが浮き葉(水面に浮く葉)なので見分けがつきます。また、ハスの葉には切れ込みはありませんが、スイレンの葉には切れ込みがあります。

肥大がよく多収の晩生種”備中”、濃桃色の八重咲花が美しい”誠蓮”などがあります。

アーティチョーク

栽培方法
  1. アーティチョークの種まき時期は4月です。ポットに種をまいて、本葉4~5枚になったら株間100cmで植え付けます。

  2. 肥料は毎年、4月と10月に施します。

  3. 収穫時期は6月(2年目以降)です。大きくなった開花前の蕾を収穫します。

  4. 4年に1回を目安に株分けをします。時期は9月頃が適しています。

栽培カレンダー
種まき収穫(2年目以降)
野菜名 アーティチョーク
種類 葉菜類
科目 キク科
栽培特性 暑さに弱い寒さに強い冷涼な気候を好む
土壌酸度 pH6.0~6.5
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 幅100cm高さ10cm(1条)
発芽適温 20℃前後
生育適温 15~20℃。30℃以上になると生育が悪くなる。
プランター栽培 直径30×高さ30cm以上のプランターで1株
連作障害 2~3年
種まき時期
  • アーティチョークの種まき時期は4月。

  • ポットに種を1粒まいて、本葉4~5枚になったら定植をする。育苗日数は40~50日程度。

収穫時期
  • アーティチョークの収穫は2年目以降の6月頃に行う。開花前、蕾が大きくなった頃に、茎を少しつけて蕾を切り取る。切り取ったら、蕾をレモン汁と塩を加えた熱湯で20~30分ほど茹でて、花托とがくの付け根の部分を食べる。

アーティチョークは草丈2mほどになるキク科の多年草です。大きくなった開花前の蕾を食材に利用します。冬は茎葉が枯れますが、春になると再び萌芽します。品種によって、トゲのあるものとないものがあります。

アイスプラント

栽培方法
  1. アイスプラントの苗の植え付け時期は4~5月(春植え)と9~10月(秋植え)です。プランター栽培にして、苗を株間25~30cmで植え付けます。

  2. 植え付け後、1週間に1回、液体肥料を施します。

  3. 葉に塩味をつける場合は、2週間に1回、2%の塩水(水1Lに対して塩20g)を与えます。

  4. 収穫時期は5~7月と10~5月です。伸びてくる側枝を順次摘み取って収穫します。

栽培カレンダー
植え付け収穫
野菜名 アイスプラント
種類 葉菜類
科目 ハマミズナ科
栽培特性 暑さに弱い乾燥に強い過湿に弱い
発芽適温 15~20℃。発芽温度は5~25℃。
生育適温 15~20℃。生育温度は5~25℃。低温には-2℃まで耐える。
プランター栽培 幅65cmの標準プランターで2株(株間25~30cm)
連作障害 2~3年
プランター栽培
  • アイスプラントに塩水を与える場合は、露地栽培よりプランター栽培(コンテナ栽培)が適している。幅65cmの標準プランターなら2株が栽培の目安(株間25~30cm)。

  • 露地栽する場合は株間50~60cmで植え付ける。

植え付け時期
  • アイスプラントの春植えは4月上旬から5月上旬、秋植えは9月上旬から10月下旬に行う。

  • アイスプラントは種から育てるより、市販の苗を購入して植え付けたほうが失敗が少ない。

  • 種から栽培する場合は、セルトレイまたはポットにコーティング種子を1粒ずつまいて、本葉5~6枚になったら定植をする。育苗日数は30~40日程度。裸種子のときは、5~6粒ずつまいて、発芽後順次間引く。発芽には3~4日かかる。

収穫時期
  • アイスプラントは苗の植え付けの30日後くらいから収穫できる。伸びてくる側枝の先端を順次摘み取って収穫をする。

  • 冬期間はプランターを軒下などにとり込み、寒さから守る。開花したら収穫は終了となる。

アイスプラントは栽培時に塩水を与えると、土壌から塩分を吸収して、葉に塩味がつくという面白い野菜です。吸収された塩分は葉の表面にできる水滴のような細胞(ブラッダー細胞)に蓄積されます。

アイスプラントは最近、注目され始めた新野菜で、様々な企業・団体が独自の商品名(バラフ、プッチーナ、シオーナ、ソルトリーフなど)をつけて栽培・販売しています。

アスパラガス

栽培方法
  1. アスパラガスの根株の植え付け時期は3~4月です。株間30~40cm、覆土5~6cmで根株を植え付けます。

  2. 株が成長して茎葉が茂ってきたら、株のまわりに支柱を立てて紐を張って、株が倒れないようにします。

  3. 追肥は8月まで毎月1回施します。

  4. 収穫時期は4~9月(2年目以降)です。若茎が20cmほど伸びたら収穫します。

  5. 冬になって茎葉が枯れたら、刈り取って堆肥を施します

栽培カレンダー
植え付け収穫(2年目以降)
野菜名 アスパラガス
種類 葉菜類
科目 キジカクシ科
土壌酸度 pH5.8~6.7
元肥の施し方 溝施肥
畝の大きさ 幅100cm高さ10cm(1条)
発芽適温 種は25~30℃。若茎の発芽開始温度は5℃前後。若茎が一斉に発芽するようになるのは12℃以上から。
生育適温 15~20℃。茎葉の生育の最低限界は5℃。
プランター栽培 幅70×奥行き30×高さ30cm以上のプランターで2株(株間30cm)
連作障害 3~4年
植え付け時期
  • アスパラガスの根株の植え付け時期は3月中旬から4月中旬。

  • アスパラガスは種から育てると、収穫までに3年ほどかかるため、市販の根株を植え付けて栽培するのがおすすめ。根株を植えた場合は、翌年から収穫ができる(1年目は収穫しないで株を養成する)。

  • 特大の根株を植え付けた場合は、植え付けた年から収穫することも可能。

  • 種から栽培する場合は、ポットに種を2~3粒まいて、草丈が10cmになったら1本に間引く。発芽には10日ほどかかる。種は30℃くらいのぬるま湯に1~2日つけておくと発芽しやすくなる。播種後60~90日、茎数が5~6本になったら、定植をする。

収穫時期
  • アスパラガスは4月から9月にかけて収穫をする。若茎が20cmほど伸びたら、株元から切り取る。

  • 4月から5月上旬までは、萌芽した若茎をすべて収穫していく。

  • 5月上旬以降は、1株あたり5~6本の若茎(茎径10~12mm)を収穫しないで育て、それ以外の若茎をすべて収穫していく(立茎栽培)。

  • 若茎が白い、ホワイトアスパラガスを収穫する場合は、若茎が出る前に20cmほど盛土をして、若茎が盛土の中から頭を出す直前に収穫をする。盛土のかわりに、鉢やバケツのような遮光できるものをかぶせてもよい。

茎葉の刈り取り
  • アスパラガスは冬になると茎葉が枯れるので、株元から刈り取る。茎葉を残しておくと、病気の発生源になりやすいので、茎葉は廃棄する。

  • 刈り取ったら、完熟牛ふん堆肥5L/m2を施す。

アスパラガスは春に市販の根株を植え付けて、1年間、株を養成し、翌春、地面から出てきた若茎(じゃっけい)を収穫します。一度植えると、10年以上も収穫できます。

多収で高温期の栽培にも向く”シャワー”、茎が紫色で甘みが強い”パープルタワー”、植え付け初年度から収穫できる”アスパラガス苗 2Lサイズ”などがあります。

オカノリ

栽培方法
  1. オカノリの種まき時期は4~9月です。株間15~20cm、条間30cmで点まきします。

  2. 追肥は月1回施します。

  3. 土壌水分が不足したり、肥料不足になると茎葉がかたくなるので、乾燥や肥料不足に注意します。

  4. 草丈が15~20cmになったら摘心します。

  5. 収穫時期は5~11月です。やわらかい茎葉を順次摘み取って収穫します。

栽培カレンダー
種まき収穫
野菜名 オカノリ
種類 葉菜類
科目 アオイ科
栽培特性 暑さに強い寒さに強い半日陰でも育つ
土壌酸度 pH6.5前後
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 畝の高さ10cm。
発芽適温 15~25℃
生育適温 15~25℃
プランター栽培 幅65cmの標準プランターで3~4株(株間15~20cm)
連作障害 1~2年
種まき時期
  • オカノリの種まき時期は4月上旬から9月下旬。

  • 種は1箇所4粒の点まきにする。本葉3~4枚になったら、1本立ちにする。発芽には4~10日程度かかる。

摘心
  • 播種後30~40日、草丈が15~20cmになったら、主茎の先端を摘みとる(摘心)。

収穫時期
  • オカノリは摘心後、側枝(わき芽)が伸びてくるので、先端のやわらかいところ(先端から10cmくらい)を順次摘み取って収穫する。

  • 蕾が見えるようになったら収穫を終える。

オカノリはやわらかい茎葉を摘み取って、料理に利用します。茹でて刻むと粘りが出て、火であぶると、海苔に似た食感が味わえます。

オカヒジキ

栽培方法
  1. オカヒジキの種まき時期は4~5月です。条間20~30cmですじまきにして、最終的に株間10cmにします。

  2. 追肥は本葉3~4枚の頃に施します。

  3. 土壌水分が不足したり、肥料不足になると茎葉がかたくなるので、乾燥や肥料不足に注意します。

  4. 雑草の防除はこまめに行います。

  5. 収穫時期は5~8月です。やわらかい茎葉を順次摘み取って収穫します。

栽培カレンダー
種まき収穫
野菜名 オカヒジキ
種類 葉菜類
科目 ヒユ科
栽培特性 暑さに強い
土壌酸度 pH6.5~8.2
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 畝の高さ10cm。
発芽適温 20~25℃。10℃以上あれば発芽可能。30℃以上は発芽率が低下する。
生育適温 15~25℃
プランター栽培 幅65cmの標準プランターで条間10cmの2条
連作障害 1~2年
種まき時期
  • オカヒジキの種まき時期は4月中旬から5月下旬。

  • 種はすじまきにする。発芽後、順次間引いて、本葉3~4枚になったら所定の株間にする。発芽には10~15日程度かかる。

  • オカヒジキの種には休眠があるので、発芽率を高めたい場合は、種を一晩、水につけたあと、濡れたペーパータオルなどに包んで、冷蔵庫に10日程度入れてからまくとよい(休眠の打破)。

収穫時期
  • オカヒジキは播種後30日程度、草丈が10cm程度になったら、枝先を摘み取って収穫する(株元には2~3葉残す)。

  • 収穫後に追肥を施すと、側枝(わき芽)が伸びてくるので、枝先のやわらかいところ(枝先から10cmくらい)を順次摘み取って収穫する。蕾が見えるようになったら収穫を終える。

オカヒジキは全国の海岸の砂地などに自生し、地上を這うように成長します。葉は多肉質で、噛むとシャキシャキとした歯ごたえがします。見た目がヒジキに似ていることからオカヒジキと呼ばれています。

オカワカメ

栽培方法
  1. オカワカメの苗の植え付け時期は4~6月です。株間30cmで植え付けます。

  2. 植え付け後、支柱を立てます。

  3. 本葉5~6枚になったら、摘心(先端部を摘みとる)をして、わき芽を伸ばします。

  4. 追肥は2週間に1回施します。

  5. 収穫時期は6~10月です。植え付けから2ヶ月ほどたったら、厚みのある葉を随時、摘み取って収穫します。

栽培カレンダー
植え付け収穫
野菜名 オカワカメ
種類 葉菜類
科目 ツルムラサキ科
栽培特性 暑さに強い半日陰でも育つ
土壌酸度 pH6.0前後
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 幅80cm高さ10cm(1条)
生育適温 20~30℃
プランター栽培 幅70×奥行き30×高さ30cm以上のプランターで2株(株間30cm)
連作障害 1~2年
植え付け時期
  • オカワカメの苗の植え付け時期は4月下旬から6月下旬。

  • ムカゴから栽培するときは、ムカゴの表面が見える程度に浅植えにする。

支柱立て
収穫時期
  • オカワカメは苗の植え付けから2ヶ月くらいたったら、厚みのある葉を摘み取り、収穫する。塊根やムカゴも食用になる。秋の開花後、地上部は枯れる。

  • 越冬させるときは、塊根に土をかぶせて、寒さから守る。

和名はアカザカズラですが、園芸店などではオカワカメ、雲南百薬、ぬるっぱなどの名称でよく販売されています。つる性の多年草で、暑さに強く、夏場でも旺盛に生育します。

カラシナ

栽培方法
  1. カラシナの種まき時期は9月(秋まき)です。条間15~20cmですじまきにして、最終的に株間10~20cmにします(大株にするなら20cm)。

  2. 追肥は本葉5~6枚の頃に施します。

  3. 収穫時期は10~2月です。草丈20cm以上になったら収穫できます。

  4. 春まきもできますが、春まきはとう立ちが早いので注意します。

栽培カレンダー
種まき収穫
野菜名 カラシナ
種類 葉菜類
科目 アブラナ科
栽培特性 乾燥に弱い冷涼な気候を好む
土壌酸度 pH6.0前後
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 畝の高さ10cm。
発芽適温 15~25℃
生育適温 15~20℃
プランター栽培 幅65cmの標準プランターで条間10cmの2条
連作障害 1~2年
種まき時期
  • カラシナの種まき時期は9月。

  • 種はすじまきにする。発芽後、順次間引いて、本葉5~6枚になったら所定の株間にする。

収穫時期
  • カラシナは草丈20cm以上になったら収穫できる。株ごと収穫するか、もしくは、外葉をかき取って収穫する。

  • 翌春、とう立ちしたら、ナバナとして収穫するとよい。とうにも辛味があっておいしい。

春まきする場合
  • カラシナは春まきすることもできる。春まきをするときは、3月下旬から4月上旬頃に種をまく。追肥は必要ない。春まきはとう立ちが早いので注意する(とう立ちが始まったら株ごと収穫する)。

カラシナは葉に辛味があるのが特徴です。種子はからしの原料にもなります。

作りやすい豊産種の”葉からし菜”、葉色が赤紫の”コーラルリーフ プルーム”、爽やかな辛みが特徴の”わさび菜”などがあります。

カリフラワー

栽培方法
  1. カリフラワーの種まき時期は7~8月です。ポットに種をまいて、本葉5~6枚になったら株間45cmで植え付けます。

  2. 追肥は植え付けの3週間後と花蕾(からい)が見え始めた頃に施します。

  3. 花蕾が白い品種では、花蕾の直径が5cmほどになったら、花蕾を外葉で覆って軟白処理します。

  4. 収穫時期は10~12月です。花蕾の直径が12~15cmになったら収穫します。

栽培カレンダー
種まき収穫
野菜名 カリフラワー
種類 葉菜類
科目 アブラナ科
栽培特性 冷涼な気候を好む
土壌酸度 pH5.5~6.5
元肥の施し方 溝施肥
畝の大きさ 幅60cm高さ10cm(1条)
発芽適温 15~20℃
生育適温 20℃前後
プランター栽培 直径30×高さ30cm以上のプランターで1株
連作障害 2~3年
種まき時期
  • カリフラワーの種まき時期は7月中旬から8月上旬。

  • ポットに3~4粒の種をまく。発芽後、順次間引いて、本葉2~3枚になったら1本立ちにして、本葉5~6枚になったら定植をする。発芽には4~5日かかる。育苗日数は30日程度。

  • カリフラワーは春まきもできるが、家庭菜園では栽培しやすい夏まきがおすすめ。

軟白処理
  • 花蕾が白い品種では、花蕾の直径が5cmほどになったら、日に当たって花蕾が黄ばんでしまうのを防ぐため、外葉を折って花蕾にかぶせて遮光する(軟白処理)。外葉で花蕾を包み、紐で縛って遮光してもよい。

  • 花蕾が白以外の品種では遮光する必要はない。

  • 葉が自然に花蕾を包み込む、包葉性の強い品種もある(ホワイトキャンディなど)。

収穫時期
  • カリフラワーは花蕾の直径が12~15cmくらいになったら、花蕾の下を切って収穫する。カリフラワーはブロッコリーのような側花蕾の収穫はできない。

カリフラワーはブロッコリーの変種で、茎の先端にできる花蕾を食用にする野菜です。

花蕾が紫色で生食もできる”パープルフラワー”、花蕾が幾何学的形状の”ネオ・スパイラル”、日本生まれのスティックカリフラワー”カリフローレ”などがあります。

キャベツ

栽培方法
  1. キャベツの種まき時期は7~8月です。ポットに種をまいて、本葉5~6枚になったら株間40~45cmで植え付けます。

  2. 追肥は植え付けの2週間後と結球が始まる頃に施します。キャベツは一般に、外葉が大きいほど球も大きくなるので、栽培中は追肥を忘れずに施し、外葉を大きく育てるようにします。肥料不足になると球が大きくならないことがあります。

  3. 収穫時期は10~12月です。球を手で押してみて、かたく締まっていたら収穫します。

栽培カレンダー
種まき収穫
野菜名 キャベツ
種類 葉菜類
科目 アブラナ科
栽培特性 暑さに弱い寒さに強い冷涼な気候を好む
土壌酸度 pH6.0~6.5
元肥の施し方 溝施肥
畝の大きさ 幅60cm高さ10cm(1条)
発芽適温 15~30℃。35℃以上は発芽率が低下する。
生育適温 15~20℃
プランター栽培 直径30×高さ30cm以上のプランターで1株
連作障害 2~3年
種まき時期
  • キャベツの種まき時期は7月中旬から8月上旬。

  • ポットに4~5粒の種をまく。発芽後、順次間引いて、本葉3~4枚になったら1本立ちにして、本葉5~6枚になったら定植をする。発芽には3日程度かかる。育苗日数は30日程度。

  • キャベツは春まきや秋まきもできるが、家庭菜園では作りやすい夏まきがおすすめ。

収穫時期
  • 大きくなった球を手で押してみて、かたく締まっていたら、根元から切りとって収穫する。キャベツは収穫が遅くなると、球が割れてしまうことがある。

食味に優れる極甘キャベツ”サトウくん”、玉肥大がよい赤キャベツ”ネオルビー”、定植後40日から収穫できるミニキャベツ”ミニックス40″などがあります。

クウシンサイ

栽培方法
  1. クウシンサイの種まき時期は5~8月です。ポットに種をまいて、本葉4~5枚になったら株間30cmで植え付けます。

  2. 追肥は2週間に1回施します。

  3. 草丈が20~30cmになったら、本葉3~4枚を残して主枝を摘心(先端を摘み取る)します。

  4. 収穫時期は6~10月です。やわらかい茎葉を順次摘み取って収穫します。

  5. クウシンサイは水挿しで簡単に苗を増やすことができます。

栽培カレンダー
種まき収穫
野菜名 クウシンサイ
種類 葉菜類
科目 ヒルガオ科
栽培特性 寒さに弱い乾燥に弱い高温多湿を好む
土壌酸度 pH6.0~7.0
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 幅60cm高さ10cm(1条)。畝立て後、黒マルチを張る。
発芽適温 20~30℃
生育適温 25~30℃。10℃になると生育が停止する。
プランター栽培 幅65cmの標準プランターで株間15~20cmの3~4箇所まき(1箇所2本立ち)
連作障害 出にくい
収穫量 1株あたり2kg
種まき時期
  • クウシンサイの種まき時期は5月上旬から8月上旬。

  • ポットに種を3~4粒まいて、本葉2~3枚になったら2本に間引く。本葉4~5枚になったら、2本立ちのまま定植をする。育苗日数は30日程度。発芽には1週間ほどかかる。種は一昼夜、水に漬けて、吸水させておくと、発芽しやすくなる。

  • セルトレイで育苗する場合は、本葉2~3枚になったら定植する。

収穫時期
  • クウシンサイは摘心後、側枝(わき芽)が伸びてくるので、枝先のやわらかいところ(枝先から15~20cmくらい)を摘み取って、順次収穫をする。

水挿しで苗を増やす
  • クウシンサイは水挿しで簡単に苗を増やせる。水挿しをする場合は、10cm程度の長さに切った枝先を水の入ったコップに挿しておく。5日くらいたつと節から発根してくるので、その後、苗として植え付ける。

クウシンサイ(空芯菜または空心菜とも書く)は茎内部が空洞になっているのが特徴です。高温多湿を好み、夏場でも旺盛に生育します。別名、エンサイ、ヨウサイ、アサガオナとも呼ばれます。

生でサラダにできる細葉の”なつサラダ”などがあります。

ケール

栽培方法
  1. ケールの種まき時期は7~8月です。ポットに種をまいて、本葉5~6枚になったら株間40~50cmで植え付けます。

  2. 追肥は植え付け後、2週間に1回施します。

  3. 収穫時期は10~12月です。30cmくらいになった葉を順次かき取って収穫します。

栽培カレンダー
種まき収穫
野菜名 ケール
種類 葉菜類
科目 アブラナ科
栽培特性 暑さに強い寒さに強い冷涼な気候を好む
土壌酸度 pH6.0~7.0
元肥の施し方 溝施肥
畝の大きさ 幅60cm高さ10cm(1条)
発芽適温 15~30℃
生育適温 15~20℃
プランター栽培 直径30×高さ30cm以上のプランターで1株
連作障害 2~3年
種まき時期
  • ケールの種まき時期は7月中旬から8月中旬。

  • ポットに3粒の種をまく。本葉2~3枚になったら1本に間引いて、本葉5~6枚になったら定植をする。育苗日数は30日程度。

収穫時期
  • ケールは30cmくらいに成長した葉を下のほうから順次かき取って収穫する。

ケールは栄養価が高く、青汁の原料としてよく利用されています。キャベツの仲間ですが、キャベツと違って結球はしません。

生育旺盛で栽培容易な”青汁用ケール”、葉が縮れるのが特徴でクセがなくサラダなどに向く”カリーノケール・ミスタ”などがあります。

コールラビ

栽培方法
  1. コールラビの種まき時期は3~4月(春まき)と7~8月(夏まき)です。株間20cm、条間20~25cmで点まきします。

  2. 追肥は茎が肥大しはじめた頃に施し、一緒にかるく土寄せをします。

  3. 球が肥大してきたら、球の肥大を促すため、摘葉をします。

  4. 収穫時期は6~7月と10~11月です。球の直径が5~6cmになった頃に収穫します。

栽培カレンダー
種まき収穫
野菜名 コールラビ
種類 葉菜類
科目 アブラナ科
栽培特性 暑さに強い寒さに強い乾燥に弱い過湿に弱い冷涼な気候を好む
土壌酸度 pH6.0~7.0
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 畝の高さ10cm。
発芽適温 15~30℃
生育適温 15~23℃
プランター栽培 幅65cmの標準プランターで3~4株(株間15~20cm)
連作障害 1~2年
種まき時期
  • コールラビの春まきは3月下旬から4月下旬、夏まきは7月中旬から8月下旬に行う。種は1箇所4~5粒の点まきにして、発芽後、順次間引いて、本葉3~4枚で1本立ちにする。ポット育苗の場合は、本葉5~6枚になったら定植をする。発芽には3日程度かかる。育苗日数は30日程度。

  • コールラビは種まき後、14℃以下の低温に感応して花芽分化するので(8~12℃が最も感応しやすい)、気温の低い時期は保温して育てる。

摘葉
  • 球が肥大してきたら、球上部の成葉5~6枚を残し、球下部の葉は葉柄を2~3cmほど残して切り取り、球の肥大を促す。

収穫時期
  • コールラビは球の直径が5~6cmになった頃に収穫する。球の下部1cmはかたくて食用にならないので切除する。

コールラビは球形に肥大した球茎(茎)を食用にする野菜です。球茎はカブに似た食感です。

外観が緑色で肉質がやわらかい”コラビグリーン”、外観が赤紫色の”コラビレッド”などがあります。

コマツナ

栽培方法
  1. コマツナの種まき時期は3~10月です。種は条間15~20cmのすじまきにして、最終的に株間5~6cmにします。

  2. 追肥は草丈7~8cmの頃に施します。

  3. 収穫時期は5~12月です。草丈が15~20cmになったら収穫します。

栽培カレンダー
種まき収穫
野菜名 コマツナ
種類 葉菜類
科目 アブラナ科
栽培特性 暑さに強い寒さに強い半日陰でも育つ
土壌酸度 pH5.5~6.5
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 畝の高さ10cm。
発芽適温 20~30℃。発芽温度は5~35℃。
生育適温 15~25℃。生育温度は5~35℃。低温には強く、0℃でも枯死しない。
プランター栽培 幅65cmの標準プランターで条間10cmの2条
連作障害 1~2年
種まき時期
  • コマツナの種まき時期は3月中旬から10月中旬。

  • 種はすじまきにする。発芽後、順次間引いて、草丈7~8cmになったら所定の株間にする。発芽には4~5日かかる。

  • マルチを使用する場合は、株間・条間15cmの穴あきマルチを張り、1箇所に4~5粒、種をまいて、間引かずにそのまま育てる。

収穫時期
  • コマツナは草丈が15~20cmになったら、株元から切り取って収穫をする。育ちすぎると、葉がかたくなる。とり遅れた株は、春にとう立ちするので、ナバナとして食べるとよい。

コマツナは種まきから収穫までの期間が短い(30~40日)のが特徴です。ほぼ1年中、栽培できますが、家庭菜園では秋からの栽培がおすすめです。低温にあたることで甘味が増します。

周年栽培可能で葉が折れにくい”きよすみ”、秋冬まきに最適な”楽天”、えぐみが少なくサラダにも向く赤紫色の”むらさき祭”などがあります。

スイスチャード

栽培方法
  1. スイスチャードの種まき時期は4~9月です。種は条間20cmのすじまきにして、最終的に株間20cmにします。

  2. スイスチャードは酸性土壌に弱い野菜なので、栽培前に苦土石灰を多めに散布して、適正な土壌酸度になるように土壌の酸度調整をしておきます。

  3. 追肥は本葉5~6枚の頃に施します。

  4. 収穫時期は5~12月です。草丈10~15cmになったら、外側の葉をかき取って収穫します。

栽培カレンダー
種まき収穫
野菜名 スイスチャード
種類 葉菜類
科目 ヒユ科
栽培特性 暑さに強い寒さに強い半日陰でも育つ
土壌酸度 pH6.0~6.6
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 畝の高さ10cm。
発芽適温 25℃前後。9~35℃の範囲で発芽する。
生育適温 15~20℃
プランター栽培 幅65cmの標準プランターで条間10~15cm、株間10cmの2条
連作障害 1~2年
種まき時期
  • スイスチャードの種まき時期は4月上旬から9月下旬。

  • 種はすじまきにする。本葉が出たら間引きはじめ、本葉5~6枚で所定の株間にする。発芽には5~6日かかる。種は一晩、水につけておくと発芽しやすくなる。

  • スイスチャードの種(種子の塊)は1粒から複数の芽が出てくることがあるので、多くまきすぎないように注意する。

収穫時期
  • スイスチャードは草丈10~15cmになったら、外側の葉をかき取って収穫する。その後、新しい葉が伸びてくるので、順次収穫する。1株から一度にたくさんの葉をかき取ると株が弱るので注意する。収穫後は追肥を施す。株ごと引き抜いて収穫してもよい。

  • 古くなった葉はアクが強くなり、食味が低下するので、若い葉を収穫するのがよい。

スイスチャードは別名、西洋フダンソウとも呼ばれます。葉柄の色がカラフルなのが特徴です。

カラフルな葉柄色でアクが少ない”ブライトライト”などがあります。

タカナ

栽培方法
  1. タカナの種まき時期は9月(秋まき)です。株間・条間35~40cmの点まきにします。

  2. 追肥は本葉7~8枚になった頃と葉が重なり始めた頃に施します。

  3. 収穫時期は12~2月です。株ごと収穫するか、外葉をかき取って収穫します。

栽培カレンダー
種まき収穫
野菜名 タカナ
種類 葉菜類
科目 アブラナ科
栽培特性 乾燥に弱い
土壌酸度 pH6.0前後
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 畝の高さ10cm。
発芽適温 15~25℃
生育適温 15~20℃
プランター栽培 幅65cmの標準プランターで2株(株間30cm)
連作障害 1~2年
種まき時期
  • タカナの種まき時期は9月。

  • 種は1箇所5粒の点まきにする。発芽後、順次間引いて、本葉4~5枚になったら1本立ちにする。

収穫時期
  • タカナは12月頃から収穫できる。株ごと収穫するか、もしくは、外葉をかき取って収穫する。

  • 翌春、とう立ちしたら、ナバナとして収穫するとよい。とうにも辛味があっておいしい。

タカナはカラシナの変種で、葉に辛味があるのが特徴です。

長崎の在来種で葉柄にできるコブが珍味とされる”こぶ高菜”、葉が赤紫色の”赤大葉高菜”、福岡の在来種で煮ると旨味がでる”かつお菜”などがあります。

タマネギ

栽培方法
  1. タマネギの種まき時期は9月です。苗床に種をまいて、草丈20~25cm、根元の太さが5~7mmになったら、苗を掘り出して、株間・条間15cmで植え付けます

  2. 直まきしたり、子球から栽培することもできます。

  3. 追肥は2月下旬と3月下旬に施します。4月以降は追肥をしません。

  4. 収穫時期は5~6月です。全株の8割の株の葉が倒れた頃に収穫します。

栽培カレンダー
種まき収穫
野菜名 タマネギ
種類 葉菜類
科目 ヒガンバナ科
栽培特性 暑さに弱い寒さに強い冷涼な気候を好む
土壌酸度 pH6.3~7.8
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 畝の高さ10cm。畝立て後、黒マルチを張る。
発芽適温 20℃前後。発芽温度は4~30℃。
生育適温 15~20℃
プランター栽培 幅65cmの標準プランターで株間10~12cm、条間10cmの2条
連作障害 出にくい
種まき時期
  • タマネギの種まき時期は9月。

  • 畑の一画に苗床をつくり、条間10cmで種をすじまきにする。発芽には1週間程度かかる。本葉2枚になったら、2~3cm間隔に間引いて、追肥を施す。播種後60日程度、苗が草丈20~25cm、根元の太さが5~7mmになったら、苗を掘り出して、畑に定植をする。プランターやセルトレイに種をまいて育苗してもよい。

  • セルトレイで育苗する場合は、1粒ずつ種をまき、3週間ほどたったら、1週間に1回の頻度で液肥を与える。

苗の植え付け
  • 苗の植え付けは11月頃に行う。

  • 苗は1箇所に1本、2cmくらいの深さに植える(深植えはしない)。苗が太すぎると、とう立ちしやすくなり、細すぎると、越冬できずに枯死したり、球が大きくならないので、適切な太さ(5~7mm)の苗を選んで植える。

直まきする場合
  • 日本では一般的ではないが(欧米では一般的)、タマネギは育苗せずに、種を畑に直接まく(直まき)こともできる。

  • 直まきすると、育苗や定植の手間が省けるが、球の大きさが不揃いになる。直まきする場合は、9月に1箇所4~5粒の種をまき、11月末までに1本立ちにする。

子球から栽培
  • タマネギは種や苗から栽培する以外に、子球からも栽培することもできる(オニオンセット栽培)。

  • 夏になると、ホームセンターや種苗店などで、直径2~3cmほどのタマネギの子球(ホームタマネギ)が出回るので、オニオンセット栽培をする場合は、その子球を使用する。

  • 植え付け時期は8月下旬頃で、子球の先端が見える程度に植え付ける。追肥は植え付けの1ヶ月後と2ヶ月後に施す。収穫は12月頃、植え付けから100日程度が目安。

収穫時期
  • タマネギの収穫は5月から6月にかけて、全体の8割の株の葉が倒れてきた頃に行う。

  • タマネギは収穫適期になると(成熟すると)、自然に葉が倒れる。株を引き抜いたら、そのまま畑に並べて2~3日、乾燥させる。

  • 保存する場合は、4~5株の葉をまとめて縛って1束にして、軒下などに吊るしておく。一般に早生種より中晩生種のほうが長期保存に向く。

タマネギは9月に種を苗床にまいて育苗し、11月頃に苗を定植、翌年の5~6月に収穫をします。球の肥大は気温の上がる春から始まります。

サラダなど生食に向くレッドオニオン”猩々赤”、3月まで貯蔵可能な”ネオアース”、子球を8月末に植え付ければ年内収穫できる”ホームたまねぎ”などがあります。

チンゲンサイ

栽培方法
  1. チンゲンサイの種まき時期は4~5月(春まき)と9月(秋まき)です。株間・条間15~20cmの点まきにします。

  2. 追肥は本葉4~5枚の頃に施します。

  3. 収穫時期は6~7月と10~11月です。草丈が15~20cmの頃に収穫します。

栽培カレンダー
種まき収穫
野菜名 チンゲンサイ
種類 葉菜類
科目 アブラナ科
栽培特性 乾燥に弱い冷涼な気候を好む
土壌酸度 pH5.5~6.5
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 畝の高さ10cm。畝立て後、黒マルチを張る。
発芽適温 20~25℃。発芽温度は5~35℃。
生育適温 20℃前後。3℃以下になると低温障害がおきる。
プランター栽培 幅65cmの標準プランターで株間12cm、条間10cmの2条
連作障害 1~2年
種まき時期
  • チンゲンサイの春まきは4月中旬から5月下旬、秋まきは9月に行う。

  • 種は1箇所3~4粒の点まきにする。発芽後、順次間引いて、本葉4~5枚になったら1本立ちにする。発芽には4~5日かかる。セルトレイで育苗する場合は、1粒ずつまいて、本葉3枚になったら定植をする。育苗日数は20日前後。

  • チンゲンサイは12~13℃以下の低温にあうと花芽ができて、高温・長日でとう立ちする。早まきすると、とう立ちしやすくなるので注意する。

収穫時期
  • チンゲンサイは草丈が15~20cmになったら、株元から切り取って収穫をする。

普通のチンゲンサイより、さらに短期間で収穫できるミニサイズのチンゲンサイもあります(ミニチンゲンサイ)。

生育旺盛で周年栽培できる”青帝”、ミニチンゲンサイの”シャオパオ”、葉が赤紫色のミニチンゲンサイ”ニイハオ・フォン”などがあります。

ツルムラサキ

栽培方法
  1. ツルムラサキの種まき時期は5~6月です。株間30cmの点まきにします。

  2. 草丈が20~30cmになったら摘心します。

  3. 追肥は収穫が始まったら20日おきに施します。

  4. 収穫時期は7~10月です。やわらかいつる先を順次摘み取って収穫します。

栽培カレンダー
種まき収穫
野菜名 ツルムラサキ
種類 葉菜類
科目 ツルムラサキ科
栽培特性 暑さに強い寒さに弱い
土壌酸度 pH6.0~6.5
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 幅60cm高さ10cm(1条)。畝立て後、黒マルチを張る。
発芽適温 25~30℃
生育適温 20~30℃
プランター栽培 幅70×奥行き30×高さ30cm以上のプランターで2株(株間30cm)
連作障害 1~2年
種まき時期
  • ツルムラサキの種まき時期は5月上旬から6月下旬。

  • 種は1箇所3~4粒の点まきにする。本葉が出たら1本立ちにする。発芽には2週間ほどかかる。種は一昼夜、水につけて吸水させておくと、発芽しやすくなる。

  • ポット育苗の場合は、本葉3~4枚になったら定植をする。育苗日数は30日前後。

摘心
  • 草丈が20~30cmになったら、本葉5~6枚残して、つるの先端を摘み取る(摘心)。

収穫時期
  • ツルムラサキは摘心後、わき芽が伸びてくるので、つる先のやわらかいところ(つる先から15cmくらい)を順次摘み取って、収穫する。葉のほか、花蕾や花軸も食用になる。

ツルムラサキには主に食用として利用される青茎種と、主に観賞用として(食用にすることもできる)利用される赤茎種があります。青茎種は茎・葉柄が緑色ですが、赤茎種は紫紅色です。

ナバナ

栽培方法
  1. ナバナの種まき時期は8~10月です。株間20~30cm、条間30~40cmの点まきにします。

  2. 追肥は本葉4~5枚の頃に施して、さらに、収穫が始まったら1ヶ月に1回施します。

  3. 収穫時期は10~3月です。伸びてきた花茎を10~20cmの長さで摘み取って収穫します。

栽培カレンダー
種まき収穫
野菜名 ナバナ
種類 葉菜類
科目 アブラナ科
栽培特性 冷涼な気候を好む
土壌酸度 pH6.0~6.5
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 畝の高さ10cm。
発芽適温 20℃前後
生育適温 20℃前後
プランター栽培 幅65cmの標準プランターで3株(株間20cm)
連作障害 1~2年
種まき時期
  • ナバナの種まき時期は8月下旬から10月中旬。

  • 種は1箇所4~5粒の点まきにする。発芽後、順次間引いて、本葉4~5枚になったら1本立ちにする。発芽には3~5日かかる。

  • セルトレイ(128穴)で育苗する場合は、1粒ずつまいて、本葉2~3枚になったら定植をする。育苗期間は2週間前後。

収穫時期
  • ナバナは花茎が伸びて、蕾が膨らんできた頃に収穫をする。開花前の花茎を10~20cmの長さで摘み取る。収穫後、わき芽(側枝)が次々と伸びてくるので、同様に収穫をする。

  • オータムポエムやコウサイタイ(紅菜苔)、サイシン(菜心)の場合は、花が1~2輪、咲いた頃に収穫をする。

ナバナ(菜花)はとう立ちした茎葉・花蕾を食べるアブラナ科の野菜です。ナノハナ(菜の花)、ハナナ(花菜)と呼ばれることもあります。低温にあうことで花芽ができて、とう立ちするので、秋まきで栽培するのが一般的です(低温が必要ない品種もある)。家庭菜園では収穫できずにとう立ちした、チンゲンサイコマツナなどのアブラナ科の葉菜類も、ナバナとして利用することができます。

東北地方で主に栽培されている”三陸つぼみ菜”、アスパラガスのような風味の”オータムポエム”、甘みたっぷりの西洋菜花”サレント”などがあります。

ニンニク

栽培方法
  1. ニンニクの鱗片の植え付け時期は9~10月です。株間15cm、条間20~25cmで植え付けます。

  2. 追肥は植え付けの1ヶ月後と3月上旬に施します。

  3. 1株から複数の芽が伸びてきたら芽かきをします。

  4. 春になってとう立ちしたら、早めにとう摘みをします。

  5. 収穫時期は5~6月です。葉の3~5割が枯れた頃に収穫します。

栽培カレンダー
植え付け収穫
野菜名 ニンニク
種類 葉菜類
科目 ヒガンバナ科
栽培特性 冷涼な気候を好む
土壌酸度 pH6.0~6.5
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 畝の高さ10cm。畝立て後、黒マルチを張る。
発芽適温 15~20℃
生育適温 15~20℃。25℃以上は生育が抑制される。
プランター栽培 幅65cmの標準プランターで1条(株間10cm)
連作障害 出にくい
植え付け時期
  • ニンニクの鱗片の植え付け時期は9月中旬から10月上旬。

  • 種球(鱗茎)の外皮を剥がして、鱗片をばらし、1箇所に1片ずつ、先端(尖ったほう)を上にして、覆土3~5cmで植え付ける。大きな鱗片ほど大きな球になる。芽が出るまで2週間ほどかかる。鱗片の皮も剥がして植えれば、早く芽が出る。

  • ジャンボニンニクを植える場合は、普通のニンニクより条間・株間を広げて植える。

芽かき
  • 植え付け後、1株から芽が2本伸びてきたら、小さいほうの芽をかき取って1株1本にする(芽かき)。

とう摘み
  • 春になって、花茎が伸びてきたら(とう立ち)、早めに摘み取る(とう摘み)。摘み取った花茎は茎ニンニクとして、料理に利用できる。

収穫時期
  • ニンニクの収穫は5月中旬から6月下旬頃、葉の3~5割が枯れた頃に行う。株を引き抜いたら、根を切って、畑に並べて2~3日乾燥させる。

  • 乾燥させたら、茎を20cmほど残して切り、8~10球ずつ束ねて、風通しのよい軒下などに吊るして保存する。

ニンニクには暖地での栽培に適した暖地系品種と寒冷地での栽培に適した寒地系品種があるので、地域に適した品種を選んで植えます。無臭ニンニクやジャンボニンニクは西洋野菜リーキの近縁種、グレートヘッドガーリックの球根でニンニクとは別種です。

寒地系の”ホワイト六片”、沖縄で古くから栽培されている暖地系の”島にんにく”、手のひらサイズの”ジャンボニンニク”などがあります。

長ネギ

栽培方法
  1. 長ネギの種まき時期は3~4月です。苗床に種をまいて、草丈30cm以上、太さが鉛筆ほどになったら、苗を掘り出して、畑に植え付けます。

  2. 植え付け後、収穫までに3~4回の土寄せと追肥をします。

  3. 収穫時期は11~2月です。最後の土寄せから1ヶ月たったら収穫できます。

  4. 下仁田ネギや宿根性ネギのさつき姫を栽培するときは、少し植え付け方法が異なります。

  5. プランター栽培や土寄せ不要のマルチ栽培もできます。

栽培カレンダー
種まき収穫
野菜名 ナガネギ
種類 葉菜類
科目 ヒガンバナ科
栽培特性 寒さに強い乾燥に強い過湿に弱い冷涼な気候を好む
土壌酸度 pH5.7~7.4
栽培スペース 幅100cmの栽培スペース(1条)。畝は立てない。
発芽適温 15~25℃。発芽の最低温度は1~4℃、最高は33℃。
生育適温 15~20℃。30℃以上は生育が衰える。
プランター栽培 幅70×奥行き30×高さ30cm以上のプランターで20株
連作障害 1~2年
種まき時期
  • 長ネギの種まき時期は3月下旬から4月上旬(春まき)。

  • 畑の一画を耕して苗床をつくり、条間10cmで種をすじまきにする。発芽後、順次間引いて、草丈10cmになったら株間を3cmにする。発芽には7~10日程度かかる。追肥は月1回施す。

  • 7月頃、苗が草丈30cm以上、鉛筆ほどの太さに育ったら、苗床から掘り上げて、畑に植え付けをする。

苗の植え付け
  • 苗の植え付けには幅100cmの栽培スペース(1条植え)が必要。苦土石灰散布による酸度調整は不要。長ネギの栽培では、追肥主体で育てるため、元肥も施す必要はない。

  • 植え付け当日になったら、栽培スペースの中央に、幅15cm、深さ20cmの植え溝を掘り、植え溝の壁に長ネギの苗を株間5~6cmで立てて並べる。

  • 株元に根が隠れる程度の土をかけ、植え溝の中にワラ束を7~8cmの厚さで敷きつめる(ネギの根は酸素要求量が大きいため、植え溝にワラを入れて土の通気性を良くする)。ワラが入手出来なければ、かわりに腐葉土・干し草などを使用してもよい。

土寄せと追肥
  • 長ネギの栽培では、苗の植え付け後から収穫までに、合計3~4回の追肥と土寄せを行う。

  • 最初の追肥と土寄せは、植え付けの2週間後に行う。株元に追肥を施し、葉の分岐部分のすぐ下まで、土を寄せる(植え溝を埋め戻す)。最初の追肥から1ヶ月後に2回目、2ヶ月後に3回目、3ヶ月後に4回目の追肥と土寄せをする。植え溝が埋まったら、その後は、苗の両側から土を盛っていく。

  • 葉の分岐部分が土に埋まってしまうと、生育不良になることがあるので注意する。

収穫時期
  • 長ネギは11月以降、最後の土寄せから1ヶ月ほど経ったら収穫できる。株の側面を掘って、引き抜いて収穫する。春になると、とう立ちするので、それまでに収穫を終わらせる。

下仁田ネギの栽培
  • 下仁田ネギを栽培する場合は、長ネギを栽培するときと同じように種をまいて育苗する。苗ができたら、幅70cmの栽培スペースを作って、植え溝の深さを10cm程度にして、株間10~15cmで苗を1本ずつ植え付ける。

  • 基本的な栽培方法は長ネギと同じだが、土寄せの回数は、長ネギを栽培する場合より、少なくて構わない。

さつき姫の栽培
  • さつき姫はネギ坊主ができない(できにくい)宿根性ネギ。ほかのネギがトウ立ちする(ネギ坊主ができる)、5~6月でも収穫できるのが大きな特徴。分げつして株が増えるので株分けで株を増やす。

  • さつき姫を栽培する場合は、8月中旬から9月中旬頃に苗を植え付ける。苗を植え付けるときは、植え溝の深さを10~15cm程度にして、株間15cmで苗を1本ずつ植え付ける。あとは長ネギを栽培するときと同じように、土寄せしながら栽培する。収穫と株分けは5~6月頃に行う。

プランター栽培
  • 長ネギをプランター栽培する場合は、プランターの壁際に苗を植え付け、何度も増し土することで軟白化する。

  • 幅70×奥行き30×高さ30cmのプランターで20株程度の長ネギが栽培できる。使用する培養土は水はけのよいものを使用する。元肥入りの培養土なら追肥は必要ない。

  • プランターの高さの半分程度まで培養土を入れて、プランターの壁際に株間8~10cmで長ネギの苗を植え付ける。葉の分岐部分が土に埋まってしまうと、生育不良になることがあるので注意する。

  • 植え付け後、苗が3cm程度伸びたら、増し土をする。以後、同様に成長にあわせて5回程度、増し土をして、最後の増し土から、1ヶ月ほどたったら収穫する。

マルチ栽培
  • マルチを利用すれば土寄せをしなくても、長ネギの葉鞘部を軟白することができる。この方法は、マルチを張った畝に穴をあけ、その穴に長ネギの苗を落とし込んで植え付ける、というもので、植え付け後の追肥や土寄せ、除草などの作業が無くなり、大きく労力を軽減できるのが特徴。

  • この栽培をする場合は、植え付け前に、緩効性の肥料を元肥として畑に施しておく。畑に幅60cm、高さ20~25cmの畝を立てたら、黒マルチを張り、マルチの上から苗の植え穴を垂直にあける。植え穴の大きさは、直径3cm、深さ30cmで、開ける間隔は、株間・条間15cmとする。

  • 植え付けには、草丈35cmくらいの苗を使用する。植え穴に苗の根が引っかからないよう、あらかじめ根は短く切っておき、植え穴に苗を落とし込んで植え付ける。植え付け後、植え穴は埋めないでそのままにしておく。あとは放任状態でよい(土寄せや追肥は不要)。

  • 苗は植え穴の中で成長していくので(成長にあわせて自然と葉鞘部も白くなる)、植え付けから4ヶ月経過したら、引き抜いて収穫をする。

長ネギは白い葉鞘部(ようしょうぶ)を利用するネギで、生育中、何度も土寄せを行い、葉鞘部を軟白していきます。緑色の葉の部分・葉身部(ようしんぶ)を利用する葉ネギのほうが栽培は簡単です。

葉もおいしく食べられる”SUKIYAKI”、太くて短い”下仁田ネギ”、最高糖度13度で分げつして株が増える”さつき姫”などがあります。

葉ネギ

栽培方法
  1. 葉ネギの種まき時期は3~9月です(直播栽培)。条間20cmですじまきにして、最終的に株間3cmにします。

  2. 追肥は月1回施します。

  3. 収穫時期は5~11月です。草丈が30cmほどになったら、刈り取って収穫します。何度も繰り返し収穫できます。

  4. 直播栽培のほか、移植栽培干しネギ苗を植え付けて栽培することもできます。

栽培カレンダー
種まき収穫
野菜名 ハネギ
種類 葉菜類
科目 ヒガンバナ科
栽培特性 寒さに強い乾燥に強い過湿に弱い冷涼な気候を好む
土壌酸度 pH5.7~7.4
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 畝の高さ10cm。
発芽適温 15~25℃。発芽の最低温度は1~4℃、最高は33℃。
生育適温 15~20℃。30℃以上は生育が衰える。
プランター栽培 幅65cmの標準プランターで条間10cmの2条(直播栽培)
連作障害 1~2年
種まき時期
  • 葉ネギの種まき時期は3月下旬から9月上旬。

  • 条間20cmで種をすじまきにする。発芽後、順次間引いて、草丈10cmになったら株間を3cmにする。発芽には7~10日程度かかる。

収穫時期
  • 葉ネギは草丈が30cmほどになったら(播種後約60日)、株元を3cmくらい残し、刈り取って収穫する。収穫後、追肥を施すと、再び葉が生えてくるので、何度も収穫できる。

移植栽培する場合
  • 葉ネギを移植栽培する場合は、畑の一画を耕して苗床をつくり、種をまき、育苗する。播種後40~60日、苗が草丈20~30cmになったら、苗床から苗を掘り上げる。苗を掘り上げたら、畑に苦土石灰と元肥を施し、高さ10cmの畝を立てて、苗の植え付けをする。

  • 畝に条間30cmで植え溝(深さ5cm程度)を掘り、株間10~15cmで苗を1箇所に3~4本まとめて植え付ける。葉が分岐しているところは土に埋めないようにする。追肥は月1回施し、併せて軽く土寄せをする(長ネギのような土寄せは必要ない)。

  • 葉鞘の太さが8mm(夏季)または15mm(冬季)ほどになったら収穫する。

干しネギ苗の植え付け
  • 干しネギ苗(干し苗)は葉ネギの苗を乾燥させたもので、7~8月頃になると、種苗店やホームセンターなどに出回る。苗は乾燥させることで、植え付け後の生育が活発になり、よく分げつし、収量も増える。

  • 干しネギ苗の植え付けは8月頃に行う。植え付け前に、苗を長さ15cm前後にカットして、枯れた葉を取り除く。植え付け方法は移植栽培する場合と同じ。水やりは植え付けの4~5日後(発根した頃)にする。収穫は10月以降になる。

  • 自分で干しネギ苗を作る場合は、7月下旬頃に葉ネギの苗を掘りあげて、風通しの良い日陰(軒下など)に吊るし、3~4週間ほど乾燥させる。

葉ネギは緑色の葉の部分・葉身部(ようしんぶ)を利用するネギで、長ネギのような土寄せが不要で、短期間で収穫できます。葉ネギ栽培には、種を直接、畑にまく直播栽培と苗を畑に移植する移植栽培がありますが、初心者には手間がかからず、収穫までの期間が短い、直播栽培がおすすめです。

京都の伝統野菜”九条太”、ネギ坊主のかわりに子ネギができる珍しいネギ”やぐら葱”、九条ねぎの苗を乾燥させた”九条太 干しネギ”などがあります。

ブロッコリー・茎ブロッコリー

栽培方法
  1. ブロッコリー、茎ブロッコリーの種まき時期は7~8月です。ポットに種をまいて、本葉5~6枚になったら、株間40~45cmで植え付けます。

  2. 追肥は植え付けの3週間後と頂花蕾(ちょうからい)が見え始めた頃に施します。

  3. 収穫時期は10~12月です。ブロッコリーは頂花蕾が直径10~15cmになった頃に収穫します。茎ブロッコリーは頂花雷が直径2cmになったら切り取って、その後に伸びてくる側枝を順次収穫します。

栽培カレンダー
種まき収穫
野菜名 ブロッコリー・クキブロッコリー
種類 葉菜類
科目 アブラナ科
栽培特性 冷涼な気候を好む
土壌酸度 pH5.5~6.5
元肥の施し方 溝施肥
畝の大きさ 幅60cm高さ10cm(1条)
発芽適温 25℃前後
生育適温 15~20℃。5℃以下は生育が鈍くなる。
プランター栽培 直径30×高さ30cm以上のプランターで1株
連作障害 2~3年
収穫量 茎ブロッコリーは1株あたり15本
種まき時期
  • ブロッコリー、茎ブロッコリーの種まき時期は7月中旬から8月上旬(夏まき)。

  • ポットに3~4粒の種をまく。発芽後、順次間引いて、本葉2~3枚になったら1本立ちにして、本葉5~6枚になったら定植をする。発芽には4~5日かかる。育苗日数は30日程度。

  • ブロッコリー、茎ブロッコリーは春まきもできるが、家庭菜園では栽培しやすい夏まきがおすすめ。

収穫時期
  • ブロッコリーは頂花蕾が直径10~15cmになったら、茎を10cmほどつけて切り取って収穫する(茎も食べられる)。頂花蕾の収穫後、追肥を施すと、側枝(わき芽)が伸びてきて、先端に小ぶりの花蕾(側花蕾)ができるので、それも収穫する。

  • 茎ブロッコリーは頂花雷が直径2cmくらいになったら、切り取って収穫する。頂花雷の収穫後、側枝が次々と伸びてくるので、側枝の長さが15~20cmくらいになったら順次切り取って、収穫する。頂花雷の収穫後、2週間ごとに追肥を施し、側枝の発生を促す。

ブロッコリーは主枝の先端にできる大きな花蕾(頂花蕾)を食用にします。茎ブロッコリーは長く伸びた側枝(わき芽)とその先端にできる花蕾(側花蕾)を食用にします。茎ブロッコリーは別名、スティックブロッコリーともいいます。

側枝花蕾がたくさんとれる”グリーンコーラル”、アスパラガスに似た食感と甘味の”スティックセニョール”などがあります。

ベビーリーフ

栽培方法
  1. ベビーリーフの種まき時期は4~6月と9~10月です。プランターに用土を入れ、重ならないよう均一に種をばらまき、覆土します。

  2. 発芽して子葉が展開したら、3cm間隔に間引きます。

  3. 収穫時期は5~8月と10~11月です。播種後20~30日、草丈が10cm程度になったら、切り取って収穫します。

栽培カレンダー
種まき収穫
野菜名 ベビーリーフ
種類 葉菜類
科目 アブラナ科など
発芽適温 15~20℃(野菜の種類により異なる)
生育適温 15~20℃(野菜の種類により異なる)
プランター栽培 幅65cmの標準プランターでばらまき(株間3cm)
連作障害 1~2年
種まき時期
  • ベビーリーフの種まき時期は4月上旬から6月下旬と9月上旬から10月上旬。

  • 幅65cmの標準プランターなどに種をまいて栽培する。

収穫時期
  • ベビーリーフは草丈が10cm程度になったら(播種後20~30日)、株元から2cmくらいのところで切り取って、収穫をする。収穫後は液体肥料を施すと、再び葉が伸びてきて何回か収穫できる。

野菜(アブラナ科、キク科、ヒユ科など)の若い葉を摘みとったものをベビーリーフといいます。

10種類の葉物野菜のミックス種子”ベビーリーフ 菜っぱミックス”、4種のレタスのミックス種子”ベビーリーフ クワトロ”などがあります。

ホウレンソウ

栽培方法
  1. ホウレンソウの種まき時期は3~5月(春まき)と9~10月(秋まき)です。種は条間15~20cmですじまきにして、最終的に株間5~6cmにします。

  2. ホウレンソウは酸性土壌に特に弱い野菜なので、栽培前に苦土石灰を他の野菜のときより多めに散布し、土壌の酸度調整をしておきます。酸性土壌のまま栽培すると、葉が黄変して成長がとまります。

  3. 追肥は本葉4~5枚の頃に施します。

  4. 収穫時期は5~6月と10~12月です。草丈が20~25cmになったら地際から切り取って収穫します。

栽培カレンダー
種まき収穫
野菜名 ホウレンソウ
種類 葉菜類
科目 ヒユ科
栽培特性 暑さに弱い寒さに強い冷涼な気候を好む半日陰でも育つ
土壌酸度 pH6.3~7.0。pH5.5以下では生育不良になる。
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 畝の高さ10cm。
発芽適温 15~20℃。発芽温度は4~35℃。
生育適温 15~20℃。25℃以上は生育が悪くなる。低温には強く、-10℃まで耐える。
プランター栽培 幅65cmの標準プランターで条間10~15cmの2条
連作障害 1~2年
種まき時期
  • ホウレンソウの種まき時期は3月中旬から5月中旬(春まき)と9月上旬から10月中旬(秋まき)。

  • 種はすじまきにする。本葉が出たら順次間引いて、本葉4~5枚で所定の株間にする。発芽には1週間程度かかる。

  • マルチを使用するときは、15x15cm間隔で穴のあいている穴あきマルチを使用し、1穴に4~5粒ずつ点まきして、間引かずにそのまま育てる。

  • 種は殻に覆われているので、半日ほど水につけて、催芽してからまくと早く発芽する。発芽しやすいように処理された、プライマックス種子(サカタのタネ)やネーキッド種子(タキイ)では催芽処理は不要。

  • ホウレンソウは日が長くなると(昼の時間が長くなると)、とう立ちする。そのため、長日期にあたる春まきでは、春まきに適した、とう立ちしにくい品種を選ぶ。

  • ホウレンソウには東洋種(種にトゲがある)と西洋種、これらをかけあわせた交配種がある。東洋種は比較的とう立ちしやすいので、春まきには使用しないで、秋まきに使用する。

  • ホウレンソウは夜間照明(外灯など)のあたる場所で栽培すると、光に感応してとう立ちしやすくなる。夜間照明のあたる場所では栽培しないようにする。

収穫時期
  • ホウレンソウは草丈が20~25cmになったら、地際から切り取って収穫する。霜にあたると甘みが増す。

アクが少なく、サラダなど生食に向く”早生サラダあかり”、トウ立ちが遅く、まき時期が長い”アクティブ”、肉厚で甘みが強いちぢみほうれん草”寒味”などがあります。

ミズナ

栽培方法
  1. ミズナの種まき時期は3~9月です(小株どりの場合)。条間20~30cmのすじまきにして、最終的に株間5~6cmにします。

  2. 追肥は本葉3~4枚の頃に施します。

  3. 収穫時期は5~11月です。草丈が25cmくらいになったら収穫します。大株どりの場合は、9月に種をまいて(秋まき)、12~1月に収穫します。

栽培カレンダー
種まき収穫
野菜名 ミズナ
種類 葉菜類
科目 アブラナ科
栽培特性 寒さに強い乾燥に弱い冷涼な気候を好む
土壌酸度 pH6.0~6.5
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 畝の高さ10cm。
発芽適温 20~30℃
生育適温 15~25℃
プランター栽培 幅65cmの標準プランターで条間10cmの2条(小株どり)
連作障害 1~2年
種まき時期
  • ミズナの種まき時期は3月下旬から9月下旬。

  • すじまきにして、発芽後、順次間引いて、本葉3~4枚になったら所定の株間にする。発芽には3日程度かかる。

収穫時期
  • ミズナは草丈が25cmくらいになったら、株元から切り取って収穫する。

大株どりの場合
  • ミズナを大株どりする場合は、9月中・下旬に種をまく。株間・条間30cmで1箇所3~5粒の点まきにして、発芽後、順次間引いて、本葉3~4枚になったら1本立ちにする。追肥は2~3回施す。

  • 12~1月頃、株が大きく張り出してきた頃に収穫する。

ミズナは京都の伝統野菜で、別名、キョウナ(京菜)ともいいます。ミズナは成長するにつれて葉数が増え、大株になると葉数は数百枚にもなります。大株で収穫したものは鍋物や漬物などに、小株で収穫したものはサラダなどに利用されます。

ミズナの変異種にはミブナ(壬生菜)があります。ミズナは葉に切れ込みがありますが、ミブナには切れ込みがありません。ミズナもミブナも栽培方法は同じです。

葉柄が赤紫色の”紅法師”、小株から大株まで収穫できる”千筋京水菜”、みぶ菜の”京錦”などがあります。

モロヘイヤ

栽培方法
  1. モロヘイヤの種まき時期は4~5月です。ポットに種をまいて、本葉5~6枚になったら、株間30~40cmで植え付けます。

  2. 追肥は植え付け後、20日おきに施します。

  3. 草丈30cmになったら主枝の先端を摘み取ります(摘心)。

  4. 土壌水分が不足すると、葉がかたくなるので、高温期には十分な水やりをします。

  5. 収穫時期は7~10月です。やわらかい茎葉を順次摘み取って収穫します。

栽培カレンダー
種まき収穫
野菜名 モロヘイヤ
種類 葉菜類
科目 アオイ科
栽培特性 暑さに強い寒さに弱い乾燥に弱い
土壌酸度 pH6.0~6.5
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 幅60cm高さ10cm(1条)。畝立て後、黒マルチを張る。
発芽適温 25~30℃
生育適温 25~30℃。10℃で生育は止まる。
プランター栽培 幅70×奥行き30×高さ30cm以上のプランターで2株(株間30cm)
連作障害 1~2年
種まき時期
  • モロヘイヤの種まき時期は4月下旬から5月下旬。

  • ポットに種を3粒まいて、本葉2~3枚になったら1本に間引く。本葉5~6枚になったら定植をする。育苗日数は25~30日程度。種は一晩、水につけてからまくと発芽しやすくなる。直まきしてもよい。

収穫時期
  • モロヘイヤは摘心後、側枝(わき芽)が伸びてくるので、枝先のやわらかいところ(枝先から10~15cmくらい)を摘み取って、順次収穫をする。

モロヘイヤは暑さに強く、夏場でもよく生育します。8月下旬頃から開花しますが、花後にできる種子には毒性があるので、口にしないようにします(茎葉には毒性はない)。

ラッキョウ

栽培方法
  1. ラッキョウの種球の植え付け時期は8~9月です。株間10~15cm、条間25~30cmで種球を植え付けます。

  2. 追肥は10月と2月と3月に施します。追肥と併せて、かるく土寄せをします。

  3. エシャレットとして収穫する場合は、やや多めに土寄せして軟白化します(軟白部は10cm程度が目安)。

  4. 収穫時期は6~7月です。葉が枯れてきた頃に収穫します。エシャレットとして収穫(若どり)する場合は、3~4月に収穫します。

栽培カレンダー
植え付け収穫
野菜名 ラッキョウ
種類 葉菜類
科目 ヒガンバナ科
栽培特性 寒さに強い乾燥に強い半日陰でも育つ
土壌酸度 pH5.5~6.0
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 畝の高さ10cm。
生育適温 18~22℃
プランター栽培 幅65cmの標準プランターで1箇所2球の4~5箇所植え(株間10~15cm)
連作障害 出にくい
植え付け時期
  • ラッキョウの種まき時期は8月下旬から9月中旬。

  • 種球を1球ずつにばらし、1箇所に1球ずつ、根を下にして、覆土3~5cmで植えつける。小さい種球の場合は2球ずつ植える。

収穫時期
  • ラッキョウとして収穫する場合は、6月中旬から7月上旬頃、葉が枯れてきた頃に掘り上げる。種球用として保存するときは、葉と根を切り落とし(根は1cm程度残す)、ネットに入れて風通しのよい軒下などに吊るしておく(球はばらさない)。

  • エシャレットとして収穫(若どり)する場合は、3月下旬から4月上旬頃に掘り上げる。

ラッキョウは8~9月頃に種球を植え付け、6~7月頃に収穫をします。春に若どりしたものはエシャレットと呼ばれます。

日本では一般にラッキョウの若どりしたものをエシャレットと呼びますが(エシャロットと呼ばれることもある)、これとは別に、タマネギの変種で、フランス料理に欠かせない香味野菜のエシャロットもあります。ラッキョウのエシャレットは、フランス料理で使用するエシャロットを元に当時の業者が名づけたもので、よく混同されるため、間違わないように注意します。

ラッキョウの代表的品種”らくだ”、小粒で香りが強い沖縄の在来種”島ラッキョウ”、ラッキョウとタマネギの交配で生まれた新種”越のレッド”などがあります。

リーキ

栽培方法
  1. リーキの種まき時期は3~4月です。苗床に種をまいて、草丈15~20cm、太さ1cm程度になったら、苗を掘り出して、畑に植え付けます。

  2. 植え付け後、収穫までに2~3回の土寄せと追肥をします。

  3. 収穫時期は11~2月です。草丈40cm、または太さが3~4cmになれば収穫できます。

  4. 土寄せ不要のマルチ栽培もできます。

栽培カレンダー
種まき収穫
野菜名 リーキ
種類 葉菜類
科目 ヒガンバナ科
栽培特性 寒さに強い冷涼な気候を好む
土壌酸度 pH6.5前後
栽培スペース 幅60cmの栽培スペース(1条)。畝は立てない。
発芽適温 15~20℃。発芽の最低温度は1~2℃、最高温度は25℃前後。
プランター栽培 幅70×奥行き30×高さ30cm以上のプランターで1条。プランターの半分の高さまで培養土を入れ、苗を株間10cmで植え付ける。苗の成長に合わせて増し土をして、葉鞘部を軟白する。
連作障害 1~2年
種まき時期
  • リーキの種まき時期は3月下旬から4月上旬(春まき)。

  • 畑の一画を耕して苗床をつくり、条間10cmで種をすじまきにする。発芽後、順次間引いて、株間を5cmにする。追肥は月1回施す。

  • 7月頃、苗が草丈15~20cm、太さ1cm程度になったら、苗床から掘り上げて、畑に植え付けをする。

苗の植え付け
  • 苗の植え付けには幅60cmの栽培スペース(1条植え)が必要。苦土石灰散布による酸度調整は不要。リーキの栽培では、追肥主体で育てるため、元肥も施す必要はない。

  • 植え付け当日になったら、栽培スペースの中央に幅15cm、深さ10cmの植え溝を堀り、植え溝の壁に、苗を株間10cmで立てて並べる。

  • 株元に根が隠れる程度の土をかけ、厚さが5~6cm程度になるように、植え溝の中にワラ束を敷きつめる(植え溝にワラを入れることで、土の通気性を良くする)。ワラが入手出来なければ、かわりに腐葉土・干し草などを使用してもよい。

土寄せと追肥
  • リーキは苗の植え付け後から収穫までに、合計2~3回の追肥と土寄せを行う。

  • 最初の追肥と土寄せは、植え付けの2週間後に行う。株元に追肥を施し、葉の分岐部分のすぐ下まで、土を寄せる(植え溝を埋め戻す)。最初の追肥から1ヶ月後に2回目、2ヶ月後に3回目の追肥と土寄せをする。植え溝が埋まったら、その後は、苗の両側から土を盛っていく。

  • 葉の分岐部分まで土に埋めてしまうと、生育不良になったり、枯れる原因となるので注意する。

収穫時期
  • リーキは最後の土寄せから1ヶ月後、草丈40cm、または太さが3~4cmになれば収穫できる。株の側面を掘って、引き抜いて収穫する。

マルチ栽培
  • リーキの栽培方法は基本的に長ネギと同じなので、長ネギのマルチ栽培のように、マルチを張った畝に穴をあけ、その穴に苗を落とし込んで、植え付けることもできる。この方法で栽培すれば、植え付け後の追肥や土寄せ、除草などの作業が無くなり、大きく労力を軽減できる。

  • リーキをマルチ栽培する場合は、マルチに直径4cmの穴を千鳥状にあける(株間25cm、条間30cm)。あけた穴のところに、直径16mmの支柱で深さ15cmの植え穴をあけ、そこに苗を落とし込んで植え付ける。

リーキはネギの仲間で、別名、ポロネギ、西洋ネギともいいます。栽培方法は長ネギとほぼ一緒で、生育中に何度も土寄せをして、食用とする葉鞘部(ようしょうぶ)を軟白していきます。長ネギより、刺激臭は少なめです。

太さ・長さにボリュームがある”MEGATON”、耐暑性や耐寒性に優れる”LONGTON”、極太で短い”デルフト”などがあります。

ワケギ

栽培方法
  1. ワケギの種球の植え付け時期は8~9月です。株間20cm、条間30cmで種球を植え付けます。

  2. 追肥は草丈が10cmになった頃に施し、併せて株元にかるく土寄せをします。

  3. 収穫時期は10~11月と3~4月です。草丈20~30cmになった頃に葉を刈り取って収穫します。鱗茎ごと収穫することもできます。

栽培カレンダー
植え付け収穫
野菜名 ワケギ
種類 葉菜類
科目 ヒガンバナ科
土壌酸度 pH6.0~6.5
元肥の施し方 全面施肥
畝の大きさ 畝の高さ10cm。
生育適温 15~20℃。5℃以下になると生育が停止する。
プランター栽培 幅65cmの標準プランターで株間10cm、条間10cmの2条
連作障害 1~2年
植え付け時期
  • ワケギの種球の植え付け時期は8月下旬から9月上旬。

  • 種球は1箇所に2球ずつ、立てて植え付ける。植え付けの深さは種球の先端が地表から少し出る程度。芽が出るまで10日程度かかる。

収穫時期
  • ワケギの収穫は草丈が20~30cmになった頃に行う。株元を3cmくらい残して、葉を刈り取ると、収穫後、葉が再び伸びてくる。収穫後は追肥を施して、葉の成長を促す。鱗茎ごと収穫することもできる。

  • 鱗茎を種球として使用する場合は、5~6月頃、地上部が枯れて休眠に入った頃に鱗茎を掘り上げ、風通しの良い日陰(軒下など)で保存する。植え付けの時期がきたら、種球として使用する。

ワケギは分げつ力が強く、生育中、旺盛に分げつして株を増やしていきます。冬は地上部がほとんど枯れますが、春になると再び、芽を出して成長を始めます。

植え付けから20~30日ほどで収穫できる”20日わけぎ”、栽培方法はワケギと同じで耐寒性が強い”あさつき”などがあります。

ウコギ

栽培方法
  1. ウコギの苗木の植え付け時期は12~3月です。

  2. 肥料は毎年、2月に有機質肥料を施します。

  3. 収穫時期は4~6月です。やわらかな新芽(若葉)を摘み取って収穫します。

  4. 剪定時期は1~2月です。

栽培カレンダー
植え付け収穫開花剪定
山菜名 ウコギ
種類 山菜(落葉樹)
科目 ウコギ科
栽培適地 北海道から九州地方
栽培特性 寒さに強い・半日陰でも育つ
植え付け時期
  • ウコギの苗木の植え付け時期は12月上旬から3月下旬。

収穫時期
  • ウコギは4月から6月にかけて、やわらかな新芽(若葉)を摘み取って収穫する。

  • 摘み取った新芽(若葉)は、塩茹でして細かく刻んで、ご飯に混ぜてウコギ飯にすると、独特の香りとほろ苦さが楽しめる。

剪定時期
  • ウコギの剪定時期は1月上旬から2月下旬。

  • 込み合う部分の枝を間引いて、樹冠内部まで日が当たるようにする。

  • 仕立て方は株仕立て、垣根仕立てなどが向く。株仕立てにする場合、株元から出る枝は4~5本程度に抑える。

ウコギは春に伸びる新芽(若葉)を摘み取って、食用にします。ヒメウコギ、ヤマウコギ、エゾウコギなどいくつかの種類がありますが、ヒメウコギとヤマウコギが主に食用として利用されています。

ウド

栽培方法
  1. ウドの根株の植え付け時期は4~5月です。1株1芽に切り分けた根株を芽を上にして、株間50~60cm、覆土5cmで植え付けます。

  2. 肥料は毎年、6~7月に施します。根株の充実が悪くなるので、8月以降は肥料を施さないようにします。

  3. 草丈が1mになったら摘心します。

  4. 晩秋、茎葉が枯れたら刈り取ります。

  5. 収穫時期は4~5月(2年目以降)です。萌芽前に盛土をして、盛土から若茎が出てきたら切り取って収穫します。

  6. ウドは根株を分割したり(株分け)、挿し木で株を増やすことができます。

栽培カレンダー
植え付け収穫(2年目以降)
山菜名 ウド
種類 山菜
科目 ウコギ科
栽培特性 乾燥に弱い・夏に冷涼な気候を好む
土壌酸度 pH6.0~6.5
生育適温 17~18℃。25℃以上や15℃以下では生育が悪くなる。
植え付け時期
  • ウドの根株の植え付け時期は4月中旬から5月上旬。

  • 植え付け1年目は根株を養成し、2年目の春から収穫する。

摘心
  • 草丈が1mになったら先端を摘心して倒伏を防ぐ。摘心芽は食用にできる。

収穫時期
  • 萌芽前、根株の上に20~30cm程度の盛土(土のかわりに籾殻を使用してもよい)をする。萌芽して若茎が盛土から出てきたら、株元からウドを切り取って収穫をする。

  • 収穫後は盛土を除去し、新たな芽(収穫後に出てくる)を伸ばして株を養成する。1株からいくつもの芽が伸びてきた場合は、1本に間引く。

株の増やし方
  • 株を増やす方法には、根株を分割する方法(株分け)や挿し木で増やす方法などがあるが、一般的なのは根株を分割する方法。

  • 根株を分割する場合は、大きくなったウドの根株を萌芽前に掘り出し、ノコギリなどを使って、1株1芽に切り分ける。

  • 挿し木で増やす場合は、用土を入れたポットを用意し、節ごとに切ったウドの茎を3分の2程度、土に挿し込む(茎を逆さにしないようにする)。土を乾燥させないようにして、地温18℃前後で保温して育てると、1ヶ月ほどで発根する。本葉が3~4枚になったら、植え付ける。

ウド(独活)は春に萌芽した若茎を採取して、食用にします。成長すると、大きいものでは草丈2m以上になります。冬になると、地上部は枯れますが、地下部は越冬し、春になると再び芽を出します。スーパーなどでよく見かける、全体が白いウドは、遮光した暗室の中で萌芽・伸長させたものです。

ウルイ

栽培方法
  1. ウルイの根株(苗)の植え付け時期は3~4月です。株間30cmで植え付けます。

  2. 肥料は毎年、春の若芽が伸びる前に施します。

  3. 収穫時期は4~5月(2年目以降)です。葉が開く前の若芽を切り取って収穫します。

  4. 株分けする場合は、4年に1回を目安に行います。春の萌芽前に1株を2~3芽に分割します。

栽培カレンダー
植え付け収穫(2年目以降)
山菜名 ウルイ
種類 山菜
科目 キジカクシ科
栽培特性 半日陰で湿り気のある場所を好む
生育適温 15~25℃
植え付け時期
  • ウルイの根株(苗)の植え付け時期は3月上旬から4月上旬。

  • 植え付け1年目は株を養成し、2年目の春から収穫する。

収穫時期
  • ウルイは葉が開く前の若芽を株元から切り取って収穫する。萌芽前に株元に土寄せ(籾殻で代用してもよい)をしておけば、軟白されたやわらかい若芽を収穫できる。

  • 収穫のときは、すべての若芽を切り取らないで、1株あたり1~2芽程度、残しておく。

ウルイは葉が開く前の若芽(葉・葉柄)を食用にします。別名、オオバギボウシとも呼ばれ、観賞用にもなります。冬になると、地上部は枯れますが、地下部は越冬し、春になると再び芽を出します。

コゴミ

栽培方法
  1. コゴミの根株の植え付け時期は3~4月です。株間40cmで若芽が隠れない程度に植え付けます。

  2. 肥料は毎年、春の若芽が伸びる前に施します。

  3. 収穫時期は4月(2年目以降)です。草丈が10~15cmの頃に収穫します。

栽培カレンダー
植え付け収穫(2年目以降)
山菜名 コゴミ
種類 山菜
科目 コウヤワラビ科
栽培特性 暑さに弱い・乾燥に弱い・土壌が乾燥しない場所であれば半日陰でも日向でも育つ
土壌酸度 pH6.0~6.5
生育適温 10℃以下になると地上部が枯れる
植え付け時期
  • コゴミの根株の植え付け時期は3月上旬から4月上旬。

  • 通常、植え付け1年目は根株を養成し、収穫は2年目の春からとする。

収穫時期
  • コゴミの収穫は草丈10~15cmの頃に行う。葉が巻いた状態の若芽を根元から摘み取る。

  • 2番芽(最初の収穫から10日くらいたつと出てくる)は摘み取らないで、そのまま伸ばす。

コゴミは春に伸びる若芽を食用にします。別名クサソテツともいいます。冬になると、地上部は枯れますが、地下部は越冬し、春になると再び芽を出します。コゴミは株から発生したランナー(ほふく枝)の先端に子株が形成され、株が増えていきます。

タラノキ

栽培方法
  1. タラノキの種根の植え付け時期は3~4月です。長さ15cmにカットした種根を水平にして、株間60cm、覆土5cmで植え付けます。

  2. 肥料は毎年、3月に緩効性の肥料を施します。

  3. 収穫時期は4月(2年目以降)です。頂芽が10cmほど伸びた頃に収穫します。頂芽の収穫後に伸びてくる側芽を収穫したら、剪定をします。

  4. ふかし促成栽培をすれば、枝についた側芽をすべて収穫できます。

  5. 株を増やす場合は、3~4月頃に1年間養成した株を掘り上げ、根部を種根として利用します。

栽培カレンダー
植え付け収穫開花剪定
山菜名 タラノキ
種類 山菜(落葉樹)
科目 ウコギ科
栽培適地 全国
栽培特性 過湿に弱い
土壌酸度 pH5.5~6.0
植え付け時期
  • タラノキの種根の植え付け時期は3月下旬から4月上旬。

  • 植え付けに使用する種根は鉛筆以上の太さのものが望ましい。種根を植え付けた場合、秋には樹高1m程度にまで成長する。

  • 市販の苗を植え付けてもよい。

収穫時期
  • タラノキの収穫は4月頃、頂芽が10cm前後に伸びた頃に行う(種根植え付けの翌春には収穫ができる)。収穫するときは剪定鋏などで付け根から切り取る。

  • 最初は頂芽を収穫し、その後、やや下から伸びてくる第1側芽、第2側芽も収穫する。

剪定
  • 第2側芽まで収穫したら、1~2芽(節)残して、枝(幹)を株元から切り取る(4~5月頃)。

  • 2年目以降になると株から発生する枝数も増え、収穫量も増えていくが、タラノキは大株になると枝が貧弱になり、大きな新芽がとれなくなってくるので、枝数を2本くらいに減らすとよい。

ふかし促成栽培
  • タラノキの主な栽培方法には露地栽培とふかし促成栽培がある。

  • 露地栽培は露地で栽培し、春に新芽が出たところを収穫する方法。ふかし促成栽培は、1芽ごとに切った穂木(枝)を温床に挿して、1~3月頃に新芽を早出しさせて収穫する方法。

  • 家庭でふかし促成栽培をする場合は、発泡スチロールなどの箱を用いて水浸法で行うのが手軽でやりやすい。ふかし促成栽培をすれば、枝についた側芽をすべて収穫できる(ふかし促成栽培には新駒という品種が適している)。

  • ふかし促成栽培(水浸法)をする場合は2~3月頃に行う。露地栽培で育てたタラノキを1~2芽(節)残して株元から切り取り(穂木の採取)、さらに、切り取った穂木を1芽ごとに芽の上から斜めに切断する。暖かい室内に発泡スチロールなどの箱を置き、1芽切りの穂木を箱の中に斜めに立てて並べ、水深が5mmになるよう水を入れる。水がなくなったら、半日ほど放置して穂木を乾燥させて(穂木の腐敗防止)、水を同量補充する。

  • ふかし促成栽培では新芽が7~10cm程度、伸びた頃に収穫をする。栽培を始めてから1ヶ月ほどで収穫できるようになる。収穫後、穂木は廃棄する。

タラノキ(タラの木)の新芽をタラノメ(タラの芽)といいます。タラノキはあまり枝分かれせずに幹が直立して成長します。枝にはトゲがありますが、トゲの少ないトゲなし系の品種もあります。

ノビル

栽培方法
  1. ノビルの種球の植え付け時期は9~10月です。株間5cm、条間6cmで深さ5cmほどの植え穴をあけて、種球を植え付けます(根を下にする)。

  2. 追肥は3月に施します。

  3. 収穫時期は4~5月です。草丈が50cm、葉鞘部の太さが8~10mmになった頃に株ごと掘り上げて収穫します。

栽培カレンダー
植え付け収穫
山菜名 ノビル
種類 山菜
科目 ヒガンバナ科
生育適温 15~23℃
植え付け時期
  • ノビルの種球の植え付け時期は9月下旬から10月上旬。

収穫時期
  • ノビルは草丈50cm、葉鞘部の太さが8~10mmになった頃(翌春)に収穫する。葉を引っ張っても簡単に抜けないので、株ごと掘り上げて収穫する。

  • 秋に植え付ける種球にする場合は、鱗茎を日なたで数日、乾燥させたのち、風通しの良い日陰で秋まで保存する。

ノビル(野蒜)は若い葉と地下にできる直径1~2cmほどの鱗茎(球根)を食用にします。ノビルは初夏になると花茎の先端にムカゴができて、その後、地上部が枯れますが、秋になると再び萌芽します。ノビルは鱗茎の分球やムカゴによって株を増やします。

フキ

栽培方法
  1. フキの地下茎の植え付け時期は3月です。地下茎を10~15cmの長さに切り分けて、株間25~30cm、覆土5cmで植え付けます。

  2. 肥料は毎年、春の若芽が伸びる前と葉柄収穫後(5~6月)と晩夏(8~9月)に施します。

  3. 収穫時期は2年目以降の2~3月(フキノトウ)と5~6月です。フキノトウは苞が開く前、フキは葉柄の長さが50~60cmになった頃に収穫します。

  4. 植え付けてから4~5年ほどたつと、株が密生し、収量が低下してくるので、株を間引くか、植え替えをします。

栽培カレンダー
植え付け収穫(2年目以降)
山菜名 フキ
種類 山菜
科目 キク科
栽培特性 暑さに弱い・乾燥に弱い・土壌が乾燥しない場所であれば半日陰でも日向でも育つ
土壌酸度 pH6.0前後
生育適温 10~25℃。高温期は生育が停滞する。
植え付け時期
  • フキの地下茎の植え付け時期は3月。

  • 通常、植え付けた1年目は株の養成に努め、2年目から収穫をする。

収穫時期
  • フキノトウは早春、苞(ほう)が開く前に株元から切り取って収穫する。

  • フキは葉柄の長さが50~60cmになった頃に株元から刈り取って収穫する。

山菜として知られるフキノトウは、フキの花芽のことをいい、葉柄をフキといいます。フキは毎年、旺盛に地下茎を伸ばして子株をつくり、株を増やしていきます。

萌芽が早く収量も多い”愛知早生フキ”、1mを超えるものもある”アキタフキ”などがあります。

適正な土壌酸度(pH)と苦土石灰散布量

野菜を栽培するときの適正な土壌酸度(pH)と1m2あたりの苦土石灰散布量を表にまとめました。

畑の土壌酸度を調整するときは、苦土石灰を散布します(散布するとpHが上がります)。散布量は目安なので、畑の状態に応じて散布量を加減してください。野菜によっては、苦土石灰の散布が不要な野菜もあります。

適正pH 苦土石灰 野菜
5.0~6.0 不要 ジャガイモ
5.0~6.5 100g スイカ
5.3~6.6 100g ラッカセイ [注1]
5.5~6.0 100g ショウガラッキョウ
不要 サツマイモ
5.5~6.5 100g イチゴカブニンジンラディッシュカリフラワーコマツナチンゲンサイブロッコリー茎ブロッコリー
5.5~6.8 100g ダイコン
5.5~7.2 100g キュウリ
5.6~6.8 100g カボチャ
5.7~7.4 100g 葉ネギ
不要 長ネギ
5.8~6.7 100g アスパラガス
5.8~7.0 150g ビーツ
6.0前後 100g トウモロコシオカワカメカラシナタカナ
6.0~6.5 100g エダマメオクラサヤインゲンシシトウズッキーニソラマメトウガラシトマトピーマンパプリカキクイモサトイモチョロギツクネイモナガイモヤーコンアーティチョークキャベツツルムラサキナバナニンニクミズナモロヘイヤワケギ
6.0~6.6 150g スイスチャード
6.0~6.8 100g ナスメロン
6.0~7.0 100g ササゲクウシンサイケールコールラビ
6.0~7.5 100g ゴーヤ
6.3~7.0 150g ホウレンソウ
6.3~7.8 100g タマネギ
6.5前後 100g オカノリ
不要 リーキ
6.5~7.0 150g グリーンピースサヤエンドウスナップエンドウ
6.5~7.5 150g ゴボウ
6.5~8.2 150g オカヒジキ

果菜類根菜類葉菜類

  • [注1] 結実には石灰を必要とする。石灰分が不足すると実入りが悪くなる。

野菜の元肥の施し方と施肥量

それぞれの野菜に適した元肥の施し方と施肥量を表にまとめました。元肥の施し方には大きく分けて、全面施肥と溝施肥と置き肥があります。

全面施肥に適している野菜

全面施肥は最も一般的な元肥の施し方です。全面施肥にするときは、畝を立てる場所に元肥を均一にまきます。

施肥量(1m2あたり) 野菜
[注1]
完熟牛ふん堆肥3L
化成肥料(8-8-8)50g
エダマメグリーンピースササゲサヤインゲンサヤエンドウスナップエンドウソラマメラッカセイ
完熟牛ふん堆肥3L
化成肥料(8-8-8)100g
トウモロコシカブキクイモゴボウダイコンチョロギツクネイモナガイモビーツヤーコンラディッシュアーティチョークオカノリオカヒジキオカワカメカラシナクウシンサイコールラビコマツナスイスチャードタカナチンゲンサイツルムラサキナバナニンニク葉ネギホウレンソウミズナモロヘイヤラッキョウワケギ
完熟牛ふん堆肥3L(または5L)
化成肥料(8-8-8)100g
熔リン50g
オクラキュウリ(5L)ゴーヤズッキーニ(5L)メロン(5L)ニンジンタマネギ
完熟牛ふん堆肥3L
化成肥料(8-8-8)100g
発酵油かす100g
熔リン50g
イチゴ
[注2]
草木灰100g
化成肥料(8-8-8)20g
サツマイモ
  • [注1] マメ科の植物は根に共生する根粒菌が窒素分を供給するので、窒素肥料は控えめにする。窒素肥料を多く与えると、枝葉ばかりが成長して、実がつきにくくなる。
  • [注2] 前作の肥料分が残っているようなところでは草木灰だけでよい。肥料に窒素分が多いと、茎葉ばかりが成長して(つるぼけ)、芋の肥大が悪くなるので、肥料の与え過ぎに注意する。

溝施肥に適している野菜

溝施肥は栽培期間が長い野菜に適した元肥の施し方です。溝施肥にするときは、畝を立てる場所の中央に幅15cm、深さ20cmの溝を掘って、溝に元肥を均一にまいて埋め戻します。

施肥量(1m2あたり) 野菜
完熟牛ふん堆肥3L
化成肥料(8-8-8)100g
アスパラガスカリフラワーキャベツケールブロッコリー茎ブロッコリー
完熟牛ふん堆肥5L
化成肥料(8-8-8)100g
熔リン50g
シシトウトウガラシトマトナスピーマンパプリカ

置き肥に適している野菜

置き肥は種芋を植え付ける野菜に適した元肥の施し方です。置き肥にするときは、畑に植え溝を堀って、種芋を植え付ける際、種芋と種芋の間に元肥を置きます。元肥を置いたら、植え溝を埋め戻します。

施肥量 野菜
化成肥料(8-8-8)30g
完熟牛ふん堆肥200g
サトイモジャガイモ

追肥

野菜に施す肥料には、元肥のほかに追肥があります。追肥は野菜の生育中に施す肥料です。

施肥量(1m2あたり) 野菜
化成肥料(8-8-8)30g 野菜全般

果菜類根菜類葉菜類

連作障害を防止するためにあける年数(輪作年限)

連作障害を防止するためにあける年数(輪作年限)を表にまとめました。

連作障害を防止(回避)するには、接木苗を植えるか、もしくは、下の表を参考にして、毎年、植える野菜の科目を変えて栽培します(輪作)。

たとえば、去年、ナス科の野菜を栽培したら、今年はウリ科の野菜を栽培する、などのようにローテーションして栽培します。

輪作年限 科目 野菜
4~5年 マメ科 グリーンピース(5年)サヤエンドウ(5年)スナップエンドウ(5年)ソラマメ(5年)
ウリ科 スイカ(5年)
ナス科 ナス
キク科 ゴボウ(5年)
サトイモ科 サトイモ
ショウガ科 ショウガ
3~4年 マメ科 エダマメ
ナス科 シシトウトウガラシトマトピーマンパプリカ
ウリ科 メロン
キジカクシ科 アスパラガス
ヤマノイモ科 ツクネイモナガイモ
2~3年 バラ科 イチゴ
ウリ科 キュウリゴーヤ
マメ科 ササゲサヤインゲンラッカセイ
キク科 キクイモヤーコンアーティチョーク
ハマミズナ科 アイスプラント
アブラナ科 カリフラワーキャベツ茎ブロッコリーケール白菜ブロッコリー芽キャベツ
セリ科 セロリ
タデ科 ルバーブ
ナス科 ジャガイモ
シソ科 チョロギ
1~2年 アオイ科 オクラオカノリモロヘイヤ
ヒユ科 ビーツオカヒジキスイスチャードホウレンソウ
ツルムラサキ科 オカワカメ ツルムラサキ
アブラナ科 カブダイコンラディッシュカラシナコマツナコールラビタアサイタカナチンゲンサイナバナベビーリーフ(他の科の場合もある)ミズナルッコラ
キク科 春菊レタス
ヒガンバナ科 ニラ長ネギ葉ネギリーキワケギ
セリ科 ニンジンパセリ三つ葉
[注1]
連作障害は出にくい
ウリ科 カボチャズッキーニ
イネ科 トウモロコシ
ヒガンバナ科 エシャロットタマネギニンニクラッキョウ
ヒルガオ科 サツマイモクウシンサイ
シソ科 シソ
ショウガ科 ミョウガ

果菜類根菜類葉菜類

  • [注1] 連作障害が出にくい野菜だが、できれば1~2年あけたほうが無難。

暑さや寒さに強い野菜・弱い野菜

野菜の栽培特性(温度や土壌の適応性、耐性など)を表にまとめました。

暑さや寒さに強い野菜・弱い野菜、冷涼な気候を好む野菜、高温多湿を好む野菜、半日陰でも育つ野菜などが分かります。

温度適温性・耐性 野菜
暑さに強い オクラゴーヤササゲシシトウスイカトウガラシナスピーマンパプリカサツマイモオカノリオカヒジキオカワカメケールコールラビコマツナスイスチャードツルムラサキモロヘイヤ
暑さに弱い ソラマメカブビーツアーティチョークアイスプラントキャベツタマネギホウレンソウ
寒さに強い イチゴキクイモビーツアーティチョークオカノリキャベツケールコールラビコマツナスイスチャードタマネギ長ネギ葉ネギホウレンソウミズナラッキョウリーキ
寒さに弱い オクラササゲショウガクウシンサイツルムラサキモロヘイヤ
乾燥に強い ゴーヤスイカラッカセイゴボウサツマイモアイスプラント長ネギ葉ネギラッキョウ
乾燥に弱い エダマメキュウリサヤインゲンシシトウトウガラシナスピーマンパプリカカブサトイモショウガチョロギツクネイモナガイモカラシナクウシンサイコールラビタカナチンゲンサイミズナモロヘイヤ
過湿に弱い エダマメカボチャキュウリサヤインゲンスイカズッキーニメロンラッカセイゴボウサツマイモニンジンヤーコンアイスプラントコールラビ長ネギ葉ネギ
冷涼な気候を好む グリーンピースサヤインゲンサヤエンドウスナップエンドウソラマメカブキクイモジャガイモダイコンニンジンビーツラディッシュアーティチョークカラシナカリフラワーキャベツケールコールラビタマネギチンゲンサイナバナニンニク長ネギ葉ネギブロッコリー茎ブロッコリーホウレンソウミズナリーキ
高温多湿を好む サトイモクウシンサイ
半日陰を好む チョロギ
半日陰でも育つ オカノリオカワカメコマツナスイスチャードホウレンソウラッキョウ

果菜類根菜類葉菜類

プランターで栽培できる野菜

プランターで栽培できる野菜と栽培に適したプランターの大きさ、栽培できる株数の目安を表にまとめました(株間などの詳細はリンク先参照)。

プランターを利用すれば、ベランダでも家庭菜園を楽しむことができます。(関連:野菜栽培に適したプランター)

幅65cmの標準プランターで栽培できる野菜

株数・植え方 野菜
2株 アイスプラントタカナ
3株 イチゴナバナ
3~4株 オカノリコールラビ
1条 ニンニク
2条 カブ(小カブ)ラディッシュオカヒジキカラシナコマツナスイスチャードタマネギチンゲンサイ葉ネギ(直播栽培)ホウレンソウミズナ(小株どり)ワケギ
ばらまき ベビーリーフ
3~4箇所まき クウシンサイ
4~5箇所植え ラッキョウ

幅70×奥行き30×高さ30cm以上のプランターで栽培できる野菜

株数・植え方 野菜
2株 サトイモジャガイモツクネイモアスパラガスオカワカメツルムラサキモロヘイヤ
2~3株 ソラマメトウモロコシ
3株 ショウガ
3~4株 ダイコン(根長20cmのミニダイコン)
20株 長ネギ
1条 リーキ
2条 ニンジンビーツ
2箇所まき オクラグリーンピース(つるなし種)サヤエンドウ(つるなし種)スナップエンドウ(つるなし種)
3箇所まき エダマメサヤインゲン(つるなし種)

容量20L以上のプランターで栽培できる野菜

株数・植え方 野菜
1株 カボチャ(ミニカボチャ)スイカ(小玉種)ナスメロン

直径30×高さ30cm以上のプランターで栽培できる野菜

株数・植え方 野菜
1株 キュウリゴーヤシシトウズッキーニトウガラシトマト(ミニトマト)ピーマンパプリカチョロギアーティチョークカリフラワーキャベツケールブロッコリー茎ブロッコリー
1箇所まき ササゲ

直径40×高さ30cm以上のプランターで栽培できる野菜

株数・植え方 野菜
1株 キクイモ
1箇所まき ラッカセイ

幅50×奥行き30×高さ40cm以上のプランターで栽培できる野菜

株数・植え方 野菜
3株 ダイコン(青首ダイコン)
1条 ゴボウ(ミニゴボウ)

幅65×奥行き40×高さ40cm以上のプランターで栽培できる野菜

株数・植え方 野菜
2株 サツマイモヤーコン

袋栽培できる野菜

袋栽培には空の培養土の袋(25L程度)が使用できます。使用時は底に水抜き穴を開けます。

株数・植え方 野菜
株間5~8cm ゴボウ(ミニゴボウ)
1株 サツマイモジャガイモ

果菜類根菜類葉菜類

都道府県別 初霜・初雪の時期

都道府県別の初霜・終霜(遅霜)と初雪・終雪の平年値を表にまとめました。種まきや苗の植え付け、収穫時期の目安になります。

北海道・東北地方

都道府県/地点
初日 終日 初日 終日
北海道/札幌 10月25日 4月24日 10月28日 4月19日
青森県/青森 10月29日 4月27日 11月6日 4月14日
岩手県/盛岡 10月22日 5月3日 11月8日 4月16日
秋田県/秋田 11月11日 4月16日 11月13日 4月6日
宮城県/仙台 11月10日 4月9日 11月24日 4月7日
山形県/山形 10月30日 4月28日 11月18日 4月8日
福島県/福島 11月9日 4月10日 11月26日 4月4日

関東地方

都道府県/地点
初日 終日 初日 終日
茨城県/水戸 11月6日 4月14日 12月31日 3月14日
栃木県/宇都宮 11月2日 4月21日 12月18日 3月22日
群馬県/前橋 11月16日 3月31日 12月15日 3月22日
埼玉県/熊谷 11月17日 3月31日 12月29日 3月9日
千葉県/銚子 12月11日 3月8日 1月17日 3月2日
東京都/東京 12月20日 2月20日 1月3日 3月11日
神奈川県/横浜 12月10日 3月1日 1月7日 3月11日

中部地方

都道府県/地点
初日 終日 初日 終日
山梨県/甲府 11月3日 4月14日 12月24日 3月12日
長野県/長野 10月28日 4月28日 11月21日 4月6日
新潟県/新潟 11月25日 3月30日 11月24日 3月30日
富山県/富山 11月20日 4月6日 12月2日 3月29日
石川県/金沢 12月1日 4月1日 11月29日 3月28日
福井県/福井 11月24日 4月5日 12月2日 3月26日
静岡県/静岡 11月28日 3月23日 1月12日 2月9日
愛知県/名古屋 11月27日 3月25日 12月20日 3月7日
岐阜県/岐阜 11月20日 4月3日 12月14日 3月16日

近畿地方

都道府県/地点
初日 終日 初日 終日
三重県/津 12月2日 3月13日 12月22日 3月15日
滋賀県/彦根 11月20日 4月3日 12月13日 3月22日
京都府/京都 11月18日 4月6日 12月15日 3月20日
大阪府/大阪 12月5日 3月17日 12月22日 3月11日
兵庫県/神戸 12月21日 3月12日 12月20日 3月15日
奈良県/奈良 11月12日 4月12日 12月19日 3月17日
和歌山県/和歌山 12月17日 3月6日 12月19日 3月4日

中国地方

都道府県/地点
初日 終日 初日 終日
鳥取県/鳥取 12月4日 3月31日 12月5日 3月25日
島根県/松江 11月22日 4月9日 12月5日 3月21日
岡山県/岡山 12月5日 3月12日 12月18日 3月10日
広島県/広島 12月14日 3月13日 12月11日 3月11日
山口県/下関 1月10日 2月23日 12月12日 3月3日

四国地方

都道府県/地点
初日 終日 初日 終日
香川県/高松 11月24日 4月1日 12月23日 3月1日
愛媛県/松山 12月1日 3月26日 12月21日 2月25日
徳島県/徳島 12月10日 3月18日 12月21日 3月3日
高知県/高知 11月25日 3月16日 12月30日 2月19日

九州・沖縄地方

都道府県/地点
初日 終日 初日 終日
福岡県/福岡 12月12日 3月10日 12月15日 3月5日
佐賀県/佐賀 11月27日 3月27日 12月20日 2月28日
長崎県/長崎 12月10日 3月14日 12月19日 2月28日
熊本県/熊本 11月19日 4月1日 12月23日 2月23日
大分県/大分 12月4日 3月21日 12月21日 2月27日
宮崎県/宮崎 11月27日 3月18日 1月21日 2月7日
鹿児島県/鹿児島 12月10日 3月1日 1月2日 2月16日
沖縄県/-

※本表は2013年12月に作成。平年値は1981年から2010年までの平均。山岳の初冠雪は含まず。出所:気象庁

野菜の科目一覧

野菜の科目を表にまとめました。連作障害を防止するときの目安になります。

科目 野菜
バラ科 イチゴ
マメ科 エダマメグリーンピースササゲサヤインゲンサヤエンドウスナップエンドウソラマメラッカセイ
アオイ科 オクラオカノリモロヘイヤ
ウリ科 カボチャキュウリゴーヤスイカズッキーニメロン
ナス科 シシトウトウガラシトマトナスピーマンパプリカジャガイモ
イネ科 トウモロコシ
アブラナ科 カブダイコンラディッシュカラシナカリフラワーキャベツケールコールラビコマツナタカナチンゲンサイナバナブロッコリー茎ブロッコリーベビーリーフ(ほかにキク科、ヒユ科など)ミズナ
キク科 キクイモゴボウヤーコンアーティチョーク
ヒルガオ科 サツマイモクウシンサイ
サトイモ科 サトイモ
ショウガ科 ショウガ
シソ科 チョロギ
ヤマノイモ科 ツクネイモナガイモ
セリ科 ニンジン
ヒユ科 ビーツオカヒジキスイスチャードホウレンソウ
ハス科 レンコン
ハマミズナ科 アイスプラント
キジカクシ科 アスパラガス
ツルムラサキ科 オカワカメツルムラサキ
ヒガンバナ科 タマネギニンニク長ネギ葉ネギラッキョウリーキワケギ

果菜類根菜類葉菜類

野菜の発芽適温

野菜の発芽適温を表にまとめました。種まきや植え付け時期の目安になります。(関連:野菜の生育適温)

発芽適温 野菜
8℃以上で発芽 レンコン(地下茎)
15℃以上で発芽(発根) サツマイモ(苗)ショウガ
15~20℃ カブジャガイモアイスプラントカリフラワーニンニクベビーリーフ(野菜の種類により異なる)ホウレンソウリーキ
15~23℃ ヤーコン
15~25℃ チョロギニンジンビーツラディッシュオカノリカラシナタカナ長ネギ葉ネギ
15~30℃ ダイコンキャベツケールコールラビ
17~25℃ ツクネイモナガイモ
18~20℃ グリーンピースサヤエンドウスナップエンドウ
20℃前後 ソラマメアーティチョークタマネギナバナ
20~23℃ サヤインゲン
20~25℃ ササゲゴボウオカヒジキチンゲンサイ
20~30℃ トマトラッカセイクウシンサイコマツナミズナ
25℃前後 スイスチャードブロッコリー茎ブロッコリー
25~30℃ エダマメオクラカボチャキュウリゴーヤシシトウスイカズッキーニトウガラシトウモロコシピーマンパプリカサトイモアスパラガス(種子)ツルムラサキモロヘイヤ
28~30℃ メロン
昼30℃
夜20℃
ナス

果菜類根菜類葉菜類

野菜の生育適温

野菜の生育適温を表にまとめました。栽培を開始する時期、終了する時期などの目安になります。(関連:野菜の発芽適温)

生育適温 野菜
15~20℃ グリーンピースサヤエンドウスナップエンドウソラマメカブラディッシュアーティチョークアイスプラントアスパラガスカラシナキャベツケールスイスチャードタカナタマネギニンニク長ネギ葉ネギブロッコリー茎ブロッコリーベビーリーフ(野菜の種類により異なる)ホウレンソウワケギ
15~21℃ ビーツ
15~23℃ ヤーコンコールラビ
15~24℃ ジャガイモ
15~25℃ サヤインゲンチョロギオカノリオカヒジキコマツナミズナ
17~20℃ イチゴカボチャダイコン
18~21℃ ニンジン
18~22℃ ラッキョウ
20℃前後 ズッキーニカリフラワーチンゲンサイナバナ
20~25℃ エダマメゴボウツクネイモナガイモ
20~30℃ オクラゴーヤササゲシシトウトウガラシトウモロコシピーマンパプリカオカワカメツルムラサキ
昼22~28℃
夜17~18℃
キュウリ
22~30℃ ナスメロン
25~30℃ ラッカセイサツマイモサトイモショウガレンコンクウシンサイモロヘイヤ
昼25~30℃
夜10~15℃
トマト
昼25~30℃
夜12~18℃
スイカ

果菜類根菜類葉菜類

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