ナツミカン、ハッサクの育て方

ナツミカン、ハッサクは3月~4月に苗木を植え付けて栽培します。収穫時期はハッサクが12月~1月、ナツミカンが3月~6月です。ハッサクは収穫後、一定期間貯蔵して減酸させてから食べます。ハッサクは受粉樹が必要です。

ナツミカンとハッサクの写真

栽培カレンダー

ナツミカンとハッサクの栽培カレンダー
植え付け(関東) 剪定 開花 収穫

基本情報

名称 ナツミカン / ハッサク
科名 ミカン科
分類 常緑樹
結実年数 3~4年
受粉樹 ナツミカンは不要、ハッサクは必要。
栽培適地 日当たりの良い場所で育てる。関東地方南部以西の温暖な地域での栽培に適する。甘夏(川野夏ダイダイ)は年平均気温が16.5℃以上で、最低気温が-3℃以下にならない地域が適地とされる。ハッサクは年平均気温が15~16℃以上で、最低気温が-4℃以下にならない地域。
花芽分化 1~3月頃。花芽は混合花芽。
植付時期 3月下旬から4月上旬
収穫時期 ナツミカン(夏ダイダイ)は5月から6月、甘夏(川野夏ダイダイ)は3月から4月。ハッサクは12月下旬から1月上旬に収穫。

おすすめの品種

甘夏 川野夏ダイダイ。今のナツミカン。果重400g。夏ダイダイの枝変わり(突然変異)。収穫は3~4月。
夏みかん 夏ダイダイ。昔のナツミカン。果重400~500g。酸味が強い。収穫は5~6月。
八朔 ハッサク。果重300~400g。収穫は12~1月。
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甘夏, 夏みかん, 八朔

生態・特徴

ナツミカン(夏ダイダイ)は山口県、ハッサクは広島県が原産地。果実は春から初夏にかけて流通する。今は一般にナツミカンといえば、酸味の少ない、甘夏(川野夏ダイダイ)のことをいう場合が多いが、昔は、酸味の強い、夏ダイダイのことをナツミカンといっていた(甘夏は夏ダイダイの突然変異種で昭和初期に大分県で発見された)。

ナツミカン(夏ダイダイ)や甘夏(川野夏ダイダイ)は自家結実性があり、1本でも結実するため、受粉樹は不要。ハッサクは1本だけでは、結実しにくいので、ナツミカン(夏ダイダイ)や甘夏(川野夏ダイダイ)などの受粉樹を一緒に植える必要がある。いずれも関東地方南部以西の温暖な地域での栽培に向く。

植え付け・肥料

苗木の植え付けは3月下旬から4月上旬頃に行う。苗木は高さ50~60cm程度で切り返して植える。肥料は毎年、3月に有機質肥料、6月と10月下旬から11月上旬に化成肥料を与える。

受粉

ハッサクは開花したら、ナツミカン(夏ダイダイ)や甘夏(川野夏ダイダイ)などの花粉を用いて人工授粉を行う。人工授粉することで、実つきがよくなる。

摘果

隔年結果を防ぐために、結実したら摘果を行う。摘果は生理落果後の7月下旬から8月中旬頃に行い、甘夏(川野夏ダイダイ)は葉100~120枚あたり1果、ハッサクは葉80~100枚あたり1果になるよう、傷果や小玉果などを取り除く。

収穫

ハッサクは12月下旬から1月上旬頃に収穫し、冷暗所で1~2ヶ月貯蔵する。一定期間貯蔵することで、減酸されて食味がよくなる。

ナツミカン(夏ダイダイ)は5月から6月頃、甘夏(川野夏ダイダイ)は3月から4月頃に収穫する。気温の低い地域では、寒害をうけないよう、12月下旬から1月上旬頃に収穫して、貯蔵、減酸させてから食べるとよい。

剪定

剪定は3月頃に行う。枝は年3回、春・夏・秋に伸びる。花芽は前年の春枝(春に伸びた枝)の先端付近によくつく。前年、実がついた枝には花芽はつかない。剪定では、切り返し剪定はなるべく控えて、込み合った部分の枝を間引く、間引き剪定を主体にして、樹冠内部までよく日が当たるようにする。結果習性はミカンと同じなので、ミカンの剪定も参考にする。仕立て方には開心自然形などが向く。(関連記事:ミカンの育て方


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