イチジクの育て方

イチジクの写真
栽培の概略イチジクは12月~3月に苗木を植え付けて栽培します。収穫時期は6月~11月です。果実の先端が割れて、やわらかくなった頃に収穫します。東北地方南部以南が栽培適地です。単為結果するので、受粉樹は不要です。
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栽培カレンダー

イチジクの栽培カレンダー
植え付け(関東) 剪定 収穫

基本情報

名称表記 イチジク、無花果
科名 クワ科
分類 落葉樹
結実年数 2~3年
栽培環境 日当たりの良い場所で育てる。過湿に弱い。
花芽分化 5月頃から始まる。
植付時期 12月上旬から3月下旬
収穫時期 果実の先端が割れて、やわらかくなった頃。着果後75~80日程度。

おすすめの品種

桝井ドーフィン 夏秋兼用種。果重は夏果150g、秋果80~110g。代表的品種。収穫は7月と8~10月。
ホワイトゼノア 夏秋兼用種。果重60~80g。耐寒性が強い。収穫は7月と8~10月。
ゼブラスイート 秋果専用種。果重40~50g。果実に縞模様が入る。観賞用にも。収穫は8~10月。
蓬莱柿 秋果専用種。果重50~100g。耐寒性が強い。収穫は9~11月。

生態・特徴

  • イチジクの花は果実の内側に咲き、外から見えないため、漢字では無花果と書く。
  • イチジクには夏果専用種、秋果専用種、夏秋兼用種がある。
  • 夏果専用種は果実が6~7月の梅雨時期に熟し、秋果専用種は果実が8月以降に熟す。
  • 夏秋兼用種は果実が両方の時期に熟す。
  • 単為結果するため、受粉樹は必要ない。

栽培適地

  • 東北地方南部以南で栽培ができる。
  • 寒冷地では耐寒性の強い、蓬莱柿などの品種を選ぶと良い。

イチジクの育て方

植え付け

  • 苗木の植え付けは12月上旬から3月下旬頃に行う。
  • 苗木は高さ50~60cmで切り返して植える。

肥料

  • 毎年、12月に有機質肥料、5月下旬から6月上旬と8月に化成肥料を施す。

収穫

  • 収穫は実の先端が割れて、やわらかくなったものから順に行う。
  • 果実は枝の基部のほうから先に熟していく。
  • 通常、着果後75~80日程度で成熟する。
  • 果実の成熟を早める場合は、果皮が黄緑色になった頃に、果実の先端の穴(目)に植物油(サラダ油やオリーブオイルなど)を1~2滴注入すると、1週間ほど早く収穫することができる(オイリング)。

結果習性

  • イチジクの結果習性は一般的な落葉果樹とは異なる。
  • 花芽分化(花序分化)は5月頃から始まり、花芽はその年に伸長するすべての新梢の葉腋(基部1~3節を除く)につく。
  • 秋果は新梢についた花芽が成長して果実となり、その年の8月以降に熟期を迎える。
  • 夏果は新梢の先端部についた花芽が越冬後、成長して果実となり、6~7月に熟期を迎える。

剪定

  • 剪定は12月上旬から2月下旬頃に行う。
  • 秋果専用種の場合、新梢を2~3芽残して切り返す。
  • 夏果専用種は枝を切ると実がつかないので、込み合った部分の枝を間引く、間引き剪定を主体にする。
  • 夏秋兼用種は全体の半分の枝は切らずにそのまま残し、もう半分は新梢を2~3芽残して切り返す。
  • 枝を切るときは、節と節の中間で切るようにする。
  • 仕立て方には、樹高を低く抑える一文字仕立てや杯状仕立てなどが向く。
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