ジャガイモの育て方

栽培カレンダー

ジャガイモの栽培カレンダー
植え付け(関東) 収穫

基本情報

名称 ジャガイモ
画像
ジャガイモの写真
科名 ナス科
栽培適地 日当たりのよい場所で育てる。冷涼な気候を好む。適正な土壌pHは5.0~6.0。
生育温度 地温6℃以上で萌芽が始まる。生育適温は15~20℃。
植付時期 春植えは2月下旬から3月中旬、秋植えは8月下旬から9月上旬。
収穫時期 茎葉が黄色くなって、枯れてきた頃。
連作障害 あり(2~3年)
収穫量の目安 1株あたり5~6個(500g)

植付場所

畝のサイズ 排水性の良い畑では、畝は立てなくてもよい(幅60cmの栽培スペースは必要)。それ以外の畑では、幅(上面幅)60cm、高さ10cm(1条植え)の畝を立てる。
条間
株間 30cm

石灰散布量・施肥量

苦土石灰散布量 不要
元肥の施し方 置き肥
元肥 化成肥料(8-8-8)30gと完熟牛ふん堆肥200gを種芋と種芋の間に置く。
追肥 化成肥料30g/m2(1回あたり)

おすすめの品種

キタアカリ ホクホクした食感。食味良好。人気の品種。
レッドムーン 皮が赤色。粘質で煮くずれしにくい。
デジマ 秋植えもできる。多収。食味良好。
インカのひとみ インカのめざめよりも多収。栗のような風味。
シャドークイーン 果肉が紫色。アントシアニンが豊富。お菓子にも。

生態・特徴

原産地は南米アンデス高原。ジャガイモは春と秋に種芋を植え付けて栽培する。植え付け後、種芋から出た茎の地下部から、ストロンという、地下茎が伸びて、その先端が肥大して芋になる。芋は日に当たると緑化して、ソラニンという毒素が発生するので、生育中に何度か株元に土寄せをして、芋が露出しないようにする。

代表的な品種には男爵薯とメークインがある。男爵薯は肉質が粉質で、コロッケやサラダなどに適し、メークインは粘質で煮くずれしにくいので、煮込み料理などに適している。ジャガイモには、ほかにも、肉色が赤や紫のものなど、多くの品種があるので、好みや用途に応じたものを選ぶと良い。

土作り・畝立て

畑は使用する1週間前までに耕しておく。排水性の良い畑では、畝は立てなくてもよいが、それ以外の畑では、畝を立てる。ジャガイモは弱酸性の土壌を好むので、通常、苦土石灰の散布は必要ない。

植え付け前の準備

種芋は必ず、ホームセンターや種苗店などで、種芋用として売られているものを使用する。食用のものは、ウイルス病にかかっていることがあるので使用しない。

植え付けに使用する種芋は、小さいもの(30~40g程度)は切らずにそのまま使用するが、大きいものは一片が30~40gになるよう、縦に切り分ける(それぞれ2芽以上つくようにする)。切った種芋は、日陰に2~3日置いて、切り口を乾かす。なお、秋植えでは種芋が腐りやすいので、できるだけ種芋は切らないように、小さな種芋を選んで植える。

植え付け

種芋の植え付けは、2月下旬から3月中旬頃(春植え)と、8月下旬から9月上旬頃(秋植え)に行う。栽培スペースの中央に(または畝の中央に)、幅15cm、深さ10cm程度の溝を掘り、そこに種芋を並べる(種芋を切った場合は切り口を下にする)。種芋と種芋の間に、元肥を置いて(元肥が種芋と接触しないようにする)、溝を埋め戻す(覆土は5~8cm)。植え付け直後の水やりはしない。出芽には3~4週間ほどかかる。

浴光育芽

種芋をそのまま植え付けると、出芽が揃わなかったり、欠株が出たりすることがあるので、芽出しを兼ねて、浴光育芽(よっこういくが)してから植え付けると良い。浴光育芽は、種芋から強健な芽を発生させることを目的とした技術で、出芽が1週間ほど早くなる、出芽が揃う、出芽数が増える、欠株が出にくい、黒あざ病(変形芋の原因になる)に強くなる、などの効果がある。秋植えでは浴光育芽は必要ない。

浴光育芽をする場合は、植え付けの3~4週間前に行う。日の当たる風通しのよい屋外(雨の当たらない場所)に、種芋(切らない)を並べたコンテナを置き、種芋に日を当てる。適温は10~20℃くらいで、20℃以上になる場所には置かないようにする。種芋は1週間ごとにひっくり返して、均一に日を当てる。寒くなる夜間は、ビニールシートなどで覆うか、コンテナを屋内に取り込む。3~4週間経つと、種芋から芽が5mmほど伸びてくるので、その頃になったら、種芋を切り分けて植え付ける。

芽かき

植え付け後、種芋からは複数の芽が伸びてくるので、草丈10~15cmほどになったら、2~3本を残し、それ以外の芽を引き抜く、芽かきを行う。芽かきをするときは、種芋が地表に飛び出ないように、種芋の上の土を押さえながら、不要な芽を倒すようにして引き抜く。芽かきをしないと、小さな芋が多くなる。

追肥・土寄せ

芽かき後とその2週間後にそれぞれ追肥を施し、併せて5cm程度の土寄せをする。芋は種芋の上にできる。土寄せをすることで、芋が露出して、緑化することを防ぐ。

収穫

収穫は茎葉が黄色くなって、枯れてきた頃に行う。株の周囲にスコップを入れて、株を掘り起こし、芋を拾う。保存する場合は、日陰で表面をよく乾かした後(芋は洗わない)、ダンボール箱などに入れて、冷暗所に置く。

プランター・袋栽培

プランターや鉢で栽培する場合は、深さ30cm以上、幅60cmの大型プランターで2株、10号鉢で1株が目安。肥料袋などを利用した袋栽培も可能。増し土ができるように、上部を5cm程度、空けておく。


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