クリの育て方

栽培カレンダー

クリの栽培カレンダー
植え付け(関東) 剪定 開花 収穫

基本情報

名称 クリ
画像
クリの写真
科名 ブナ科
分類 落葉樹
結実年数 3~4年
受粉樹 必要
栽培適地 日当たりの良い場所で育てる。耐陰性が弱く、日陰では花芽がつきにくい。寒さに強く、全国的に栽培可能。適正な土壌pHは5.0~6.0。
花芽分化 雄花と雌花で花芽分化の時期が異なる。雄花は前年の7~8月頃、雌花は当年の4月頃(新梢が伸びるのと同時に花芽分化する)。
植付時期 12月上旬から3月下旬
収穫時期 イガが茶褐色になり、落果したものを収穫する。

おすすめの品種

ぽろたん 果重30g。クリタマバチ抵抗性強。渋皮が簡単に剥ける。収穫は9月。
美玖里 果重28g。クリタマバチ抵抗性強。ぽろたんの受粉樹に最適。収穫は9~10月。
銀寄 果重25g。クリタマバチ抵抗性強。食味に優れる。収穫は9~10月。
とげなし栗 果重20g。クリタマバチ抵抗性強。トゲなし。収穫は9~10月。
利平 果重20~25g。クリタマバチ抵抗性普通。焼き栗に向く。収穫は9~10月。

生態・特徴

クリ(栗)の栽培種には日本グリ、中国グリ、ヨーロッパグリ、アメリカグリの4種があり、それぞれ、渋皮の剥皮性や果実の大きさ、耐病性などに特徴がある。日本グリは最も果実が大きいが、他の3種より渋皮が剥きにくいのが難点。日本で栽培される大部分は日本グリで、果実はゆで栗、栗ごはんなど料理や菓子の材料などに幅広く利用される。中国グリは焼き栗(天津甘栗)が有名。

クリの果実は通常、トゲのあるイガに包まれているが、果実をとりやすいトゲのない品種もある。品種を選ぶときはクリタマバチ(新芽に産卵して虫こぶをつくる害虫)に抵抗性のある品種を選ぶとよい。

クリは自家受粉では結実しにくいので、結実させるには他品種(受粉樹)の混植が必要となる。クリは寒さに強く、日本全国で栽培ができる。

植え付け・肥料

苗木の植え付けは12月上旬から3月下旬頃に行う。苗木は高さ50~60cmで切り返して植える。クリは大木になるので、植え付け場所はよく考えて決める。また、クリは果樹のなかでも耐陰性が弱く、日陰では花芽がつきにくくなるので、日当たりの良い場所を選ぶことが重要。肥料は毎年、12月に有機質肥料、3月と収穫後に化成肥料を与える。

受粉

クリは雌雄異花で、同じ株の中で、雄花と雌花が分かれて咲く(実がつくのは雌花)。穂状に咲くのが雄花で、その雄花の基部に咲くのが雌花。クリは受粉樹が近くに植えてあれば、風媒で受粉するので(花粉の届く範囲は10~20m)、人工授粉する必要はない。

収穫

果実は成熟すると、イガが茶褐色になり、外皮が割れて落下するので、落ちたものを拾って収穫をする。

剪定

剪定は1月上旬から2月下旬頃に行う。クリは前年枝の先端付近についた花芽から出た新梢に雄花と雌花が咲く(前年枝の中間部にも花芽はつくが雄花のみの花芽)。クリは日当たりが悪いと花芽がつかないので、込み合った部分の枝を間引いて、樹冠内部に日が当たるようにする。クリは間引き剪定を中心にする。枝先をむやみに切り返すと、実がつかなくなるので注意する。仕立て方は変則主幹形や開心自然形仕立てなどが向く。


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